あたたかいごはんを、みんなで食べる!海士町の地域食堂🌻
「みんなで作り、みんなで食べ、みんなで楽しむ」。
昨年10月に始まったひまわり食堂は、海士町社会福祉協議会の”食つなぎチーム”が運営する地域食堂。
食つなぎチームやボランティアスタッフのみなさんが調理をし、開催地区のみなさんはどなたでも参加していただけるイベントです。
食つなぎチームが掲げている「食で地域をつなげる。」を目標に、これまでにもさまざまな地区をまわり、ひまわり食堂は開催されてきました。
そんな、地域のみなさん誰もが参加できるひまわり食堂の様子、のぞいてみましょう👀
今回、ひまわり食堂が開催されたのは
海士町保々見地区の公民館(天川会館)。
天川会館の中に入ってみると…
ボランティアスタッフのみなさんがキッチンで調理中です!
今回ボランティアとして参加されていたのは、
海士町のみなさん、大人の島留学生、隠岐島前高校生、JICAグローカル生のみなさん。
お昼頃には、お声がけした保々見地区にお住まいのみなさんが公民館に来てくださるそう。
ボランティアスタッフの力を合わせ、
”35人前のお料理”を作っていきます!
ちなみに今回のメニューは、
わかめおにぎり
いかコロッケ
けんちん汁
ゆずなます
以上の4品!
お料理の名前を聞くだけで、なんだかお腹が空いてきますね。
4チームに分かれてひたすら食材をカット!
キャベツの見事な千切りから、
わかめおにぎりのわかめも、みじん切りに!
小さなお子さんもおてつだいしてくれました!
野菜カットが終わると、おおきな鍋でコロッケのタネを炒めます。
公民館の中が
じゅうじゅういい音と、おいしい香りいっぱいにつつまれていきます。
コロッケのタネが仕上がったころには、
少し早めに来てくださった保々見地区のみなさんも、一緒にコロッケを丸めてくださいました!
料理をしながら手を動かしていると、
自然と会話もはずんで、なんだか楽しいですよね。
さあ、コロッケが揚がると4品全てが完成です!
公民館にもたくさんの人が集まり、
みんなで手を合わせてから一緒にご飯をいただきます。
たくさん食べて、たくさん話して、
たくさん笑って。
地域のみなさんとつながって、
あたたかいごはんを食べられる楽しい時間でした。
最後はしっかりと
お片付けをして、
本日のひまわり食堂は終了です。
メニュー決めから当日の企画運営を担当されている、
海士町社会福祉協議会の管理栄養士、深瀬さんと坂口さんからメッセージをいただきました!
深瀬湧さん
「地域の交流が薄くなってきている現代で、
毎回たくさんの方が集まってくださるのは、海士町ならではの強みだと思います。
自分自身、地域に出ることへの不安もありました。
ですが、どの地区も人の温かさを実感しながら楽しく開催させてもらっています。
地域のイベントは、行きにくいと感じる若い方も多いと思います。
ひまわり食堂は”1番気軽に行ける地域イベント”になれるよう、日々楽しさを追求していきますので、ほんの少しの勇気を出して、ぜひ足を運んでみてください!」
坂口真穂さん
「ひまわり食堂をやっていて1番うれしい瞬間は、やっぱりみなさんがごはんを食べているところをみているときです。
おいしい笑顔、楽しい笑顔、あたたかくて優しい時間をみているのが好きです。
幸せだなと感じます。
ひまわり食堂に集まってくださるみなさんがいるおかげで、ひまわり食堂は成り立っています。
調理中も私たちは見守るだけで、毎回ボランティアの方たちがスムーズに調理してくださっています。地区の方をひまわり食堂にお誘いしてくださる方がいたり。
ありがとうと言って帰ってくださる方々。
皆さんの優しさとあたたかい言葉に支えられています。感謝の気持ちでいっぱいです。
今後も"食"を通して地域が、
人がつながるきっかけをつくっていけたらと思います。」
▼お二人のことを詳しく知れるnoteはこちら!
2023年10月からスタートした、ひまわり食堂。
海士町社会福祉協議会の食つなぎチームのみなさんの気持ちが、地域をつないでいます。
次はみなさんの地区にやってくるかもしれません。
その際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
(R5年度大人の島留学生:柿添
写真一部提供:海士町社会福祉協議会)