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海洋プラスチックがアクセサリーに!?みんなで学ぶ環境のこと

秋といえば食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋などありますが、もう一つ。
『芸術の秋』とも言いますよね!

海士町では、2023年の10/21(土)~11/4(土)まで「ごとばんさん芸術文化祭~波を感じて波を生む~」と題した、芸術文化祭が開催!期間中は、島民劇や音楽フェス、移動美術館など様々な文化や芸術に触れることのできるイベントが行われました🙌

11/3(金)は、文化の日。この日は隠岐島前高校の地域国際交流部さんが海洋プラスチックを使ってアクセサリーをつくるワークショップを開催するということで参加してきました🚴


『海洋プラスチックを使ってアクセサリーをつくろう!』

今回イベントを企画したのは、地域貢献や国際交流につながる活動を行う地域国際交流部のみなさん。
この取り組みは、海洋アクセサリーの材料収集に伴い、継続的に海洋清掃を行うことを目的としてはじまったそうです。

イベントプログラム
◆海洋プラスチックからアクセサリーを作ろう!
◆海士町の海洋ゴミについてクイズで知ろう!
◆みんなで合作を作ろう!

隠岐島前高校  地域国際交流部のみなさん


海洋プラスチックからアクセサリーを作ろう!

早速、海洋プラスチックを使ったアクセサリー作りのスタートです!!

今回は、キーホルダーづくりにチャレンジしてみることにしました!

ステップ①:まず好きな型を選ぶ!

ステップ②:型にレジンを流し込みます。

爪楊枝で薄く伸ばしながら全体に広げます。

型に透明なレジン液を流し、全体に広げます

こちらは、色ごとに分けられたプラスチック。青に黄色、赤や緑ととってもカラフルです!すぐに使えるよう、事前に高校生が手やハサミで細かくしてくれていました。

手で触るとプラスチックですが、見た目はプラスチックじゃないみたい…。


ステップ③:色とりどりのプラスチックをレジンの上に並べます。私は黄色と青をセレクトしました!

ステップ④:並べ終わったらこの上にもう一度レジンを流し込みます。

高校生が一から優しく教えてくれるので安心です。

ステップ⑤:形が整ったら、UVライトを投光!
繰り返し紫外線をあててレジン液を固めていきます。

どうやらうまく固まったようです。
キーホルダーの土台ができました!
型から取り出したものがコチラ👇

ステップ⑥:最後は穴にチェーンをつけて完成です👏
光に照らすととてもきれい!!漂流物から新たな価値が生まれました。

なかにはネックレスをつくる子も!素敵な作品がたくさんできましたね✨

カラフルなネックレス
かわいい!ハートのキーホルダーも


海士町の海洋ゴミについてクイズで知ろう!

海洋ゴミにまつわるクイズが高校生から出題されました!
子どもたちも真剣に手を上げます✋

ではここで問題!
Q:日本では1年間で、どれくらいのプラスチックごみが捨てられているのでしょう?

正解は…約940万トン ゾウで換算すると約1.100頭らしい

Q:このなかで、プラスチックの原料はどれでしょう?
①原油
②海水
③土

正解は…①原油

クイズ形式で楽しく学びながら、プラスチック問題をより身近に考えることができるプログラムになりました!


みんなで合作を作ろう!

最後は参加者全員で『ごとばんさん芸術文化祭』を意識した合作も!
先ほどとは別に、1つの型でアクセサリーを作ります。
順番に型を埋めていく。

色んな色で埋め尽くされます

できたアクセサリーは海士町の海を模した台紙に貼り付けて完成です!
思わず持って帰りたいという子どもたちも…。
ワークショップに参加した証がひとつのアートになりました。

台紙の砂浜も海士町の砂
海士町のどこかに飾られるかもとのこと!

最後の最後まで、大人も子どももみんなで楽しむことができました。
今回のイベントをふりかえって、地域国際交流部部長の白川さんは、「海洋プラスチックは島では身近な問題でもあるので、小学生に向けた説明会や幅広い方へ発信する活動を今後も広げていきたいです。」と話しました。

島のマルシェまるどマーケットでの出店など、活動の幅を広げている地域国際交流部さん。今後の活動も目が離せませんね。

地域国際交流部さんの活動👇


近年問題となっている海洋プラスチック。エコバッグやマイボトルを持ち歩くなど、プラスチックごみを増やさないちょっとの工夫が環境保全につながることを改めて理解したイベントに。暮らしを見直すきっかけにもつながりました。

(R5年度 大人の島留学生:渋谷)


島との距離は離れても、気持ちはいつも近くに