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採択後も「事業の今」と繋がりつづける。海士町未来共創基金の定期訪問会

ないものはない 海士町公式 note

2021年度未来共創基金で採択された事業である、なまこ漁師会さんの「ナマコ事業」と宇野さんの「マリンボート事業」。2021年度事業が提案されてから約1年がたち、「事業の今」を知るため、海士町未来共創基金の審査員とアドバイザーのみなさんが事業訪問をされました。

海士町未来共創基金で採択された事業は、採択後も定期的に事務局に進捗を共有をし、審査員のみなさんにも半期に一度、事業の状況を報告しています。

審査後も、引き続き事業所と関わり合っていくことがこの基金の特徴の1つなんです。

海士町未来共創基金
海士町へのふるさと納税を原資に、島の未来に繋がる事業へと投資・共創を行うために設置された基金です。
運営 : 海士町未来投資委員会

定期報告の様子をお届けする前に、まずは改めて海士町未来共創基金の審査員のみなさんをご紹介したいと思います。

今回事業訪問された枩山さん、白井さんのお2人と、竹本さん、枝廣さん、海士町役場財政課長の藤田さんの5名の方が審査を担当されています。


枩山聡一郎さん
株式会社eumo 取締役

今回審査員をしてみて、未来共創基金を通して何かを応援する姿が素敵だと思いました。海士町のことを応援しているなど、採択された事業のお2人も何かを応援していると思います。そういった応援で町が作られていく。海士町のこれからが楽しみです。


白井智子さん
新公益連盟代表理事

事業を申請していただいてからずっと携わっていて、今回現場を見せていただき、本当に事業としてスタートしたんだという感覚がしました。これからも事業が成長していく応援を、伴走ができることをうれしく思っています。


藤田諭さん
海士町役場

投資案件初年度の2事業を審査し、この熱意と計画が確実に地域社会の未来に向けて成長する姿が創造でき、楽しみに感じています。
多くの町外からのふるさと納税を活用し、町民のアイデアで「心はひとつに笑顔はいっぱい」となる、多くの人々の幸せにつながることを期待しています。


竹本吉輝さん
株式会社トビムシ 代表取締役 海士町経営補佐官


枝廣淳子さん
 有限会社イーズ 代表取締役 海士町魅力化ファシリテーター



絶景の海と自然を巡る「隠岐島前クルージング」

マリンボート事業報告会

マリンボート事業は、提案者の宇野さんらが株式会社3setとして起業され、本格的に動き出しました。現在8人の船長とともに運航しています。7月までの利用者数は計22組(島内5組)でした。北海道から沖縄まで、多くの方が乗船してくださいました。


事業報告会では、予約体制の確認、業務の流れ、事業にかかる費用について審査員のみなさんに報告しました。隠岐島前クルージング事業はまだまだ始まったばかり。事業を継続していくために、振り返りを大切にされています。


また、今ある課題を審査員のみなさんと共有し、今後に向けてのディスカッションをしました。特に広報と予約場所を増やすことに力を入れ、海士町観光協会をはじめ、宿泊施設、地域のお店などからも予約できるよう、地域と連携しながら進めていく予定とのことです。

▼事業の詳しい進歩状況はこちらから!


星空クルージングに乗船!

審査員のみなさんと星空クルージングに乗船。クルージングがどのように提供されているのか、実際に体験させていただきました。

この日の星空ではありませんが、これくらいの満点の星空が広がっていました!

町の光が届かない、空の星だけが輝くスポットへ案内していただき、数十分の間、星を眺める時間を過ごしました。

審査員のみなさんからは、観光で来られた方々も、島内で暮らしている方々も楽しめるアクティビティだったとの声が。島内の方にも楽しんでいただけるよう、バースデープランなど、新しいプラン内容もあるといいのではないかというアイデアが生まれました。

▼ご予約はこちらから


未来共創基金審査員より

海士町未来共創基金の素敵なところは、チャレンジする人たちに共感して、応援してくれる人がいることだと思います。

8人の船長さんやそのご家族、事業のファンのみなさんたちが宇野さんの事業を応援している。そこに宇野さんの想いも重なり、共に走っている姿が印象的でした。

今回の報告会で、みなさんの連携を見られたことがとてもよかったです。宇野さんのワクワクが、どんな風に広がっていくのか、これから大きくなっていく事業が楽しみです。


ナマコとともに生きていく

ナマコ事業報告会

ナマコ資源増殖支援事業は、多井地区の漁港内に増殖礁を設置し、増殖に向けて取り組んでいます。この事業は、5年間の歳月をかけて進めていく予定で、これまでの計画を共有しました。

ナマコ加工場にて


現在、海士町では年間約5トンのナマコを漁獲していますが、1番多い年で約9トンほどに達していました。ナマコ自体の数も減ってきていますが、海士町で漁獲する人も減ってきているという課題もあります。

また、海中を漂う幼生から育ったナマコを捕まえるために人工藻(藻じゃ藻じゃ)を海に沈めましたが、経過観察時は稚ナマコが少ない現状でした。

まだまだ始まったばかりなので、これから様子を見ながら試行錯誤していくとのことです。

ナマコはまだ謎めいている部分が多いそう。ナマコが増殖礁の中で何匹くらいで住むのが快適なのか、ナマコがいつ卵を産んでいるのか、生態を調べてデータを提示し、県と連携しながら事業を進めていく予定です。

▼事業の詳しい進歩状況はこちらから!


ナマコの育成場所を見に行きました!

多井地区の漁港に設置した増殖礁。稚ナマコは小さいため、魚やカニなどに食べられてしまわないよう、稚ナマコの隠れ家として作りました。

ナマコは半年ほどかけて島を半周することができるそう。日光にあたるところが嫌いだったりと、ナマコの生態について教えていただきました。

多井地区の漁港


未来共創基金審査員より

事業採択後半年ぶりにナマコの加工場・増殖礁を見にいきましたが、これからも海士町へ訪れるたびに、必ずこのナマコを定点観測したいと思いました。それくらい未来共創基金で投資したものが、みるみる形になって、事業として大きくなっていることをうれしく思います。

ナマコはまだまだ謎めいたことで溢れている。これからこの事業にどのような変化が起こっていくのか、その無限の可能性を見守っていけることが楽しみです。


今年度のこと

2022年度後期、海士町未来共創基金の公募を行っています。応募期間は、8月10日(水)まで。申請条件は、海士町の未来につながること、下限500万からの案件の2つのみです。この資金をもとに本気でチャレンジしてみたい方をお待ちしています。

※2022年度後期の募集は終了しました。


挑戦と応援が未来をつくる

海士町未来共創基金事務局の田中さん、マリンボート事業の宇野さん、ナマコ事業の宮﨑からメッセージをいただきました。

ふるさと納税で海士町を応援してくださってるみなさんや、海士町のみなさんへ

事務局 田中さん:海士町未来共創基金は、海士町へのふるさと納税を原資に、島の未来に繋がる事業へと投資・共創を行うために設置された基金です。

ふるさと納税で応援いただいた寄付金は、未来共創基金を通して、海士町の未来のためになる事業に投資させていただきました。みなさんのご協力のおかげで、順調に事業がスタートしています。

今後も、この事業プロセスを海士町の関係人口でもある納税者のみなさんや海士町のみなさんに公開しながら、島の未来へ挑戦し続けたいと考えています。


未来共創基金にエントリーしたいと思ってくださっているみなさんへ

事務局 田中さん: 海士町には多くの社会課題があります。少子高齢化、事業継承者不足、若者の流出、人材不足など。それをこのまま放っておくのではなく、海士町でいい未来を実現したいという熱量に、「今」投資をし、共に創っていこうというのが「海士町未来共創基金」のコンセプトです。

未来を創るのには時間がかかります。取り返しのつかない未来になる前に投資をする。そう考え設立されたのが「一般社団法人未来投資委員会」です。

1次審査を通過した案件には、アドバイザー・伴走者がつき、申請者と共に事業をブラッシュアップし採択まで共に走りぬきます。投資後も理事やアドバイザーが定期的に訪問しフォローをしているのです。

海士町未来共創基金事務局を担っている私たちも、できるかぎり挑戦者の助けになるようお手伝いをさせていただいており、ともに海士町の未来を創る仲間でありたい、そう思っています。現在、挑戦者を募集しています。ご応募お待ちしております。


最後に、2021年度未来共創基金に事業を提案された宇野さん、宮﨑さんから、エントリーを検討されているみなさんへの応援メッセージをお伝えさせてください。

マリンボート事業 宇野さんより
島のためになることを第一に考えながら、未来共創基金のみなさんと一緒に事業を作ることができました。今後も、次世代に残っていくような、次に繋がる事業が、未来共創基金から作られていくことを楽しみにしています。


ナマコ事業 宮﨑さんより
事業を作りたいと手をあげることで色々な人に応援していただいたり、未来共創基金のみなさんから疑問点を投げかけてもらうことで、事業を見直すことができたり、ともに事業を作ってくださる方々のおかげで覚悟が定まりました。みなさんもぜひ、勇気を出して手を挙げてみてください。



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2日間の定期訪問会に同行させていただき、みんなで海士町の未来をつくろうとしている様子を目の当たりにしました。手を挙げて全力で取り組む人がいること、それを支える仕組み・人がいること、それを心から応援している人がいること。

全ての方々の力が合わさって、新しい挑戦が生まれていて、その挑戦で海士町がもっと彩られていくのだろうと感じました。みなさんの想いが重なり合って、大きな大きな力になっていることが素敵ですし、私自身も海士町の未来をつくる、その一員でありたいと思いました。

今後も採択された事業に関する情報を海士町noteや未来共創基金noteでご紹介していきます。事業をあたたかい目で見守ってくださるとうれしいです。

海士町未来共創基金の原資であるふるさと納税による応援もよろしくお願い申し上げます!


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ないものはない 海士町公式 note
「ないもの」はなくていい。大切なモノゴトはすべてここにある。島根県隠岐諸島に位置する挑戦の島、海士町(あまちょう)です。私たちの「島じゃ常識」を発信中! 2011年に「ないものはない」宣言 → https://naimonowanai.town.ama.shimane.jp/