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【観光協会監修】海士町の魅力的な"民宿"を徹底紹介! おすすめの3軒で叶う特別な島旅

人口約2,300人・島根県の離島である海士町ですが、実はさまざまな宿泊施設があります。ジオパークの拠点施設であり海士町の自然を感じることができるホテル「Entô(エントウ)」をはじめ、グランピング施設、そして島の暮らしを身近に感じられる民宿など......。

なかでも今回は、島の人々との心温まる出会いや、その日獲れた海の幸を味わえる「民宿」の魅力を、海士町観光協会の犬塚さんに詳しく伺いました!
(監修:海士町観光協会)



海士町で過ごす休日、3つの宿泊スタイル

まずは、海士町の宿泊施設について大きく3つの種類でご紹介します。


■ ホテルステイ:観光もビジネスも快適に

海士町の宿泊施設の一つ目は「ホテル」。代表的な施設として、海を望む『Entô』と港近くの『B&B あとど』があります。

目の前に広がる海を一望できる『Entô』は、ジオパークの拠点施設として海士町の自然を感じられる宿泊施設。モダンな設備と落ち着いた空間で、島での特別な時間を演出してくれます。一方『B&B あとど』は、港からのアクセスの良さを活かし、観光はもちろん、島でのビジネス拠点としても多くの方に利用されています。


■ グランピング:島時間に身を委ねて

2023年にオープンした『TADAYOI(タダヨイ)』は、海士町ならではの新しい宿泊体験を提供するグランピング施設です。豪華なテント内からは美しい海を一望でき、まるで海の上で漂うような贅沢な時間を過ごせます。日常から離れ、雄大な自然の中でゆったりと流れる島時間を楽しむ場所として、20〜30代のカップルや記念日利用の方を中心に人気を集めています。


■ 民宿:島の暮らしに触れる

そして3つ目が、海士町の魅力を最も身近に感じられる「民宿」です。実は、観光客向けの施設が増える以前から、海士町には個性豊かな民宿がたくさんありました。
その日獲れた新鮮な魚介類を食卓に並べ、島の人々との温かな交流が生まれる場所として、今も変わらず多くのリピーターに愛され続けています。一軒一軒に異なる魅力があり、まるで島の実家のような居心地の良さは、民宿ならではの特別な体験。海士町の暮らしを肌で感じたい方にとって、かけがえのない思い出となるはずです。


民宿って実際どんなところ?その魅力とは

「民宿に泊まってみたいけど、どんな感じなんだろう?」そんな声にお応えして、海士町の民宿の魅力をご紹介します。


01.島の新鮮な海の幸を味わえる

「海士町に来たら新鮮な魚介類を食べたい!」という方におすすめなのが民宿です。朝一番に水揚げされた魚を使ったお造りや、自家製の干物、裏庭で採れた野菜を使った料理など、その日その日で変わる島の恵みを存分に味わえます。

特に「お造り」は各民宿が腕を振るう一品。新鮮な魚介類の旨みを最大限に引き出した逸品は、思わず笑みがこぼれる美味しさです。

「実は海士町の飲食店だけでは、島の海の幸を十分に味わえない方もいらっしゃるんです。食事付きの民宿を選べば、島ならではの新鮮な食材を使った料理を楽しめます。女将たちの手料理は、まるで実家に帰ったような温かみがありますよ」(犬塚さん)


02.島の人との会話を楽しめる

島の方々との交流も、民宿ならではの大きな魅力です。夕食時に交わす会話の中から、島の暮らしや文化、季節ごとの楽しみ方を教えてもらえることも。旅の醍醐味となる情報もゲットできるかも。

「島の人と話してみたい」「地元の人のおすすめスポットを教えてもらいたい」という方には、特におすすめですね。観光ガイドには載っていない、地元の人だから知っている穴場スポットを教えてもらえるかもしれません。何気ない会話から生まれる島の人々との交流は、きっと旅の思い出の一つになるはずです。」(犬塚さん)


03.一軒一軒の個性が魅力

海士町の民宿の面白さは、それぞれの宿が持つ独自の魅力。音楽好きが集まる居酒屋を併設する宿では、ミュージシャンによるライブを楽しめたり、自給自足にこだわる宿では、裏庭の養鶏場から届く新鮮な卵や自家製の米を味わえたり。海を眺めながらBBQを楽しめる宿では、夕暮れ時に地域の人々と交流しながら、島ならではの食材を堪能できます。

「お客様の趣味や好みに合わせて、ぴったりの民宿をご紹介できるのも魅力のひとつです。音楽がお好きな方、自然の中でゆっくり過ごしたい方、地域の人々との交流を楽しみたい方……それぞれの『したい!』に応える宿がきっと見つかります」と犬塚さん。

まさに、一期一会の素敵な出会いが待っているかもしれません。

観光協会職員とゆかりのある俳人の方との民宿での交流の様子




海士町のおすすめ民宿3選!それぞれの特色をご紹介

海士町には、それぞれ個性豊かな民宿があります。ここでは、観光客の方々ぜひ訪れてもらいたいおすすめの3軒をご紹介します。


【中村旅館】音楽と島の人々が集う、港近くの老舗宿

四代目が受け継ぐ『中村旅館』は、2023年にフルリノベーションを行い、より居心地の良い空間に生まれ変わりました。港から車で5分という好立地で、落ち着いた和室でゆっくりと寛げます。

1階には居酒屋『紺屋(こうや)』を併設。ここでは旬の海士の食材を使った料理を楽しめるだけでなく、不定期で島外アーティストによる生ライブも開催されます。音楽をこよなく愛するご主人と、気さくな女将さんが営む空間では、島の人々と宿泊客が自然に交わり、いつも賑やかな雰囲気に。

音楽好きの方や、島の人々との交流を楽しみたい方におすすめの宿です。


【但馬屋】自給自足の暮らしが息づく、心和む島の宿

『但馬屋』の魅力は、なんといってもその徹底した地産地消の姿勢。朝一番の漁で獲れた魚、自家製の海士のハデ干し米、裏庭の養鶏場から届く卵、手作りのおかずなど……。

食卓に並ぶものの多くが宿の女将・宇野よしえさん一家の手によるもの。「お客様に美味しく安心なものを召し上がっていただきたい」という思いから、素材から手作りにこだわっています。

宿から歩いて5分ほどの場所には北分湾があり、朝は漁船が出港する様子、夕方には美しい夕焼けを眺められます。郷愁を誘う田舎の島暮らしが、訪れる人の心を穏やかにしてくれるはず。


【和泉荘】海を望む、家族経営の温かな宿

島の北東部・豊田地区に位置する『和泉荘』は、目の前に豊田湾が広がる絶景の宿。お部屋からは穏やかな海と松島という大きな無人島を望むことができます。「古い建物を丁寧に使い、家族ぐるみで営む民宿です。まるで田舎の実家に帰ってきたような気分でくつろいでいただけます」と、気さくな女将さん。

夏には海を眺めながら庭でBBQを楽しめるほか、近くには明屋海岸もあり、お弁当を持ってピクニックに出かけるのもおすすめ。夕暮れ時や日の出の頃に湾沿いを散歩すれば、静かな港町の情緒を味わえます。

菱浦港からは、レンタカーまたは公営バスでアクセス可能。公営バスを使えば、島の北側の地区を一周する小旅行気分も楽しめます。



初めての方も安心!民宿を楽しむためのポイント


Q . 予約方法は?

民宿の予約方法は様々。旅行サイトで予約できる施設もありますが、電話予約が基本の施設も。「隠岐の島旅」の予約システムを利用するのもおすすめです。


Q . 予約に困った時・迷った時は?

「どの民宿がいいかわからない」「自分に合った宿を探したい」という方は、ぜひ観光協会にご相談ください! LINEやチャット、電話など、お好みの方法でコミュニケーションが可能です。

「お客様の希望をお聞きしながら、ぴったりの宿をご提案させていただきます。気軽にご相談ください!」(犬塚さん)


注意点

  • 一部の民宿では門限がある場合があります

  • 支払いは現金のみの施設が多いので、事前に確認を

  • 繁忙期は予約が取りにくいため、早めの予約がおすすめです


さあ、あなたにぴったりの民宿を見つけましょう!

海士町の民宿には、その日獲れた新鮮な魚介類を使った食事、島の方々との心温まる交流、そして一軒一軒の個性豊かな魅力が詰まっています。ホテルでは味わえない、まるで島の実家に帰ってきたような居心地の良さは、きっとかけがえのない思い出となるはずです。

島の暮らしを身近に感じられる民宿は、以下のような方におすすめです。

🐟 島の新鮮な海の幸を存分に味わいたい方
🤝 島の人々との交流を楽しみたい方
🍲 海士町の文化や暮らしを身近に感じたい方
🏝️ のんびりと島時間を過ごしたい方

「初めは民宿に泊まることに少し不安を感じる方もいらっしゃいますが、実際に泊まってみると『また来たい!』とリピーターになる方が本当に多いんです。お客様の希望をお聞きしながら、ぴったりの民宿をご紹介させていただきますので、ぜひ観光協会にご相談ください」と犬塚さん。

また海士町には、これまでご紹介した宿泊施設のほかにも、一棟貸しのゲストハウスなど、様々な宿泊施設があります。まずは、あなたの「したい!」をお聞かせください。きっと、特別な海士町での滞在が始まるはずです。

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島との距離は離れても、気持ちはいつも近くに