島根県の離島と高校をもっと豊かにしたい!高校生二人で「海士照らす」。クラウドファンディング型ふるさと納税を実施します!
隠岐島前高校生が主導する、ガバメントクラウドファンディング(ふるさと納税を活用したクラウドファンディング)が、本日からスタート!
プロジェクトを担当する、南本さん、田中さんからの記事をご紹介します✨
こんにちは。
あまてらすプロジェクトの南本 夏江と田中 宏海です!
今回私たちは、5/24(金)~8/21(水)の期間で、目標金額200万円のクラウドファンディング型ふるさと納税の資金調達に挑戦します!
あまてらすプロジェクトとは…
隠岐島前高校が使用する電力の50%を再生可能エネルギーで賄うために、太陽光パネルを設置するプロジェクトです。
現在、学校は年間310万円ほどの電気代を支払っており、その中には島根県教育委員会の学校管理運営費が含まれています。100%を中国電力より購入していますが、この半分をあまてらすで発電した電気に切り替えることにより、学校側・県側双方の経費削減が可能になります。
また、太陽光パネルは防災時の利用も想定され、避難場所となる高校で安定した電気の供給をすることができます。
そして、将来的には売電により得た利益で、高校生の活動の選択を豊かになり、より良い学校環境を整えることも目指しています。
きっかけは高校の授業!?
プロジェクトの発足には、私たちが通う隠岐島前高校の夢探究授業がきっかけとなりました。夢探究とは総合的な学習のことを指しており、1年生から地域課題や地域資源について深く学び自ら考えるカリキュラムです。そこで私たちに種を蒔いてくれたのが海士町在住の大野佳祐さんでした。
島のエネルギーに着目し「島前高校が電力で自立するにはどうしたらよいか?」を問う夢探究です。仲間と学び合う中で「これなら自分たちでもできるのではないか?」と思いはじめました。
約10回の授業を経て私たちが出した結論は…
「約200枚の太陽光パネル設置により、高校の月間電気使用料量の半分を賄うことができる。また電気のLED化・グリーンカーテン設置・最新の冷暖房設備を導入することで省エネ対策を可能にする。」というものでした。
…ここで完結する授業のはずでしたが「それを実現しよう!!!」と立ち上がったのがこのあまてらすプロジェクトです。
この授業の成果を自分たちの力で実現したい!
発起人は起業についてはド素人の私たち2人。
唯一自覚していたのは多額の資金が必要ということ。
授業の中で概算したところ、約3000万円の費用がかかるという現実を突きつけられました。
そこで、まずは広くたくさんの方に「あまてらす」プロジェクトを知っていただくため、月に一回noteに記事をアップすることから始めました。
その中で見つけたのがnoteクリエイターサポートプログラムです。自己実現の資金として、魅力あるクリエイターに上限100万円を支援するというものでした。まずは会社を立ち上げるための費用をと、望みをかけて自分たちの想いを記事にして応募しました。
ありがたいことに45万円の支援をいただくことができました。また、ときを同じくして大野さんから「そのプロジェクトをうちでやらないか。」とお誘いを受けました。
大野さんは交交株式会社を経営しており、再エネプロジェクトに取り組んでいます。実績のある交交と一緒に事業を進めることができたら本当に実現できるかもしれない!
そのような経緯もあり、交交株式会社の高校生事業部としてあまてらすプロジェクトがスタートしました。
さらに大きな一歩!!
次に大きな出来事となったのが、高校を管理する島根県教育委員会に太陽光パネル設置の許可をいただきに行くことです。
経験のない私たちにとっては、とても難しく、とても貴重な経験でした。
約3ヶ月の期間を費やして企画書を作成し、2023年3月に事業説明をさせていただきました。
島根県初の取り組みであることや、設置場所の再検討や防水工事費の支払いなどの想定を超える出来事もありました。
それでも、皆様のご協力やご理解を得て、事業説明から約1年後には無事に許可をいただくことが出来ました!!
そして今こうして、クラウドファンディング型ふるさと納税での資金調達もスタートすることができています。
今回、あまてらすプロジェクトは、今日リリースするガバメントクラウドファンディング(クラウドファンディング型ふるさと納税)と、通常のクラウドファンディング( CAMPFIRE )の2つのサイトで資金調達を計画しています。
2つのクラウドファンディングを併用する理由としては、高校の卒業生など納税対象ではない人からの寄付を獲得するため、ふるさと納税をすることが難しい方が寄付をする一つの手段として通常のクラウドファンディングを用意をしました。
CAMPFIREのリリースは6月の上旬を予定しているので公開次第、あまてらすnoteでお知らせします!
あまてらすの由来は?
「あまてらす」の由来は、隠岐島前高校がある「海士町」を「照らす」、そして太陽光を利用することから太陽の神・天照大神にあやかって名付けました。今後は隠岐島前高校での実績を追い風に、海士町の学校施設等に太陽光パネルの導入も進めていく予定です!
私たちの想い
プロジェクトを主導する私たちには、その名の通り、海士町を経済的に豊かなまち、高校生と地域住民が活発に交流できる未来豊かなまちにしたいという強い想いがあります。
一般の高校生では到底体験できない非日常をくれる懐深い町に、何か少しでも恩返しができたらと考えていたところ、「再生可能エネルギー事業」という町の課題と私たちの希望が出会い、学校・地域・島根県・沢山の方々のご協力をいただきながら、現在プロジェクトを進めています。
今後の目標は、売電を通して得た利益で高校生の選択を豊かにすること、高校卒業後もプロジェクトが残り続け、島の生活を支えられることです。たとえば、学園祭の予算を増額したり、検定費用の全額補助が複数回可能になったり、著名人の講演会の定期開催も夢ではありません。
未来の島前高校生と地域住民のために、「現役高校生」という期間限定の私たちが、この先その役割を果たし続ける持続可能なプロジェクトを進めことができるなら…それは新しい挑戦だと思いませんか?
私たちの未知なる踏み込みに、どうか皆様のお力添えをお願いいたします!
あまてらすメンバー紹介
あまてらすプロジェクトのプロジェクトメンバーを紹介します。
(名前から各々のfacebookに飛べますのでぜひ覗いてみてください!)
交交株式会社 高校生事業部
交交株式会社
クラウドファンディング型ふるさと納税について
応援をよろしくお願い申し上げます!
終わりに
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
初めて海士町や隠岐島前高校について知る人も少なからずはいらっしゃると思います。高校の紹介をまとめた記事をご紹介させてください。
また、あまてらすプロジェクトのnoteは、月一回の更新を目指しておりますので、月末にはぜひ覗きにいらしてください。今後ともどうぞよろしくお願いします!