隠岐島前高校、レスリング部!気になる、女子部員にインタビューしてみた!
「隠岐島前高校レスリング部」は、島根県から指定されている強豪校!30回以上インターハイに出場しています。男子部員はもちろんのこと、女子部員も活躍中!
今回は隠岐島前高校レスリング部について、深掘りしてみました!
隠岐島前高校レスリング部って?
部員は選手が男子10人、女子4人、縁の下の力持ちのマネージャーが4人。
現在の部員数はなんと合計18名!
島前高校の全校生徒は約160人。活気あふれるレスリング部には、人が集まってきます。
顧問の先生はお2人。そのほかにもOBの方々など、レスリング関係者が指導に来てくださいます。
今日も広い2面のマットで部員のみんなで練習中!
一生懸命練習する姿に、部員全員の勢いを感じます…
レスリング部には、島前地域(海士町、西ノ島町、知夫村)をはじめ、千葉や神奈川から来て寮生活をしている部員も。
さまざまな環境から部員が集まってくる、そんなところも島前高校レスリング部ならでは魅力の一つです。
レスリング部の部訓は「愛される人間になれ」。
これは、島前高校レスリング部を広く海士町内に広めた島前高校卒業生であり元教員・顧問である故上田和孝先生の言葉です。
海士町のレスリングの歴史は長く、現職の大江町長も実は元部員の1人!
島内にいる方も、レスリング経験者の方が多くいらっしゃいます。
島前高校レスリング部では、レスリングを通して「人間として成長すること」を大切にしています。
試合で勝つことももちろん大切!ですが…あくまで本業は高校生。
普段の生活、授業や試験にも一生懸命の取り組んでこそ、レスリングへ向き合うことができる。その先で、周りの人に応援してもらい、勝った時に喜びを分かち合うことができる。
「3年間で人として成長してほしい」という思いが込められています。
そんな気持ちをしっかりと受け取っている部員たち。
練習中の姿も、真剣そのもの!
物事への向き合う姿勢が、強さを生み出しているのだと感じました。
そして練習後は…
レスリング部のお二人にインタビュー!
部活や高校生活について、お聞きしました。
お二人とも出身は海士町!
澤谷さんはご家族のお仕事の都合で、小学2年生からは松江で暮らしていたそう。高校入学のタイミングで再び単身で海士町へ戻り、島前高校の寮で生活をしています。
ーーお二人はいつからレスリングを始めたのですか?
(澤谷さん)3歳から始めました。
お父さんとお兄ちゃんがレスリングをやっていて、気づいたら自分も…という感じでした。
(和泉さん)私は小学一年生で始めました。
私も海士町出身で、実は澤谷さんに誘ってもらって。一回行ってみたらここまで続いちゃいました。
ーーお二人は幼馴染だったのですね!
(澤谷さん)はい!保育園と小一まで同じところに通っていました。私が松江に引っ越してから学校は変わってしまいましたが、レスリングの大会などで顔は合わせていて。高校からはまた一緒に過ごせています。
ーー澤谷さんが「海士町に戻り、隠岐島前高校に通いたい」と思ったきっかけはありますか?
(澤谷さん) 兄が島前高校に通っていたので、馴染みがありました。
それと、島根県のレスリングの選手として活躍したかったことも大きいです。島根県にはレスリング部がある高校が2校しかなくて。
海士町という場所が好きだったので、島前高校を選びました。海士町の、人と人が近くて、あったかいところが好きです!
ーー和泉さんは海士町在住ということで、島前高校へ?
(和泉さん) はい、海士町に住んでいるので、そのままの流れで島前高校に入学しました。
ずっとレスリング部に入りたいと思っていて。中学時代、学校にレスリング部がなくて、帰宅部という形で高校のレスリング部に通っていました。高校生と中学生で練習する、今もその文化は続いています。
ーー島前高校のレスリング部は、島内生の方が多いのでしょうか?
(和泉さん)いえ!男子は島外生の子も多いです。
ーー島内生、島外生で、何か価値観の違いや戸惑うことなどありますか…?
(澤谷さん)ないです!特にレスリング部は仲が良くて。とにかくノリがいいです。
ーーそうなんですね!?先ほど練習シーンを見ていて、みなさん真剣な表情でレスリングに打ち込んでいたので、すごく真面目なイメージがあります。
(和泉さん)いや、かなりおふざけします(笑)島内生、島外生関係なく、なんの隔たりもなく遊んで、練習して。毎日楽しいです!
ーーその姿も見てみたいです。学校生活やプライベートはどうですか?
(和泉さん)島前高校は割と自由な校風で。みんなとの距離が近くて、みんな仲がいいです。
(澤谷さん)それと、コミュニケーション能力が高い子がすごく多いです。控えめな子がいたら、ほかの子が話しかけていくので、結果みんなコミュニケーション能力が高くなります。
ーー澤谷さんは寮生活ということですが、寮はどうですか?
(澤谷さん)来島当初はホームシックになりました(笑)最初はあまり馴染めなかったのですが、時間が経つにつれて仲良くなっていって。
常に友達が周りにいるのも楽しくて、今は充実した日々を過ごしています。
ーー海士町での生活は楽しいですか?
(和泉さん)楽しいです!ただ…遊ぶところが少ないので、毎日レスリングの練習をしています(笑)
(澤谷さん) 遊ぶとしたら、夏は海で遊んだり、冬は山に登ったり。結果的にいつもアクティブに過ごしています。
(和泉さん)遠征とかで本土に行く時、「あぁ本土いいなぁ」って思うことはあります。海士町には遊園地などがないので、そういうところに行きたくなりますね。
いつもと違う環境ではしゃぎたくなります(笑)
ーーレスリング部の遠征はどれくらいの頻度で行ってるのですか?
(澤谷さん)月一くらいです。練習したり試合したり。合宿は日体大まで行かせていただいたり、関東の方まで行くこともあります。ちなみにこの前の遠征の休み期間では、東京ドームの遊園地行ってきました!
遠征最後の夜は、みんなで集まってお菓子パーティーしたり。
(和泉さん)そういう時に、思いっきり遊びます!
ーーみなさんの仲のよさがうかがえます!
これからのレスリング部を、こんな風にしていきたい!など部活に対する思いを教えてください。
(和泉さん)「レスリングやりたい!」と思ってくれる子が増えたらいいなと思います。
私自身、小学校の頃とかあまり試合で勝てることが多くなくて。
でも、島前高校のレスリング部に入ってから勝てることが増えていきました。負けてしまうこともあるけれど、勝てる喜びがあるから今、頑張ることができています。
先生たちにも恵まれて、強くなれていると思います。
確かに、レスリングは痛い時もあるし、怪我もすることもあります。でもその分、勝てた時の喜びを味わえるのが魅力です。
(澤谷さん)私は海士町で、レスリングの存在をもっとアピールしていきたいです。海士町では昔レスリングがとても盛り上がっていて。その頃の活気を取り戻したいと思っています。
もちろん試合で結果を出したいという気持ちもありますし、最近では情報発信することにも力を入れています。レスリングをもっともっと、盛り上げていきたいです。
ーー入部を希望される方へメッセージを!
(お二人)島前高校もレスリング部も、とっても楽しい場所です。
レスリングの練習はきついこともあるけれど、みんな仲が良く、オンオフの切り替えがしっかりととしているので、充実した日々を過ごせると思います!
・・・
そして最後に、顧問の河内先生からメッセージをいただきました。
(河内先生)勝ちたいという強い意志を持つ部員たち。
練習が終わっても、残って自主練していることもあります。
大会で負けて悔しくて、涙を流す人。
それは今まで一生懸命練習に打ち込んできたからこそ流れる涙。
悔しい、勝ちたい!その気持ちがあるからこそ、今のレスリング部の熱意につながっているのだと思います。
未経験でも、大丈夫。興味があってやる気があれば、全国どこでからでも!ご連絡お待ちしております。
興味のある方はまずは一度、お会いしましょう!
〒684-0404
島根県隠岐郡海士町大字福井1403
島根県立隠岐島前高等学校
レスリング部 監督 河内龍馬
Tel 08514-2-0731
mail kawauchi-ryuma◼︎edu.pref.shimane.jp
(メールでお問い合わせの際は、◼︎を@にしてください)
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