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共育広報マガジン「あま育」開設のご挨拶
はじめまして。海士町教育委員会インターン生の名取彩雲(なとりあやも)です。大人の島体験生として、4月から海士町に滞在しています。
この度、みなさんに「海士町の地域共育のことをお伝えし、共に考えていく場」としてマガジンを立ち上げ、同じく島体験生の山田若奈(やまだわかな)さんと共に発信していくことになりました。
今回は、ご挨拶の代わりにこのマガジンを立ち上げた経緯や、noteでどんなことをしていきたいのかについてお届けします。
みなさんは、お住まいの地域の教育委員会がどんなことをしているかご存じですか?
インターンを始める前、私は教育委員会について何も知りませんでした。
かろうじて持っていたのは、学校と連携して子どものためにより良い教育環境を創っている場、というイメージ。
私と同じ大人の島留学生・島体験生の多くも、教育委員会について何も知らず、ただ厳格なイメージがある、と言っていました。
けれど、インターン初日、私は海士町教育委員会に社会教育という大切な役割を担う、「地域共育係」があることを知りました。
地域共育とは、子どもからお年寄りまでが生涯学習・自己表現できる場づくりを通して地域の絆をより一層強めることを目指す、海士町ならではの社会教育です。これまでの公民館活動や文化活動を継承し、住民が共に育て、共に育つ機会の推進に取り組んでいます。
ここ海士町では、社会教育のプログラムとして、キャンプや町内の施設を用いたワークショップなどが行われています。
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教育委員会が扱う教育=児童生徒のための教科学習・学校での学び、というイメージがあった私は、衝撃を受けました。教育委員会は、年齢を問わず人々が共に育っていく「共育」の場も創り出すところだったんだ、と。
そこで、みなさんに海士町の教育委員会が行っている社会教育あらため「地域共育」をお伝えしていきたい。
このnoteという場所でつながることができれば、海士町内外で今までにない共育のチャンスが増えていくかもしれない。
そんな想いから、この記事とともに、新たなマガジンをつくりました。
「あま育」マガジンでは、3つの「したい」を形にしようと考えています。
ひとつめは、海士町の方々が参加してくださる地域共育の現場を、島外から来たインターン生のわたしたち目線からお伝えしたい、ということ。
ふたつめは、普段見ることができない教育委員会の日常をこの場で紹介することで、町内の皆さんにもっと教育委員会を身近に感じていただきたいということ。
みっつめは、海士町にある様々な地域共育のタネを見つけて、これからの海士町でできる新たな共育をみなさんと考えていきたい、ということ。