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「失敗の日」を通して、高校生と地域のみなさんの挑戦への背中を押したい!ガバメントクラウドファンディングを実施します!                 

海士町での新たなガバメントクラウドファンディング(ふるさと納税を活用したクラウドファンディング)企画が、本日からスタート!

島根の離島で
「失敗をたたえる祭典」を開きたい!

プロジェクト発起人の隠岐島前高校3年の細井さんに、想いを綴っていただきました。ぜひぜひ最後までご覧ください👀




こんにちは。
島根県海士町にある隠岐島前高校3年生の細井菜乃です!

私の通う島根県立隠岐島前高校では、「失敗を共に称え合い、未来に向けて踏み込み(=挑戦)を宣言する1日」として、失敗の日という学校をあげた行事があります。

失敗の日開催 R5.10.13 失敗の日ダイジェスト_短編

失敗の日とは、フィンランド発祥の記念日で、この日くらいは失敗を共有し、共に賞賛し合おう!という日です。

2024年10月13日(日)に隠岐島前高校で開催される「失敗の日2024」に向けて、ガバメントクラウドファンディングをすることになりました。

そこに至るまでの経緯や失敗の日2024を通して実現したいことをお伝えしたいと思います。




失敗を共に称え合う学校

失敗は教育現場でネガティブな単語とされることがあります。しかし島前高校では、失敗は挑戦の一環であり成功と同じく成長の機会であるという想いから「失敗を共に称え合う学校」をスローガンとして掲げています。

そんな島前高校は、実は島にある唯一の高校。そのため島前高校にとって地域の存在意義は極めて大きく、また地域にとっても島前高校の存在意義は大きいと考えられます。

元々は廃校寸前まできた学校でしたが、地域の方を中心とした様々な挑戦の結果、今では私のように島外の全国各地から生徒が集まってきていて、まさに地域と共にある学校といえるでしょう。

だからこそ、この学校行事を学校に閉じず、地域に開くことで、高校生だけでなく、地域の方たちとも失敗を語り合い、共に称え合いながら背中を押し合ってこの島全体がさらに踏み込む、「魅力的で持続可能な学校」の共創を実現したい、このような思いからガバメントクラウドファンディングを実施することになりました。


失敗の日って何するの?

失敗の日は、いつの間にかとらわれているかもしれない「失敗をしてはいけない」という枠からいかに踏み込めるのかが問われる1日になります。

昨年度の失敗の日は、校長による失敗談を踏まえての開幕宣言があり、フィンランド大使館のメッセージによるオープニングから始まりました。

そして、これまでの失敗を語り合う対話会や生徒運営による失敗ラジオ、普段関わりの少ない生徒・教員・地域の人で失敗を語りながら食べる踏み込みランチ、講演会や未来への踏み込みを考える振り返りワークショップなどを行いました。

踏み込みランチ

失敗の日はこのように1日を通して、失敗を前向きに友人や仲間たちと共有し合い、共に称えあえる時間となります。


私は、西野亮廣さんをお呼びしたい

今年の講演会では、西野亮廣さんを招き、講演会をしていただきたいと考えています。私は、高校1年生の時に読んだ「革命のファンファーレ」(著:西野亮廣)という本によって、西野さんが目指す世界や見ている視点、考え方に心から魅了されました。

西野さんは、国内外で数えきれないほどの踏み込み、失敗をされていて西野さんの講演会を、高校生や先生、地域の人たちに届けることで、失敗を恐れずに挑戦することの大切さを再認識し、更なる挑戦への一歩を踏みだせるような時間にしたいと思ったからです。

西野亮廣さん
画像提供:@CHIMNEY TOWN
 

西野亮廣(にしの・あきひろ)さん
1980年兵庫県生まれ。芸人·童話作家。 著書は、絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ& キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック~約束の時計台~』『みにくいマルコ』、小説に『グッド・ コマーシャル』、ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『バカとつき合うな』(堀江貴文氏と共著)『新世界』『ゴミ人間』『夢と金』などがあり、全作ベストセラーとなる。 2020年12月に公開された映画『えんとつ町のプペル』では脚本・製作総指揮を務め、大ヒットを記録。

西野亮廣(にしの あきひろ)公式プロフィールより引用


最高の失敗の日にしたい

昨年度は、当時高校2年生の私自身も、尊敬している西野亮廣さんについて「生徒による踏み込み授業〜偏愛授業〜」という失敗の日の企画で生徒と先生向けに授業をするという踏み込みをしました。

普段なかなか踏み込むことに躊躇する時もある私ですが、この日のおかげで思いっきり踏み込むことができた原体験を得ることができました。

偏愛授業の様子
(西野亮廣さんをテーマとして授業をしました)

また、このガバメントクラウドファウンディング自体も、先生や町の皆さんの応援があり踏み込むことができました。この経験から私は、踏み込みに躊躇する高校生が失敗を恐れずに踏み込むためには、仲間や応援者の後押しが必要不可欠だと思います。


だからこそ、今年は在校生、教職員、卒業生、保護者の方々、地域の人たち、来場者の皆さんと一緒に踏み込む、最高の失敗の日にしたいと考えています!


運営メンバーを紹介します!

1.細井菜乃(ほそいなの)

私はこの島に来るまで、ふるさとや地元愛というものが分かりませんでした。でも、海士町にきて、地域や人のつながり、尊敬できる仲間との出逢い、本気の大人の格好良さを目の当たりにし、海士町のことが大好きになりました。私は失敗の日を通じて、高校生や地域の人々が新たな挑戦を始めるきっかけを作りたいと思っています。


2.宮野準也(みやのじゅんや)

島前高校コーディネーターの宮野です!島に来て10年が経ちました。この島の1つの魅力は、毎年毎年、踏み込み(挑戦し)続けていることです。

それは、島前高校も同じことです。島前高校では、第一回目から失敗の日を担当しています。今回は、菜乃さんと一緒に、失敗を恐れずに「地域に開かれた失敗の日」に踏み込んでみることにしました。

もし失敗したら、失敗の日で盛大に発表して、みんなに称えてもらおうと思っていますので、思いっきり踏み込んでいきたいと思います!!


隠岐島前高校がある場所

島根県から北におよそ60km、日本海に浮かぶのが隠岐諸島です。本州からフェリーで約3時間かかる隠岐諸島には、大小180以上もの島があります。

隠岐島前高校がある海士町(中ノ島)は、本土からフェリーで約3時間で着き、人口約2300人の小さな島。

サザエや岩牡蠣などの美味しい海の幸や美しい自然に恵まれ、離島ならではの独特な文化や歴史も学べるとても魅力的な島です。

また、地方創生のモデルにもなっています!町民の4人に1人がIターン、島前地域唯一の高校は、全校生徒の5割以上が島外からの入学生徒です。

海士町のキャッチコピー『ないものはない』が意味するのは、「生きるために必要なものは、すべてここにある」ということ。「ないからこそ良い」という価値観を大事にしながら、「あるもの」を活かす知恵と工夫で暮らしを楽しもうとする精神があります。


ガバメントクラウドファンディングについて

ここまで読んでいただきありがとうございます!
皆様からの応援、よろしくお願いいたします。

寄付受付サイト:ふるさとチョイス--ガバメントクラウドファンディング
目標金額:160万円
募集期間:2024年8月2日~2024年9月2日(32日間)
※期間を延長する場合もあります
寄付金の使い道:講演会開催費用(講演料、交通費、宿泊費)、宣伝費など

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