隠岐後鳥羽院大賞開催!和歌に短歌に俳句にふれてみませんか?
海士町教育委員会 後鳥羽院顕彰事業詩歌大会事務局さんからお知らせです!
今年で25回目の開催となる『後鳥羽院大賞』の応募がスタートしました!
毎年全国から応募が集まる、格式のある大会です。
詩歌とは?
詩歌とは、和歌、短歌、俳句、詩、などの韻文のことです。
日本固有の詩である和歌は万葉の時代から、俳句は江戸時代から人々に愛されてきました。
詩歌と後鳥羽院
1221年(承久3年)、後鳥羽上皇がこの地へお遷りになり、お隠れになられるまでの19年間、数多くの和歌を残されました。
後鳥羽院が隠岐で詠んだ代表的な作品です。
「われこそは 新島守よ 隠岐の海の 荒き波風 心してふけ」(後鳥羽院)
隠岐後鳥羽院大賞とは?
歌聖としての後鳥羽院を 全国の歌人・俳人が、お慕いし、たくさんの歌を詠んでいます。
後鳥羽院に由緒を持つ、たくさんの伝承と文化を顕彰しようと隠岐後鳥羽院大賞は、はじまりました。
大会の詳細の前に、後鳥羽院顕彰事業に携わり、隠岐後鳥羽院俳句短歌大賞の実行委員をされていた、田口耕さんにインタビュー。大会への思いや俳句の面白さ・魅力を伺いました。
━ーこの大賞が始まった背景を教えてください。
田口さん:
後鳥羽院がお遷りになって、19年間過ごされた。その歴史が海士町の文化の基本にあって、後鳥羽院を顕彰しようと思ったのが一番の理由。後鳥羽院は和歌の方だからね。後鳥羽院に関した大会を行おうって話になった。
ー━俳句と聞くとすごく難しそうに聞こえますが…面白さはどこにありますか?
田口さん:
俳句をやっていると感性やアンテナが磨かれて、俳句をつくろうと一生懸命、情景を見ようとするから、何でも感動するようになりますよ。
今まで見過ごしていたものが面白くなります。
例えば、御火葬塚に行っても後鳥羽院への想いがないと面白くないでしょ。歴史を知っていると「ここを後鳥羽院は歩いたのか」と感じながら歩くことができる。アニメを好きな人が聖地に行く感覚と一緒だよね。
ー━これから俳句をはじめてみようと思う方へ!
田口さん:
まず、できれば歳時記を1冊買って、「自分がこれを使いたい」というお気に入りの季語を使って俳句をつくってみてほしい。季語を知っているだけで自然を注意してみるようになると思います。
季語として、花は入れやすいかもね。「さるすべり」とか「稲」とか。
俳句も短歌も言葉を大切にすることからね。短歌は自分の言葉をそのまま詠む。
俳句は見たままの景色を詠むことで自分の心が表れる。日々の風景を見ていて、歌が詠みたくなる良さがありますよ。まずはなんでも作ってみるといいよ!
和歌・俳句・短歌と聞くと敷居が高いイメージがありましたが、情景をありのまま句にすれば良いと聞くと気軽に応募しやすくなった気がします。
田口さんありがとうございました。
■募集方法
今年も和歌・短歌・俳句を募集します!!
島内の方も島外の方も、どしどしご応募下さい。
入賞された方には、海士町の特産品などが贈呈されます!
🍁和歌:五七五七七形式の古典的な詩
昨年の大賞作品:
『夕月夜みやこ恋しき琴の音に涼しくかよふ浦の松風』
募集要項は、こちらのPDFまたは、画像をご確認ください👇
🍁短歌:五七五七七の五句三十一音の形式の詩
昨年の大賞作品:
『上皇が蹴り上げたような満月が隠岐の島々明るく照らす』
募集要項は、こちらのPDFまたは、画像をご確認ください👇
🍁俳句:五七五を主とした定型を基本とする日本の定型詩
昨年の大賞作品:『隠岐牛の糞ゆたかなり木の芽山』
募集要項は、こちらのPDFまたは、画像をご確認ください👇
■郵送先
はじめてという方も、日々の日常で思い立った和歌・俳句・短歌で応募してみてはいかがでしょうか?
ご応募お待ちしております!!📢