心を込めて野菜を届ける。島根県の離島ムラーズファームではたらく仲間を募集します!
島根県の離島、海士町。
海と美しい緑に囲まれた海士町宇受賀地区に、農薬を一切使わない野菜栽培に取り組んでいる農園「ムラーズファーム」はあります。
今回、そんなムラーズファームで一緒に働いてくれる仲間を募集します。
朝9時集合場所の農園で、「よろしくお願いします!」と笑顔で迎えて下さったのは、ムラーズファームの発起人。ドイツ人のムラ―・フランクさん。
「ムラーズファーム」では、フランクさんが荒れ地を開墾し、オーガニック野菜の栽培だけでなく、養鶏や家畜などさまざまな事業を展開しています。
取材当日もカゴにはたくさんの卵が。
こちらは、豆苗を育てる準備中です。
「冬場は、端境期と言って葉物が育たないため、かわりに豆苗を育てています。」とやさしく説明してくださったのは、ムラーズファームではたらく酒井奈緒さん。
酒井さん:
「ムラーズファームに来る前は神奈川県にいました。
島に来るまえは、生花店や美容関係の仕事をして、植物からつくられる化粧品も扱っていたので、それを機にオーガニックに転換しました。」
そのときに出会ったのが、フランクさんが育てたオーガニック野菜です。
酒井さん:
「神奈川県にいたときにフランクさんの野菜を買ったことがきっかけでした。フランクさんとメッセージのやりとりをしていたらスカウトされて。
野菜は美味しいし、ハーブの香りはいいし、このエネルギッシュな野菜はどんなところから来るのか興味があったのでここに来ました。」
酒井さん:
「島へ移住するハードルも高かったですが、実際に来てみたら、島もきれいで、農場も素敵で、フランクさんも情熱を込めて野菜を育てていることがわかりました。
島の素敵な自然と夜に星を見て、夜光虫をみたときは上と下がキラキラと輝いていて「何だこの世界!」って島の魅力もすごく感じられたので、WWOOFを通じてウーファーとしてはたらくことにしました。」
WWOOFとは、有機農家さんが食事や住居を提供する代わりに農園のお手伝いをするボランティアネットワーク。WWOOFでは、有機農家さんはホスト、手伝う方はウーファーと呼ばれています。
酒井さんは2018年に来島し、ウーファーとして1年を過ごしました。その後もムラーズファームで働き続けています。
酒井さん:
「フランクさんは”パッションだ!”と言っているくらいの人なので、楽しく仕事をするように意識しているんですよね。
リリーというヤギがいるんですけど、実は来島したばかりの頃に、私が名前を付けさせてもらったんです(笑)」
酒井さん:
「私自身ムラーズファームに来て、その1匹のヤギに名づけをするところから始まり、ニワトリを絞めてお肉をいただいたり、自分たちで育てた野菜を食べるという経験をさせてもらっています。
フランクさんと有機JAS認証を取ることも夢だったし、その過程をずっと見てきました。」
約6年間、一緒に夢を追いかけるなかで苦労もあったといいます。
酒井さん:
「オーガニックの野菜を選んで買っていた立場から自分がつくる立場になってどれだけ手間がかかるのかがよくわかりました。
楽しいことばかりではなくて、有機JAS認証を取得する資材も1つ1つ探さないといけないし、行政との関わり合いや知識がない分、たくさん調べて知識を蓄えることも大変でした。」
酒井さん:
「でも、ここではすべてが学べる環境なんです。
種の事、農業の事、動物から命をいただいていること。
あとは、私たちも”パッション”や”情熱”があれば、フランクさんに提案できるということ。」
酒井さん:
「生花店で働いていた経験を活かして、母の日にベジタブルブーケをつくったこともあります。
そういうやる気が伝われば挑戦できる環境だと思います。」
10時と15時にはティーブレイクも。
仲間とのコミュニケーションも大切な時間です。
酒井さん:
「世界中からウーファーが来るから、海外に行かなくてもこの島で交流ができる。
いろいろな知識を持った人と一緒に働くことができるので、それが本当に勉強になります。
バーベキューをしたり、畑仕事だけじゃない時間も好きです。
夏は海に飛び込んだり、泳いだりできるしそういう環境なのもいいですね。」
「英語は中途半端な状態で来ちゃったけど、英語力がなくてもいけますよ!
農業に対するやる気とパッションでみているので!(笑)」
そんなムラーズファームでは、海士町の自然を考え、理解して、食べ物をヘルシーにそして、安全なものを食べてもらう。
みんなの健康につながることを大切に運営しています。
「環境にやさしく、人にやさしく。だからオーガニックファームをやっている」と話す代表のフランクさんは、農場で働いた経験のある人や農業を専門的に学んだ人はもちろん、オーガニックファームに興味があり、長期で働いてくれる人が来てくれるとうれしいと話します。
「女性には、梱包や種まきなどの細かい作業を、男性にはヤギのフェンスをつくったり、開墾したりと力仕事をお願いしたい。運転免許は必要だけどAT限定でも大丈夫!」とフランクさん。
木を切ったり、チェーンソーを使ったり、そういうことをしたい方も大歓迎とのこと。
森を開拓することもあり、畑をつくるまでの過程も楽しめるそうです。
フランクさん:
「最初は不便なところに住むことを大変だって感じることもあると思う。
でも、今はインターネットもあって本当に進んでいるから不便なことも減りました。
食材もいっぱいで、自然も美しくて、人もやさしい。
海士町に来てから野菜、卵、肉、魚を買わなくなって、自然の中で暮らしていけている。
もちろん大変さもあるけど、この生活は楽しいよ!」
「食材を買ってくれる人もお金をかけているし、野菜も時間をかけて大切に育てている。心を込めて仕事ができる人を集めたい」と話します。
情熱を持って一緒に悩み、考えながら開拓していく。そんなファームの一員になりませんか?
求人情報
勤務地
ムラーズファーム 島根県隠岐郡海士町宇受賀
仕事内容
野菜の生産管理、収穫、出荷、畑の管理等、農作業全般、家畜管理
期間
1年~
勤務時間
週5日(月~金) 8:00~17:00(途中、ティーブレーク、お昼休憩あり)
※季節や天候等により勤務時間は変動あり
給与
時給 1200円~
※能力や経験を考慮して決定
資格
普通自動車免許(AT限定可)
住宅
ムラーズファームが管理するシェアハウスまたは社宅に入って頂きます。
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Muellers Farm(ムラーズ ファーム) (島根県海士町) 正社員/契約社員の求人情報 | 農業・酪農求人あぐりナビ (agri-navi.com)
ご応募お待ちしております!!
(R5年度大人の島留学生:渋谷)