望み、挑んだ体育祭!!隠岐島前高校の体育祭をレポートしました!!
皆さん、こんにちは!
隠岐島前高校地域国際交流部です!
9月3日、9月4日に隠岐島前高校で
文化祭・体育祭を含む碧燎祭(へきりょうさい)が行われました。
今回は、その2日間の様子を当事者の私達がお届けしたいと思います!
前編、後編に分け、後編は2日目の体育祭を紹介します!
今年のテーマは「望め、挑め。〜この瞬間この仲間と〜」でした。
このテーマは、全校生徒からの公募で決定し、普段踏み出すことのできない自分を仲間とともに創り上げていってほしいという思いが込められています。
体育祭
島前高校の体育祭は団分けのくじ引きからはじまります。学年やクラス対抗ではなく、先輩後輩ごちゃまぜで赤、青、黃団に分かれます。初めて話す人も多い中ですが、くじ引きで集まった、たった一度きりの仲間と体育祭に向けて練習を重ねていきました。
いよいよ体育祭当日を迎えました!
当日のスケジュールです。
開会式
校長先生の熱い言葉で体育祭がはじまりました!
隠岐民謡
隠岐島前高校では毎年、海士町の”キンニャモニャ”、知夫村の”どっさり”、隠岐の島の”しげさ”という3つの民謡を各団ごとに分かれて踊ります。
民謡も得点にはいるため、練習期間に練習します。
各団によって少しずつ振りや、踊る隊形がちがうところも見どころです!
競技
今年は5つの競技が行われました。
1つずつ紹介していきます!
1,障害物競走
障害物競走といえば、引いたお題に合った人を見つけるというまさに青春競技!
くじを引くまでに平均台、ネットくぐり、さまざまな大きさのボールをラケットで運ぶという障害物を乗り越え、お題にあった人と一緒にゴールまで走り抜けます。
みんなとても楽しそうでした!
2,みんなでよーいどん
これは全校生徒参加型の色別リレーです。
25mからはじまり、50m、100m、と距離が伸びていき、アンカーは200mを走ります。
今年のアンカーは赤、青、黄のすべての団の団長が走りました!
3,台風の目
4人で1組となり、竹の棒をもって走る競技です。
2つのコーンを回ってスタート地点に戻り、棒を次の組の人に渡します。
アンカーの組が早く走り終わったところが勝ちとなります。
みんな息を合わせて、がんばっていました!
4,綱引き
男子8人、女子8人の合計16人で戦います。
総当たり戦で、先生チーム、保護者チームとも戦いました。
作戦を考えたチーム、力で押し切ったチームなど、色によって戦略が違っておもしろかったです!
5,色別リレー
各団の選抜メンバーが100mを走ります。
走らない人は応援をしたり、声掛けをしたりなど、みんなが一体となってリレーを楽しみました。
とても白熱した戦いになりました!
応援合戦
体育祭、最大のみどころでもある応援合戦がはじまりました!
応援合戦のために各団の3年生が曲、曲にあったダンス、衣装すべてを考えます。たった10分ですが、この10分間に3年生のすべての想いが詰まっています。私達もその想いに答えるべく放課後や、授業など全力で練習します!
ここからは各団のこだわりとともに当日の様子をお届けします!
赤団
みごと応援合戦の部で優勝した赤団!
赤団はサーカスをテーマに、狂気や熱狂をダンスや衣装、絵で表現しました。衣装ではサーカスで輝くたくさんの個性を、多くの素材の組み合わせで表現しました。
絵ではピエロが大きく描かれ、カーテンを縫い付けるという凝った工夫も見られました。
ダンスはまさに熱狂!息のあったダンスで会場を魅了しました。
青団
青団は”百川帰海”という、多くの離れ離れになっているものが一箇所に集まるという意味が込められたコンセプトのもと、練習に励みました。
衣装はダンスとの調和を考え、青と白を基調とし、爽やかでひとりひとりが映えるように作られていました。
絵でも、ダンスとの調和が考えられており、絵の中央には日本古来の妖怪、牛鬼がイメージされたものがかかれています。
ダンスではジャンルを統一せず、楽しいとかっこいいが組み合わさっていました。振付はなんと!すべてオリジナルで、体育祭のために考えられたそうです。
黄団
今年の黄団のスローガンは”楽しさ伝染”!
黄団みんなの全力と笑顔で、団を超えた感動を届けるべく、気合を入れて練習に励みました。
衣装は今の流行にあった、アームウォーマーなどを取り入れた四種類。
絵は、黄団の理想や象徴が全て詰まっており、一つ一つのデザインに意味が込められています。何時間でも見られる作品です。
ダンスは何回でも踊りたくなるような、楽しくて達成感のある振り付けになっていて、見ている私達にも楽しさが”伝染”しました!
団長インタビュー
団長インタビュー
この、体育祭を盛り上げた3人の団長たちにインタビューしてみました!!!
質問したのは、
①体育祭、振り返ってみてどうでしたか?
②団長として一番頑張ったことは?
③体育祭で一番楽しかったことは? の3項目です!!
まずは、青団団長から!!
青団 団長
・長谷川一球
①最初は、大変なことが多く頭を悩ませましたが、終わってみると達成感がすごいです! でも、もうあの日々がないと思うとすごく悲しいです。
②1番は、ダンスですね!1、2 年と二年連続でダンスが全然できなくて、すごい恥ずかしい思いをしたんです。団長なので 流石に恥ずかしいダンスはできないなと思い、長期休暇でも1日も休まずにしました!本番は、緊張で動きがカチカチでした!(笑
③一番の思い出は、体育祭が終わったあとにみんなが自分を胴上げしてくれたことです!
青団は、すごくチームワークが良くてみんなで成し遂げる感じが見て取れました!応援も すごくて、みんながテントの前に出て全力で応援している姿が個人的に印象に残っています!
次は、総合優勝した黄団です!
黄団 団長
・ 高橋恭介
①三年間で一番楽しい体育祭でした!保護者の方にも来ていただいて、すごく盛り上がったし、ほぼ通常通りでできたのでとても素晴らしいものでした!!
②団長というのもあって、チームづくりに力を入れました!他学年同士の壁を壊すために 話し合いの場を設けるなどの工夫をして、チームの絆を高めました!!
③楽しかったのは、綱引きです!僕の団には特段体格のいい人や背が高い人が他の団に比べて圧倒的に少なかったです!そんなハンデがあっても勝てるように綱引きの戦術動画をグループに流すなどの工夫をしました!!その結果、綱引きでは全勝できたのですごく嬉しかったし最高に楽しかったです!! 島の方たちはもっと強いので勝てるようにがんばります!!!(笑)
黄団は、ダンス練習を一番楽しくやっている団でした!!毎回、別の団の自分でも踊りたい!と思わせるのは、黄団の最大の魅力だと思います!!
次は、ダンス部門と衣装部門の2冠を果たした赤団です!!
赤団 団長
・北村光
①いまは、体育祭の余韻がすごいです!!みんなも言ってるけどまだ体育祭のあの気分が抜けきれてないです。今思うのは、三年生という役目を終えたんだなということです。3年生がやってきたことは、 2年生がやらないといけないし、2年生がやってきたことは、1年生がやらないといけない。世代交代していくんだな、それと同時に、卒業していくんだなという思いがふつふつと湧いています。
②ダンス練習に全力を注ぎました!2年生のときは参加したけども、ダンス練習にあまり行きませんでしたが、今回は参加しました。なぜかというと、3年生が参加しないとだめだと思ったからです。 だからこそ、ダンス練習では、誰よりも長くいたし、誰よりも真剣に取り組みました!団長は、たくさんのタスクをやるというわけではなくて、団に所属しているすべての人の模範になるものだと思っています。 正直、ダンス練習に誰よりも多く行くことで、言葉じゃなくて、背中で語る方がみんなに響くと思いました!
③障害物競走に決まってんじゃん!(笑)女の子に三回も連れて行かれたからね!!女の子に3回誘われた選考理由1「おもしろい」2「足速い」3「ダンス練習がんばる」こんなの俺しかいないでしょ!障害物競走じゃなくて、もはや北村光競争だね(笑)
さすが、団長!いままで私達を引っ張ってきてくれてありがとうございました。
生徒会企画”島前校生の主張”
バラエティー番組「学校へ行こう!」の企画を再現した未成年の主張、島前高校ver.
今年は生徒&生徒が自分の思いを叫びました。
感謝の気持や、普段思っていることを生徒から生徒へ、生徒から先生へ、はたまた先生から生徒へ伝えました。
「みんなと一緒に学校生活おくれて良かった」「〇〇さん、だいすきでーす!」など様々なメッセージが色々な人に伝えられていました。今年はなんと!漫才を披露するペアもいました。修学旅行をお題としたもので、校庭が爆笑の渦に包まれました。
火の集い
いよいよ体育祭もおわりが近づいてきました。
火の集いとは碧燎祭の後夜祭のことで、半世紀以上続いてきた伝統的な行事です。
一人ひとつ火のついた棒をもって、真ん中のキャンプファイヤーをぐるっと囲み、運動場をまわります。
今年は前日が雨だったため、キャンプファイアーは実施できませんでしたが、とても綺麗でした!
まとめ
今年も二日間にわたる碧燎祭が終了しました。
またひとつみんなでの思い出が増えたことだと思います。この思い出を大切にこれからも高校生活楽しんでいきたいと思います!
今回、碧燎祭をこのような形で行うことができたのは様々な方の協力があったからです。
ほんとうにありがとうございました!
これにて碧燎祭編終了です!
前編と合わせ、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
写真・文:隠岐島前高校 地域国際交流部
LINKS:
前編 碧燎祭一日目 文化祭
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