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【5月のオープンアイランド】人と人とがつながっていく体験を。


5月22日(土)、23日(日)にオープンアイランドが行われました。
今回は島内に住む、主に大人の島留学生、島体験生が参加し、大人の島留学生である私も参加しました。初めての経験や、いろいろな方と携わる機会となった当日の様子をご紹介したいと思います!

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オープンアイランドとは

オープンアイランドは、文字通り「島をひらく」ということで、「また会いたくなる人に出会える2日間」をコンセプトとしています。オープンアイランド実行委員会が主催しており、

テーマは「観光から『関係』へ」

島の日常、人とのつながりに触れていただき、積極的に観光地などは行かず、島の人と一緒だからこそ見られる風景、島のつながりがあるからこそ出会える人、そんな島の日常にある風景や人と「出会う機会」をお届けします。毎月開催する予定とのこと。

6月19,20日(土日)開催!オープンアイランドの詳細はこちら
応募期限:6月12日(土)まで

5月のオープンアイランド

以前、町内で鳥をさばいたことがあったということを聞き、参加者にも経験してもらいたい気持ちと、田植えの時期であったことから、5月のオープンアイランドでは、この2つが体験メニューとなりました。

2日間ともに、地域の方が話しかけてくださったりと、島のつながりを感じられる内容だったと思います。

また、なかなか触れることのない経験をともにしたことで、より参加者同士の距離が縮まり、意見や感情の揺れを共有できたのではないかと感じました。

●注意●
ここから先の記事は鶏の解体が含まれています。苦手な方はご注意ください。

1日目 「いただきます」の本当の意味を知る

一日目は生きている鶏をさばきました。参加者全員が初めての経験。

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※撮影時にマスクを外しました

14:00 村上家資料館に集合と準備
14:15 さばき方を教えていただく
14:30 鶏をさばく
15:40 鶏の墓をつくる
15:50 さばいた鶏をいただく
17:00 一度解散
19:00 夕食

鶏のさばき方を教えていただいたのは、海士町に住む吉井さん(上の写真:右から2番目)です。吉井さんが孵化させ育てた鶏をさばきました。普段は島前地域の中学校で講師として美術を教えていたり、自分で育てた野菜を使ってインドカレー屋台を出店されています。自分で食べるものは自分で作りたいという思いと、お金に振り回されない生き方を大切にされています。

さばく前に一人ずつ鶏を抱っこし、鶏が生きていることを実感しました。鶏を抱っこすると意外と軽く、猫を抱いているような感覚。鶏は、食べられることを悟っているのか、なぜか落ち着いていました。

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途中、地域の方がオープンアイランドを行っていることを聞いて、お子さんと一緒に様子を見に来てくださり、島内のみなさんとの関わりが増えて、あたたかな雰囲気でした。これが島の良さであり、旅行では味わえない部分だと改めて感じました。

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いざ、鶏をさばいてみると手が震えました。この瞬間は二度と忘れません。
いつも何気なく食べている肉は、生き物の命をいただいているんだということを自分の手で実感し、食べ物をいただくことへの感謝の気持ちが増しました。

肉をいただく背景には、どなたかが育て、畜解体された後、調理•加工されていることを改めて心に留めておかなければならないと感じました。市販されている鶏肉は平然と食べているのに、鶏の生命を絶つことを嫌がっている自分がいました。

鶏をさばき、命をいただくことをしっかりと実感できたこと、私にとって人生の財産になりました。

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さばいているうちに、いつからか鶏という生き物から、普段から食べている鶏肉へと視点が変わっていきました。あんなにも鶏に罪悪感を抱いていたのに、視点が変化することに驚きです。

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さばいた後、みなさんで火を囲みながら、鶏肉をいただきました。筋肉質な肉で、少し硬かったです。

最後までおいしくいただいたのち、みなさんに感想をお聞きしましたので、ご紹介します。

普段スーパーで買って食べているお肉は、人間好みの脂ののり方をしているけれど、自分でさばいたお肉は筋肉質で少し硬めでした。スーパーで売っている鶏肉は、人間が好むような鶏肉に育つように、にわとりが飼育されている事実を知れてよかったです。
鳥をさばいて食べている動画を前に見たことがあって、その時はさばいている人を正直ひどいと思っていたけど、この体験を通して、さばかれているお肉を毎日食べているのは私で、それに気づいていなかったことのほうがひどいことがわかりました。このような同じ体験をみなさんとできてとても学びになりました。

一旦解散した後お店で夕食をともにし、食に関する話題を多く話しました。一日をとおして、たくさん対話ができたように感じます。参加者みなさんの学生時代の話で仲が深まったり、世代が違う大人の方とも交流し、関係性が一層濃くなった時間であったように思います。


2日目 地域のみなさんの声掛けがうれしい。みんなで田植え。

2日目は田植えを行いました。通りゆく車からの声援がうれしかったです。

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08:30 田んぼ周りの草刈り
09:00 集合
09:05 田植え開始
09:50 休憩
10:05 再開
10:30 地域の方も加わり田植え再開
11:10 肥料を入れる
11:40 田んぼを見ながらお弁当
12:30 神社参拝
13:00 解散

晴天の中、協力し合い作業を行うことで一体感が出たように感じます。

基準となる線を動かしながら、手で一束ずつ植えていきました。
手で植えることはなかなかの重労働。いい運動です。

地域のみなさんも手伝ってくださり、島のつながりを感じました。また、参加者のみなさんも地域に溶け込めたのではないかと思っています。

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田植えをしていると、地域の方が車を止まて話しかけてく出さったこともありました。今どき手植えを行っていることが珍しく新鮮だったようです。

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田植えを終え、自分たちで植えた田んぼ見ながらお弁当をいただきました。いい運動をし、いい出会いがあり、心がぽかぽかでした。

帰り際、きれいな景色が見える神社をおすすめしてもらい、参加者のみなさんで参拝しに行きました。海士町を見下ろせるきれいな景色で、教えてくださらないと見つけられなかったなと得した気分です。

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田植えしていると、通る車ほとんどの方が話しかけてくださり、島全体がコミュニティーなんだなと実感しました。たわいもない会話が、新しい発見を生んだり、やる気につながったりと、大きな力を秘めているんだと思いました。


島だからこその出会いを。

2日間を通しての感想をお聞きしました。参加者目線、スタッフ目線での感想をご紹介します。

▼ 参加者より

まず、鳥をさばくことを経験できて良かったです。都会に住んでいると、鳥をさばいてみたいと考えることもなかったように思います。とても良い機会でした。

また、田植えも経験がなかったので、とても貴重な体験でした。地域の方は、田植えのどこが面白いの?という感じで、私と地域の方の感じ方の違いがおもしろかったです。育ってきた環境によっておもしろいと感じるところが違うため、その部分が重なることで価値になるのだなと感じました。

育ったら、お米をくださるみたいで、これこそつながりつづけるということなのかもしれません。

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今回のオープンアイランドでは、同世代の方が多かったですが、違う年代の方と話ができたり、経験することができるともっと新しい気づきが生まれるのかなと思います。

次回の6月のオープンアイランドでは、参加者の皆さんの宿泊先も同じため、話す機会も自然と多くなりそうですね。自分の気持ちや悩みも参加者同士で共有できるようになったり、自分と向き合える時間を過ごすことができそうで、楽しそうです!
参加される方それぞれが、オープンアイランドで違った感じ方をしそうですね。

▼ オープンアイランドスタッフより

今回は島内で暮らしている方に参加していただきましたが、あまり話したことのない人とも話す機会となり、今度ご飯を食べに行く約束をしました。オープンアイランドがきっかけとなり、人との関係性をつくることを、身をもって体験できました。

参加者のみなさんと一緒に農作業をしたこと、そして農作業の一部に貢献し補えたことで、参加者と地域の方、互いにいい影響を与えることができたのではないかと思い、うれしく思っています。

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オープンアイランドを行っていることを知らなかった地域の方も参加してくださり、楽しんでいただけてうれしかったです。

また、本当は鳥をさばくところまでがプランだったのですが、地域の方のご厚意で、火をおこし、みんなでいただくことができました。

これからのオープンアイランドでも、完成されたプランを味わっていただくだけでなく、地域の方と関わっていく中で新たなプランが生まれたり、違ったプランへと変わっていくこともあるかもしれません。その場の流れが変わっていくことも楽しさの一つになりそうです。その部分も含めて楽しんでいただけるとうれしいです。

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町民のみなさんも参加したくなるようなものをこれからも作り続け、島外から来られた参加者のみなさんだけでなく、主催者の私たち、島内から参加したみなさんとも関係性をつくることができる場所になればいいなと思っています。

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感想を教えてくださりありがとうございました。出会うだけでなく、その先の関わりが続くとうれしいですね。人とのつながりで2回目の来島がもっともっと楽しみになる、オープンアイランドになるのではないでしょうか。


次回のオープンアイランド

6月のオープンアイランドは6月19日(土)9:00 〜 6月20日(日)15:00 までの 2日間行われます。この季節だからこそできる日々の暮らしに触れたり、島の人たちがおもしろいと感じているあれこれを一緒に体験したり、観光ツアーではなかなか触れることのできない島の素顔が垣間見える2日間になると思います。

7月、8月も開催予定ですので、ぜひチェックしてみてください!






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教育の魅力化など様々な取り組みを推し進める【挑戦の島】海士町。島根県隠岐諸島に位置し人口は約2,250人。海・山・田畑のそろった自給自足のできる半農半漁の島です。2011年に【ないものはない】宣言。https://naimonowanai.town.ama.shimane.jp/