地区ごとに見どころあふれる恵比須祭りに行ってきました。
1月10日ごろに海士町の各地区で行われる恵比須祭り。
恵比須祭りでは豊漁や航海安全を祈願する祭りです。恵比須神社は各地区の港周辺にあり、地区によって「だんじり」や「神輿」を出すなど、今も盛んに行われています。
今回は、1月13日に行われた御波の太井地区の恵比須祭りに参加させていただきました。今年は祭典のみとなってしまいましたが、祭りに参加できたことがうれしかったです。
太井地区で暮らす約10名のみなさんが参加され、太井地区のシェアハウスで暮らす大人の島留学生を温かく迎えてくださいました。
太井地区の恵比須神社は海を挟んだ対岸にあり、御船に乗って向かいます。その御船がある海岸沿いまで、列になって歩きました。一人ひとつお供え物を持ち、和気あいあいとなって御船を目指します。
恵比須神社は太井地区の湾内にあるため御船に乗って移動しますが、以前は陸から桟橋でつながっていて、歩いて行くことができたそうです。
船に乗り約1分ほどで恵比須神社へ到着。お供え物とともに御船から下船します。お供えをし豊漁を祈願。その後、お清めをしました。
恵比須神社から見える景色は、御波の海、そして海の向こうにある私たちの暮らしを見守ってくださっているようでした。普段見る機会のない景色を特別に味わうことができ、私はより一層太井地区を好きになりました。
今年はできませんでしたが、例年では祭典のほか、道中神楽や先祓いが行われます。祭典後には御船がある岸まで、白髪の先祓いと白胴の獅子が舞い、神輿をかついで、盛大に賑わいます。
ここからは過去の祭典の様子をお楽しみください!
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恵比須神社にお参りをする前に御船で御波の湾内を3周します。
大漁旗をなびかせて港を疾走する船上では道中神楽の舞いが行われ、先祓いが乱舞する姿はとても凛々しく、勇壮です。
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今回は恵比須祭りをご紹介しました。毎年行われている恵比須祭り。伝統がずっと残っていくその瞬間に立ち会えてうれしかったです。
恵比須祭りは海士町の各地区で行っており、ほかの地区ならではのユニークさも知りたくなりました。同じ島でも地区ごとによって色が違い、自分のまちに誇りを持っている姿は見入ってしまいます。
また来年の開催も楽しみにしています。ぜひみなさんもご覧ください!
▼菱浦地区の恵比須祭りの様子