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海士町民具展示館へ!昔ながらの知識や想いにふれる場所を見つけました。

明治時代の電話機。
海士町noteスタッフの私は、はじめて実物を見ました!

とある日のシェアメイトとの話。
シェアメイト:「民具館って知ってる?」
私:「え、なにそれ、知らない。」

つい最近、そんな話から海士町に民具展示館があることを知りました。

それも勤務先の海士町役場から徒歩約5分の場所にあったとは!
島の玄関口である、菱浦港からはバスや車で約10分です。

地図で示すとこの辺です👇


というわけで、行ってきました!!

海士町役場から歩いて、『隠岐神社』を経由。

隠岐の歴史を象徴する隠岐神社

後鳥羽院に関係した品々が展示してある。『海士町後鳥羽院資料館』

後鳥羽上皇や隠岐神社のことを知るなら海士町後鳥羽院資料館

美味しいパンや雑貨も販売しているお土産屋さん『つなかけ』を過ぎると…

右の建物はパンが美味しいつなかけ🍞

ありました!『海士町民具展示館
みなさんこの施設をご存じでしたでしょうか?
私も、海士町生活半年でようやく知るとは…。

海士町民具展示館に到着!
入り口には可愛い馬の埴輪がお出迎えしてくれます!

馬の埴輪にこんにちは

中に入るとこんな看板が!
実はこの民具館、無料で入ることができます。

まねかれてますね~🐈

入ってみると何だこの空間は!!
今では使われなくなった昔の生活道具などがズラリと展示されています..。

2階もあって、意外と広い!
想像以上にボリュームのある展示物。建物も木造で雰囲気も魅力的です。
色んな民具にワクワクします!

━ 展示されている民具を一部ご紹介! ━

足踏脱穀機(あしぶみだっこくき)
足ふみの力を動力に脱穀作業をするもの

説明書きもあるため、道具の使い方などもわかりますね。
はじめてみる道具もたくさん!

斗掻(とかき)
枡で穀物などを量るとき、盛り上がった部分を平らにならすための短い棒

手回式洗濯機!!!今は電動なのに…。
なんだかタイムスリップした気分になります。

手回式洗濯機ハンドルを回して洗うもの。
脱水機能はありません。

これは何でしょう...?
こちらは、手風琴てふうきんという明治中期頃から用いられたアコーディオン。楽器だったんですね…!

明治中期頃のアコーディオン手風琴

ぎっしり並べられている民具たち。
思わず、ずっと見ていたくなる空間です。

最後は可愛いポストも

こんなに素敵な『海士町民具展示館』
実はあまり知られていないらしい…。

そんななか、現在は大人の島留学の坂梨さんと橋川さんが海士町民具展示館を盛り上げようと奮闘中!民具館の面白さを聞いてみました。

坂梨さん:
民具を通じて日本の古き良きみたいなところを知ってもらいたい。私も最近、「掃除機」より「ほうき」のほうが便利な気がしている。昔の道具には知恵が隠れていて、色々考えて作られているから、そのすごさも感じてもらいたいです。

坂梨さん(左)、橋川さん(右)

橋川さん:
民具と情報だけがあればそれを見比べるだけで終わってしまうけど、「これはこういう道具だったんだ」、「この民具を持ち上げたってことはどんな体格だったのか」、「こんな道具あったんだ!なにこれ!?」って色々想像してもらえたらうれしいです。ほかの民具館と違ってモノであふれているからこその面白さがあると思います。

さらに実際に民具を使ったことがある方に話を聞き、民具館新聞を作成するなど民具を広める活動も計画中とのこと!今後の活動も楽しみです!

1度は入ってもらいたい場所。
旅の途中にふらっと訪れてみてはいかがでしょうか。

(R5年度 大人の島留学生:渋谷)


島との距離は離れても、気持ちはいつも近くに