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炎天下のもと全力でかるたを取りに行ってみた

はじめまして。4月に島体験生として長野県から海士町に来ました、工藤きあらです。

2022年8月28日、レインボービーチにて行われた「ビーチかるた大会」。
ビーチもかるたも好きではないが、夏が終わるというのに夏らしいことをしていなかったので行ってみました!

開場は、レインボービーチ(菱浦港から徒歩数分です!)


ビーチかるた大会って?

和歌やかるたに親しみがない人にも興味を持ってもらうきっかけとなるように考えられた、夏とかるたを楽しめるイベントです。後鳥羽院顕彰事業実行委員会さんが企画されました。

「ビーチかるた大会」ちらし


かるたといえば和歌ですが、かつて海士町には和歌への造詣が深く、歌人として秀でた才能を持った偉人が住んでいました。

その名も後鳥羽院です。(院は上皇の尊称)

ビーチかるた大会では、後鳥羽院が隠岐で詠まれた歌から百首を選定した「後鳥羽院遠島百首」のかるたを使います。

後鳥羽院遠島百首かるた読み札


誰もが楽しめるルールを

ビーチを走るルールにしてしまうと、体力のある人が有利になってしまう。スポーツゲームではないので、参加するみんなが楽しめることが大切。

そこで、老若男女誰もが対等に競えて楽しめるルールを、隠岐島前高校のヒトツナギ部のみなさんが考案してくださいました。

ビーチかるたのルール
① みんなで集まって歌を覚えます
② 6人1チームになって、4チームで競います。(青丸)
③ 各チームかるた(赤丸)からの距離を均等に取り、四方を囲います。
④ 読み手が上の句を読み終えたら動くことができます。
⑤ 「けん、けん、ぱ」でかるたを取りに行きます。
ビーチかるた用の取り札はA3サイズとかなり大きめです


かるたに向かってけん、けん、ぱしている参加者


目の前のかるたを取られることも・・・


下の句を覚える時間


チームで遊ぶって楽しい

自分が大人になってから「遊ぶこと」というと、どこかに買い物に行ったり、ゲームをしたり、、と本当に遊びといえるのか微妙なものが多かったり、1人で完結できるようなことが多かったように感じます。

今回のビーチかるた大会で、小学生の頃のように全身を使って本気で遊んだことで、かるたの楽しさを知れたり、参加者の方とも仲良くなれたり、一緒に参加した友達とはより仲が深まったりと、とても充実した時間を過ごすことができました。

これから季節は夏から秋に変わりますが、ビーチでかるたはできなくても、秋らしいこととかるたの楽しさが伝わるようなイベントが開催されたらまた参加したいと思いました。

私が離島するまで残り約半年。限りある時間の中で、今後もイベントなどに参加しながら、後鳥羽院の島での暮らしを学んでいきたいです。


最後はみんな仲良くなりました!


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島との距離は離れても、気持ちはいつも近くに