海士の海を楽しむために、釣りに挑戦してみました!
夏といえば何を想像しますか?スイカ、花火、トマト…さまざまなものが思いつくと思いますが、海士町では海を想像する方が多いのではないでしょうか?
この記事では釣りを通して海士町の海の魅力をお伝えできたらと思います。
輝く海士町の海
今回釣りをするのはnoteスタッフのシェアハウスのある海士町最南端の集落、
崎地区の堤防です。
崎地区は南を向く形で位置していて、視界の先には島がないので日本海を一面に見渡すことができます。
また、日本海に直接面していることもあり、魚の通り道でもあるのでよく釣れるイメージがあるのが崎地区です。
実際にnoteスタッフも春頃に一度来てかなり釣れたことがあります。
海士町の中心部から外れた場所にあり、記事としても取り上げることが少ない崎地区。
といってもこの崎地区にはさまざまなものがあります。例を挙げると島食の寺子屋や、旧崎小学校にある崎カフェなど。
また、崎地区は多くの若者が住んでおり、大人の島留学・島体験生だけでも20人ほどが住んでいます。
以前は隠岐汽船の発着場もあったとか。
崎地区は後鳥羽上皇上陸の地としても有名で後鳥羽上皇が腰掛けたとされる石も残っていたりします。
こう見ると海士町の中でいかに南部に位置する集落かよくわかりますね。
海士町の海はなんといっても透明度が違います。海士町の海水浴場、レインボービーチは直近の3年間だけでも最高水準であるAAに認定されており、県内トップレベルです。
その透明度は釣りをしていてもよくわかり、特殊なサングラスを使わずとも堤防からであれば海底がしっかりと見えるのです。
しかし、ある程度の小魚は見えるのですが大体の魚はあまり姿を現しません。それは、透明度が高すぎるがゆえに魚が鳥を避け岩場や海藻に隠れてしまうからです。
狙うはテトラポッド
魚が隠れているのなら、隠れている場所に糸を垂らせばいい。
魚が隠れるとすると、岩場やテトラポッドなどの穴や隙間が多くある場所。そんなところに隠れている魚を狙うのが穴釣りです。
ブラクリ(オモリと針がセットになったもの)とオキアミ。この二つが揃えば準備は万端。ちなみに仕掛けやオキアミを購入できるのは町内で二箇所です。一つは岡村釣具鮮魚店さん。そしてもう一つが元吉燃料(ガソリンスタンド)さん。
「ん?燃料?」となった方も多いと思います。
そう、ガソリンスタンドで釣具を販売しているのです。専門店が少ない島だからこそ、このように専門ではないお店に売られていることもあるのです。
早速針をセットして穴に落とします。
落としてから30秒もしないうちに早速アタリが。仕掛けを上げてみるときれいに完食されています。
オキアミの掛け方が悪かったのかなーなんて思いつつ再び針を落とします。今度こそと合わせて上げてみると…
なんとまぁ可愛いサイズのカサゴが…!流石に小さすぎるのでリリース。その後も2、3匹上がるも全部小さい。なかなかいいサイズは上がりません。
そして遂にその時が!?
粘り続けて1時間半、うーん…それどころかアタリすら無くなってきました。
諦めようとしたその時、何か引っ掛かりが。
強く引くと明らかに今までとは違う竿のしなり!!
「き、キタァァァァァ!!!」
竿が完全にU字になりつつもなんとか上げると!
ザバーーン…!!!
釣れたのはなんと紐。
ここで心折れたnoteスタッフは撤収。
昨年の別のスタッフの釣り記事につづいて、今年もボウズだと何か嫌なジンクスを感じてしまいます…
以前、崎地区に釣りに来た時は感動するほど釣れていたはずなのに、今回は手ぶら。町内の人も釣れるって言っているのに、今回は手ぶら…
noteをご覧になっているみなさんに海士町の本当の海の姿をお見せできず、悔しい思いでいっぱいです。
次こそはと思いつつ、堤防を後にしました。
本土から釣り人が来るほどの人気ぶり!
隠岐は、本土からも釣り人がたくさん来るほどの人気ぶり。遊漁船で少し沖まで出れば、抱えるほど大きい鯛などを釣ることができます。
そのほか海士町の玄関口にあたる菱浦地区の岡村釣具鮮魚店さんでは貸竿(有料)もあり、サビキを楽しむ親子連れの方が多くいらっしゃるので、海士町にいらした際にはぜひ一度釣りをしてみてくださいね。
(海士町note担当:布野)