元部員が6年ぶりにヒトツナギの旅2021に参加してみました
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元部員が6年ぶりにヒトツナギの旅2021に参加してみました


ヒトツナギって知ってますか?
その名の通り、人と人とがつながるための旅。島前高校のヒトツナギ部のみなさんが毎年主催しています。

2021年7月22日(木)~7月25日(日)の3泊4日で行われたヒトツナギでは、隠岐の中高生を対象に島前・島後をめぐりながら、おたがいの島の魅力を発見する旅になったそうです。

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ヒトツナギの旅2021の流れ
7月22日(木) 始まりのセレモニー、お話会in島前
7月23日(金) フードハンティングin海士町、BBQ
7月24日(土) 島前MAPづくり、お話会in島後(午前/島前 午後/島後)
7月25日(日) お別れのセレモニー(隠岐の島町)

毎年、島外の中高生を対象にしていましたが、新型コロナウイルスの影響で、今回は隠岐の方限定での開催となりました。

▼ヒトツナギの旅2018の様子

私は6年前に、島前高校のヒトツナギ部に所属していたのですが、今回は海士に住む地域の大人として旅の初日に参加させていただきました!!

ヒトツナギとは

ヒトツナギとは、島前高校の高校生主体で企画した観光プランで、島前地域の魅力である『人』のあたたかさや、豊かな自然などを島外の中高生に味わってもらい、島に友達を作ることを目的とした中高生向けのイベントです。

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※ヒトツナギ2018の様子(うちの息子の人生を変えたヒトツナギの旅より)


平成21年度に第1回観光甲子園グランプリを受賞してから、企画・運営をヒトツナギ部員がしていて、毎年実施しています。

ヒトツナギ部は、日頃お世話になっている地域の方のお手伝いや、自分たちで企画する海岸清掃、夏の旅企画などのイベントを実施しています。地域の方のお手伝いを通して、生活の知恵を学んだり、自分のやりたいことが見つかったりすることもあります。

ヒトツナギの旅は全て生徒で企画運営をしています。これほど多様な人とたくさんの繋がりを持つことができる部活はありません!(隠岐島前高等学校ホームページより


当日の流れ

13:00 いかあ屋に集合。
13:10 自己紹介
13:40 竹からお箸づくり
14:10 豆つかみゲーム
14:30 景品渡し・お話
15:00 解散

※いかあ屋:西ノ島町にあるコミュニティ図書館

-13:10 自己紹介-
参加者、部員のみなさんで自己紹介をしました。

・名前
・趣味
・夏の好きな音楽
・24時間以内にあったうれしい出来事

の4つのお題について話をし、みなさんの好みを知ることができました。
ほのぼのするスタートでした。

-13:40 竹からお箸づくり-
手持ちナイフやヤスリを使って竹からお箸を作りました。

「海士町でとれるものを材料にして、もの作りをしたかったんです。島前高校の近くの山に生えている竹を自分たちで切りました。」と竹からお箸を作るきっかけを教えてくれました。

島前を提供する旅、島前で旅を作る意味、島前という場所の特別さを感じてもらうような旅なんだなと改めて感じました。

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箸を作るうえでのポイントは、豆がつかみやすいかでした。
ご飯を食べやすくではなく、” 豆をつかめるか "が重要です。(勝ちに貪欲)

高校生によると「一度実験で作ってみたときは、箸の先が四角いほうが豆は掴みやすかったです。」とのこと。

その言葉を信じて、箸の先は四角く、持ち手の部分をこだわることにしました。

作業中には、みなさんが最初に紹介した「夏の好きな音楽」を急遽かけることになりました。当日にひらめいたことを実行にうつす行動力・ひらめき・方向転換できる機動力に驚きです。

お箸を作る際には、高校生と交流が深められました。1年生が特に多かったため、島前高あるあるなどを話してとても盛り上がりました。

ぜひとも学園祭マジック(学園祭付近に恋すること)にかかってほしいなと思います。

-14:10 豆つかみゲームー
2チームに分かれてグループ対決をしました。優勝チームには景品もありました。

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ゲームのルール
・紙コップに入った豆の数が多いほうが勝ち
・つかめる豆は1粒だけ
・前の人がスタートラインまで戻ってきてから豆をつかむことができる
・途中で落とすと次の人に交代

ゲーム中はみなさん本気。勝負ごとになると私も黙ってはいられません。大人げなく、素早い豆つかみを披露してきました。(負けました)

豆が掴みやすいように、四角いかたちの箸にしたおかげでつかみやすかったです。

-14:30 景品渡し・お話-
景品のお菓子を贈呈したあと、「どんな人に憧れる?」のテーマにそって話をしました。

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背中で語れる人。
一人焼肉に行ける人。
猫のようにゆったり過ごしている人。

などの意見がありました。みんなの意見の軸には、”自分をしっかり持っていること”を大切にしているのかなと感じました。ちなみに私は、早くお風呂に入れる人に憧れます。

みなさんはどんな人に憧れますか?

6年ぶりのヒトツナギに参加してみて

6年ぶりにヒトツナギの旅に参加させていただきましたが、卒業後にもう一度参加できるなんて不思議です。ほのぼのした気持ちと、私も頑張らなければと勇気をもらえる一日でした。

一番心に残っているのは、高校生みんなすごいことです。高校生が主体となって、誰かに旅を提供していることが普通に考えてすごい。

企画して、電話して、調整して、たくさんの人に会って、許可をもらって…と色々な場数をふんだと思います。

だれにでも成しえるものではないし、色々な葛藤や悩み、努力をしてきたと思うとなおさら尊いです。(なんなら、6年前に部員のみんなと成しとげた私をほめたたえたい)

ヒトツナギの旅が完成するまでに、一致団結して企画を考えたり、時には喧嘩したり、色々なことがあって作られたんだろうなぁと思います。参加できて光栄でした。

また帰り際に、参加した地域のみなさんに配られた「お手伝い券」をいただいたとき、はっ!としました。

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私は当時ずっと、ヒトツナギで地域のみなさんからたくさんいただいた恩を返せなかったという心残りがありました。

私にできることはたくさんあったはずですが、ヒトツナギでつながったみなさんと接する機会をつくれなかったことが気がかりでした。

だから、こうやって「お手伝い券」をプレゼントすることって大事だなと思いました。口頭で「なんでもお手伝いさせてください!」っていうよりも、

お手伝い券があることで、大人側も頼みやすくなりそうだし、紙を見るたびにヒトツナギの旅を思い出してもらえる気がします。

当時、私たちが残していった問題点をすこしずつ改善してくれたことに感謝しています。

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高校生の影響力って大きい。真剣なものは必ず伝わる。

高校生ではなく、大人としてヒトツナギの旅に参加してみて感じたことが2つあります。

1つ目は、真剣なものは必ず伝わること。
高校生の言葉は、まっすぐで濁りのないものだなと感じました。どういう旅を作りたいのか、どういう気持ちで旅の1日目を始めたのか、まっすぐ伝わってきました。

高校生の影響力っておおきい。心に直接響くからです。     

2つ目は、自分たちらしさ、高校生らしさを大切にすること。
コロナの関係で例年のヒトツナギの旅から形を変え、今できるヒトツナギの旅だなと感じていました。でもいつもと違っていても、根本にある島らしさを感じました。

いままで先輩たちが作ってきたものを残さないといけないと思いがちだけど、島の魅力を伝えたいのであって、絶対旅を作ろうという部活ではないと思っています。

大切な部分を忘れずに、それぞれの代にあったものを作っていってほしいなと思いました。

また私は当時、礼儀やマナーに気をつかいすぎていて、「地域のみなさん、本当は迷惑って思ってるのかな?面倒かな…?」(実際は、地域のみなさん本当に優しくて、様々なことにお世話になりました。)と考えすぎていました。

大人の立場で参加してみて、いきすぎた礼儀はすこし窮屈に感じました。感謝は大事だけど、申し訳ない!という気持ちよりも、

楽しかった!とか、こんな経験できてよかった!などのキラキラした笑顔が見れれば、それが最高の礼儀なのかもと思いました。

なにより、高校生の笑顔とウルトラハッピーな声を聞いているとそれだけで満足です。無理に背伸びせずに、のびのびと自分の感情を最大限に味わうことも大切にしてほしいなと思います。

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大きくまとめると、みんなすごくて元気をもらいました。あまり悩まないでほしいし、礼儀と感謝と恩を忘れなければ、ずっと素晴らしい旅であり続けるなと思います。

おわりに

私が部員だったころ、大人の人たちからどう見えていたのかなと、6年前を思い返してみる機会になりました。

それと同時に、ヒトツナギの旅を部員とともにつくりあげた自分をほめようって思いました。乗り越えた自分よくやった!

また、高校生のころ恩返ししきれないほど地域の方々にお世話になりましたが、自分が大人になり、地域の一員として参加したことで、恩をようやくヒトツナギ部に還元できたような気がします。小さな恩のバトンリレーできました。

自分が携わっていたものが、ずっと続いていくってうれしいです。これからもヒトツナギが続いていればいいなと思います。これからも応援しています。

島との距離は離れても、気持ちはいつも近くに

がいな(大きな)魚がとれたど~!今日はいいことあるかも◎
教育の魅力化など様々な取り組みを推し進める【挑戦の島】海士町。島根県隠岐諸島に位置し人口は約2,250人。海・山・田畑のそろった自給自足のできる半農半漁の島です。2011年に【ないものはない】宣言。https://naimonowanai.town.ama.shimane.jp/