高校生が島をまわって0円食堂してみた!!!
皆さんお久しぶりです!!
隠岐島前高校地域国際交流部です。
今回は海士町、西ノ島町、知夫村の3島で0円食堂をしてみました!
ここでは海士町編をお届けします!!
高校生が島で0円食堂?!
今回の企画の0円食堂とは?
0円食堂とは某テレビ番組で聞いたことがある方もいるかと思いますが、それとは少し違い、捨てられる食材ではなく、島をまわり、その時にお家にある食材を無料でいただくというものです。これを島前地域でやるとなったらどうなるのだろうという好奇心、島の人と交流をしたいというアイデアから行動に至りました。
海士町の他にも、西ノ島町、知夫村をまわりました。そちらの記事もそれぞれの島のnoteに載せる予定でいますので、ぜひご覧ください!
▼ 西ノ島編
行動編
最高のお天気でスタートした0円食堂海士町編!
初めての試みに不安を覚えながらも、島の人とたくさん関わられること、きれいな景色の中、サイクリングをできることへの期待を胸にいざ出発!!!
1軒目
森下実沙子さん
スタートを切ったのは、家が近く、普段寮母さんとしてもお世話になっている森下さん。どうなるかわからない中、ふたりとも緊張していましたが、温かく迎えてくださいました。
なんと!!畑の片付けを手伝う代わりに、残っているなすを全部いただけるということで、張り切って畑作業をしました。最初からたくさんの食材をいただくことができて、良いスタートを切ることができました。
ナスの根は土の中に強く張っていて、想像以上に力がいる作業でした!
2軒目
金谷邸シェアハウスさん
大人の島留学
森下さんの紹介で次に向かったのは海沿いにあるシェアハウス、金谷邸さんです。
私達が到着したときにちょうどさつまいもを掘っていたので、芋づるを運ぶお手伝いをしました。夢中になってお手伝いをしていたらあっという間に時間が経ち、すべての作業が終わると、採れたてのさつまいもをいただきました。
3軒目
中野 勝枝さん
2軒目にお世話になった金谷邸シェアハウスの方のご紹介で、お邪魔させていただきました。中野さんのお家では、庭の草抜きのお手伝いをしました。家で採れた里芋をいただきました。また、子どもの頃の話やお仕事の話など、時間が経つのを忘れるくらい、おもしろい話をたくさん聞かせていただきました。
4軒目
海士町にお住まいの女性
私達が突然押しかけたにも関わらず、温かく招き入れてくださりました。そして大きなかぼちゃとザクロ、さらにはとれたての大根の葉までおすそわけしていただきました。
5軒目
村上助九郎さん
この日、最後に村上家資料館にお邪魔させていただきました。資料館の隣にある助九郎さんのお家に招き入れてくださり、村上家の畑で採れた柿をご馳走になりました。柿は、さわやかな甘さでとても美味しかったです。そして、帰り際にビニール袋いっぱいの柿をいただきました。
番外編
島の小話
時刻はお昼前。自転車に乗り、食材探しの旅に出た私たちは海士町にある、ふるさとトンネルを通り抜け、御波地区を訪れていました。
お昼ごはんを食べるため、一度寮に帰ろうとしていたちょうどその時、トラックに乗っていたおじいちゃんが「送ってやるよ」と私たちに声をかけてくれました。そして自転車ごと、寮のある菱浦まで送っていただきました。疲れていた私たちの体は癒やされ、島の人たちの温かさに胸がいっぱいになりました。
ありがとうございました!!
調理編
続いては!
海士町、西ノ島、知夫村の三島で集まった食材を使った調理編です!
集まった食材は野菜から魚まで様々!!!
朝の9時から調理を開始しました。
海士町の方には、多くの野菜と果物をいただき、たくさんの料理を作ることができました!!
自分たちで、「もらった食材たちが1番活きる料理はなんだろう?」と考えた結果、
なんと!計18品が完成しました!
ここでは作った料理の中のいくつかを詳しく紹介していきたいと思います。
① 夏野菜のティアン
ティアンとは?
※ 陶器で野菜を並べてオーブンで焼く料理のこと。 フランスの家庭料理。
まずは、海士町でいただいたかぼちゃなどを使ってティアンと呼ばれる野菜の重ね焼きをつくってみました!
たくさんいただいた夏野菜をどのように調理しようか悩んだ結果、素材を生かせるこの料理にチャレンジしてみることにしました!
想像以上におしゃれな出来栄えにテンションが上がりました!
マヨネーズと野菜の甘みがバランスよく口の中に広がりました!
野菜の美味しさに改めて気づけた1品でした!!!!!
②スイートポテト
続いては、美味しいさつまいもで作ったスイートポテトです!
その場にいた寮生が成形をたくさん手伝ってくれました。
ものすごく甘くて、軽いので何個でも食べることができました!
スイートポテトは、簡単で大量に作れるのでいいですよね♡
③ラタトゥーユ
最後に紹介するのは、ラタトゥーユです!
ここでは、ナスやじゃがいも、ズッキーニや玉ねぎ、ハーブ類などをトマトで煮込みました。
見たこともない野菜たちは、どのように調理すれば良いか全くわからず、戸惑いながらも試行錯誤を繰り返しながら調理していきました。
トマトの風味がいろんな野菜とマッチしていてペロリと食べることができました!
たくさんの食材を調理し続け、気づけば夕方の17時!
自分たちや手伝ってくれた人たちで分けるだけではなく男子寮、女子寮にもおすそわけ!
どの料理も大人気ですぐに無くなりました。
まとめ
みなさんいかがでしたでしょうか?!
海士町をまわった際には、気軽に声をかけていただき、多くの人と関わることができました。
また、食材をいただいただけでなく、普段できないような経験をたくさんさせてもらいました。
提供していただいた食材は、全て作った方から手渡しでいただきました。
その一つひとつを調理する度に、いただいた方の顔が浮かび上がってきました。
『生産者さんと交流して、直接もらう』
このような経験をすることで、いつも以上に食材に対してありがたみや美味しさを感じることができました。
今回、食材をくださった方々には、小さな恩返しですが自分たちでお手紙を書き、また日を改め、お手伝いに行かせていただきたいと考えています!!
海士町で食材を提供してくださった森下さん、金谷邸シェアハウスのみなさん、中野さん、村上さん、その他この企画にご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!!
次回のnoteもお楽しみに!!!!!
写真・文:隠岐島前高校 地域国際交流部