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海士町みんなのnote

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海士町のみなさんが更新されているnoteや、海士町のことを書いてくださったnote、#海士町のnoteなどをまとめています。
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#日本料理

海士町みんなのnoteをご紹介!自然体の海士町をお届けします。

海士町で暮らし働いているみなさんや、移住されたみなさんがnoteを更新されています。海士町のみなさんのnoteを通じて、島の様子を知ることができたり、自分が知っていることとは違った視点で、海士を見ることができるかもしれません。 「海士町みんなのnote」マガジンで、海士町でのできごとや取り組み、施設・事業所の情報、イベントなどを知る方法の1つとして活用いただけたらなによりです。 それでは、「海士町みんなのnote」に掲載しているみなさんをご紹介します。 海士町の事業所や

備忘録

栄養士として転職しようか、調理専門学校に通って料理人を目指そうか、興味がある農業の方に進もうか…。自分の好きな"食"に携わる仕事はしていたいなと思いつつ、次のステップを探していた中、SNSの広告で島食の寺子屋を知り、自分のやってみたいことが盛りだくさんだ!と行動を起こし始めたのが去年の今頃。ここに来ようと思い立ってから、早いことに1年が経った。 授業で食材調達にあちこち出向いたり、休みの日に都合が合えば、個人的にも農家さんのお手伝いをさせてもらえたり、キッチンを飛び出すフィ

爽秋

風は少しひんやりと。深まる秋。 寺子屋の桜、離島キッチンのある隠岐神社の銀杏、柿、紅葉もすっかり秋らしく染まり。 たわわに実る銀杏、零余子に手を伸ばす。 離島キッチンで提供する食材も秋一色に。 薩摩芋、南瓜、零余子。初めて出会った食材「マコモダケ」は収穫したその日にお客様のもとへ。 1品1品に秋の食材、色づいたあしらいでより鮮やかに。 ✽薄刃はぎの薄造り 11月は、私の中では薄刃はぎの月。 幸運なことに、三夜連続の会席にて薄刃はぎの薄造りを担当させていただき。 お造り担当

実りの秋、実践の秋

******************************************************* 1)寺子屋の実践  2)寺子屋を飛び出して挑戦!   - 秋の夜長に日本酒語らnight - ******************************************************* 1)寺子屋の実践 イチョウ、紅葉、桜の葉…料理のあしらいに使う葉っぱの中にもだんだんと赤や黄色が混じり、寺子屋のみんなで銀杏と零余子集め。道行く先々で見かける

10月「求める」

  寺子屋に向かう坂道。金木犀がいい香りを放ち始めた10月。     さつまいも、栗、みかん、柿、銀杏、むかご、新米。出会うもの、大好きなものばかり。一番好きな季節。実りの秋。     朝晩のひんやりした空気や羊雲。色付き始めた木々の葉。すすき越しに見る海。ゆっくり時間が過ぎてほしいと願っても、季節の移り変わりを感じずにはいられない。     次々と旬のものに出会う喜びと、季節が進むことへの寂しさと焦り。この2つの気持ちは離れることなく、いつも同時に湧き上がってくる。

秋の訪れ

10月はとにかく実践の毎日。二日前から仕込みをし、離島キッチンの営業が終われば、次の日からまた仕込みの繰り返し。正直、休みも少なく、忙しくて自分の目標を忘れてしまいそうになってしまう時があった。 1年間という短い期間の中で無駄にできる日など1日もない。毎朝、自分自身を見つめ直して登校するようにしている。6月の実戦に比べたら、仕込みは確実に早くなってきていると実感している。自分たちのやるべきことを効率よく行えて行けるようになった。 しかし、まだまだクオリティを上げていかなけ

思いやり

2024/10 10月はあまり海士にいれなくて、寂しかった。 帰ってきたらやっぱり海士大好きー!ってなった。目と耳が癒されて心が落ち着く。金木犀のいい香り。むかご。銀杏。すっかり涼しくなって半袖じゃ寒い。寒くなってきてるってことはいよいよ終わりが近づいてきてる。ほんまに悲しい。 私の中で一番大切だと思っていること、思いやり。それを改めて感じることがあった。 わたしは今本気の焼き物教室に通っている。勇木さんという海士町の陶芸家さんが島民限定10名の方に本気で教えてくれる。お

時雨月のいろは

校舎への坂道をあがる度、ふわりと風にのって金木犀の甘い香りが鼻をくすぐる。金木犀はその香り高さから、千里先まで届く香りという”千里香”という別名があるそう。 たった1週間たらずの短い開花でも、十分すぎるくらい秋の香りを楽しませてもらった。 金木犀だけじゃない。山からは栗、銀杏、早生みかん、真菰竹、零余子、薩摩芋、南瓜、秋茄子。 海からは赤羽や室鯵、九絵の脂たっぷりの身が美味しくなってきた。 離島キッチンやお弁当の中の景色も秋をうつして、色鮮やかになっていき心が踊る。 ◯「秋

曇りのち晴れ

 10月の半ばからこの崎だんじり弁当の11月3日までの約20日間程で休む暇もあまり無く、精神的にも体力的にも厳しいが、自分1人が離脱することによるチームへの迷惑や責任感なども気に留めながらここが今後の自分の為にも踏ん張りどころであると感じています。 この実践のピークで個人としては掴み切っておきたいところは、まずは前でも話した通りこの大変な時期だからこそ目を背けず責任感を持って最後まで完遂し終えること、を前提に何をするにしても完成のイメージや、細かい作業でのイメージなどをちゃ

9月「先を見る」

台風一過の晴天。9月のスタートは本土から。京都研修へ。 【卒業の先】      料理が好き。発酵調味料作り、季節の手仕事、保存食作りが好き。自然が好き。畑が好き。     旬のものを使う。できるだけ自然のもので、体にいい素材を選ぶ。農家さんなどの生産者さんと食べる人を繋げる。自分も菜園をもつ。自然を楽しむ生活をする。古くから続く暮らしの知恵を大切にする。     好きなこと、やりたいこと、夢と理想はたくさんあるけれど、具体的なステップは…。     4月に書いた「始めの

難しい

二〇二四年九月 九月最初は夏休みに入って、久しぶりに友達に会ったり親戚に会って幸せな時間を過ごした。自分のやりたいことと行きたいとこ食べたいものリストは全部制覇した。本土に帰って信号があってコンビニがあっての生活はもう馴染まれへんやろなぁ、とか思ってたけど本土ついた3時間後ぐらいにはもう何に対しても、わあ!ってなる感情は無くなっててちょっと変な気持ちになった。 休みの間に、気になっていた日本料理店に行ってきた。まず初めてお高い料理屋さんにひとりで行って、すごく緊張したし怖か

自棄かひなし

【寺子屋に入学して半年が経過して迎えた京都研修】 鳥米さんと辰巳屋さんの厨房での動き方、完成された料理の盛り付け、もし半年前に同じ景色を見ていても見え方が違ったと思う。まず厨房の中で自分との違いを1番感じた点が「迷いが無い」という所。鳥米さんの厨房組の方達は料理人として10数年経験を積んでいた方達なので作業を淡々とこなしていたし、無駄もほとんど無く感じた。辰巳屋さんの厨房組の方達はまだ1年目や2年目の方達が多く働いていて、さらに自分と近い年齢の方達が多くいたけれど、自分とは

好きこそ物の上手なれ

京都研修一日目。昼は松尾大社の近くにある鳥米さん、夜は宇治川沿いにある辰巳屋さんにお邪魔し、美味しく味わいながら研修させてもらった。 鳥米さんでは、私達がやっている留学弁当と同じ、松花堂弁当形式で料理を提供していただいた。松花堂弁当は、会席料理が一つの箱にぎゅっと盛り付けられ、手軽に楽しめるびっくり箱のような良さがあると女将さんが食前にお話してくださり、私も食べる人を驚かせられるような料理・お弁当が作れるように頑張りたいと思った。日本の四季を感じられる様な器選びや、箱に"詰

菊月のいろは

 あいにくの台風で中止になったキン二ャモ二ャ祭り予定日の8月最後の日は、降ってきそうな満天の星空だった。翌日の澄んだ青空を目に焼き付けて、私たちは久しぶりに本土へ渡った。 寺子屋の夏休みの始まり。    京都研修の前に、個人的にインターンに行かせていただいた。インターン先は京都の上賀茂にある小さな八百屋Gg’sさん。京都で盛んだった昔ながらの”振り売り”という行商を現代のスタイルでされている。  Gg'sさんは大原へ野菜の仕入れに行き、飲食店や個人のお客様にお届けしている。