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白熱した闘い、ここにあり!ー23年ぶりの牛突き大会
こんにちは!海士町役場の総務課です。10月16日(日)に隠岐神社外苑で後鳥羽院御遷幸800年を記念して、23年ぶりに牛突き大会が行われました!!当日は約700名の来場者にお越しいただきました。
「牛突き大会」の様子と、大会前日に行われた「隠岐神社秋季例祭および後鳥羽院遷幸800年記念植樹」の様子を写真とともにお届けします。
記念植樹(10月15日)
牛突き大会の前日に行われた記念植樹は、平成27年度の子ども議会にて「100周年をむかえる隠岐神社の桜を未来に残していこう」という提案がきっかけで実現しました。
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隠岐神社にはソメイヨシノ、山桜、ギョイコウという3つの種類の桜が植えられており、境内だけでも約100本ある、非常に桜がきれいな名所です。桜のシーズンになると、毎年、様々な地区からやってきてお花見を楽しむ方々が大勢いらっしゃいます。
しかし、現在その桜は100本のうち半分近くが危険な状態にあることがわかりました。この提案をした当時海士小学校の6年生は、「あと25年で隠岐神社は100周年をむかえます。100周年にむけ桜を若返らせ、昔のように桜も人も満開になることが、町民みんなの願いなのではないかと思います。」と、子ども議会で発表されていました。
こうした思いが関係するみなさんの心を動かし、今回の記念植樹に至っています。きれいな桜を咲かせる日が来るのが楽しみですね!
記念植樹では、隠岐神社の村尾宮司からのご挨拶終了後、神代桜の苗木が植樹されました。
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牛突き大会(10月16日)
続いて、23年ぶりに海士町で行われた牛突き大会についてお伝えしていきます!
当日の流れ
・突き牛奉納神事
・民謡披露
・開会式
・突き牛土俵入り
・菱浦子ども会による気合い入れ
・勝負牛突き
・閉会式
・「ふるさと」の合唱
・餅投げ
突き牛奉納神事
隠岐神社拝殿で神事が行われました。
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開会式
後鳥羽院顕彰事業実行委員会 委員長の大江町長による開会の挨拶で、牛突き大会がはじまりました!
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民謡披露
大会を奉祝し、民謡団体のつば喜会・初音会合同チームが隠岐祝い音頭、相撲取り節を、10月から12月まで海士町にいる島体験生がキンニャモニャ踊りをキンニャモニャ保存会の演奏に合わせて披露し、会場を盛り上げました。
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この記事を書く私も島体験生の一人で、10月から海士町で生活しており、キンニャモニャ踊りを披露しました。周囲を見に来て下さったお客さんに囲まれ、はじまる前とても緊張しておりましたが、はじまってからは練習の成果を出し切ろうと思い、最後まで楽しく踊ることができました!
「キンニャモニャ」という言葉、はじめて聞く言葉でしたので気になって調べてみました。「キンニャモニャ」とは、海士町を代表する民謡のことで、菱浦地区に実在した杉山松太郎が西南戦争に従軍した際、熊本の民謡「キンニョムニョ」を覚えて持ち帰り、広めたという言い伝えがあります。現在の踊り方は昭和40年代に作られたものとされているそうです。
牛突き大会
続いて、当日のメインイベントである牛突き大会の様子をお伝えします。取組は、3番。最初の2つの取組は、引き分け勝負。最後の取組は、勝ち負けをつける勝負牛突きとなります。
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対戦表の6頭に加え、隠岐の島町の寿畜産が生産され、都万の川ノ上さんが飼育された「龍神」5歳930kgが奉納牛として土俵に入場し、披露されました。
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制作:なかむらりょかんさん
どの戦いもものすごい迫力で私自身初めての光景に驚きました。中でも私が最も印象に残っている回は、最後の横綱戦です。天鳳(6歳 980kg)と、八宝力(6歳 930kg)の勝負でした。
天 鳳 6歳 980kg 生産:知夫村の井尻義教さん 飼育:千登勢会さん
八宝力 6歳 930kg 生産:知夫村の梶谷篤史さん 飼育:那久の田渕さん
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両者共、一歩も引かず、粘り強く戦っている様子が見られましたが、最後は天鳳が優勝しました。
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菱浦子ども会のみなさんからの出し物
勝負牛突きの前には、海士町菱浦地区の子ども会による「花火」の歌と踊りが披露され、気合いが入りました。
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閉会式&歌合唱
隠岐神社の村尾宮司のお言葉で閉会しました。その後、隠岐神社責任役員の田中久夫さんの指揮により、合唱曲「ふるさと」を会場のみなさんで心を込めて合唱しました。
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餅投げ
閉会式終了後、舞台の上から餅投げが行われました。はじめに銭餅を投げ、次に小さなお餅をたくさん投げていきます。大会が終わっても最後まで元気な方が多いなぁと思って見ておりました。ちなみに私も小さなお餅を2袋キャッチできました!
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主催者より
この度の大会では、隠岐の島町より全隠岐牛突き連合会さんおよび隠岐の島町観光協会さんによる全面協力のもと、23年ぶりとなる海士町での牛突き大会を無事に終えることができました。後鳥羽上皇がご覧になったとされる同じ景色を、800年のときを経て現代の私たちにも紡がれている歴史の深さを皆様にも感じていただけたのではないでしょうか。
今回の開催にあたってご協力いただいた島内外の関係者の皆様、ご来場いただいた皆様すべてに、心より感謝申し上げます。
編集後記
このような海士町の伝統行事に島体験生が隠岐民謡を披露するという形で少しでも関わることができ、大変光栄です。一生の思い出になりました。この場所で出来た思い出を大切にしながら、これからも精一杯頑張ります!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!今後もよろしくお願いします。
(10月~12月島体験生 寺田)