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「ここで働き、暮らす」を五感で試せる海士町移住検討ツアーとは?ツアーレポート①

こんにちは、海士町移住検討ツアー運営事務局の佐藤です。

▼海士町で働き暮らすリアルにふれる2泊3日の「海士町移住検討ツアー」

2022年7月に初回を迎えた本ツアーは、41名の方にご応募をいただき、計4回のツアーで14名の方にご参加いただきました。

本記事では、ツアー運営事務局の佐藤がこれまでのツアーを振り返り、残念ながら参加できなかった方や今後のツアーへの参加を検討されている方のために、ツアーの様子をお届けします!


「海士町で暮らす」という選択肢

本ツアーのコンセプトは、「海士町で働き暮らすリアルにふれる3日間」

新天地への移住には、住まいや仕事、地域の人々との関わり創りなど不安がつきもの。ツアーへの参加によって、皆さんの理想の生活イメージと海士町での生活イメージとを照らし合わせ、新天地に飛び込むハードルが少しでも低くなってほしい。そんな想いから、このコンセプトに決まりました。

ツアーのチラシ


ツアーに参加してみて「やっぱりここは違うかも」という結論に至ってもいいと思っています。もちろん、これから働き暮らしていく場所の選択肢に「海士町」が加わることはうれしいですが、等身大の自分でありのままの島の姿にふれながら「これから」について考える機会にしていただけるとうれしいです。


参加者と、島民と、移住者と繋がる3日間

本土からフェリーに揺られ3時間、港の玄関口・キンニャモニャセンターで
私たち運営事務局と、滞在を共にする参加者の皆さんが集合します。

そして、宿泊する島内の民宿に移動し、島の食材を使った美味しい夕食からツアーは始まります。ツアー中に2回ずつある夕食と昼食の時間は、島民の方や移住者の方もお招きする交流の機会
ここでは、そんな交流時の様子を少しご紹介します。

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2日目の夕食は島の食材を使ったBBQ
テーブルには、島で生まれ島で育ったブランド牛「隠岐牛」や、移住者の方や地元の方が苗から大切に育てたお裾分けの野菜も並びます。
BBQの席には参加者の方や運営スタッフだけでなく、移住者の方や地元の方、役場の職員さんもお招きしています。

「海士町に移住しようと思ったきっかけは?」
「実際に住んでみて感じる町の印象は?」といった経験談から、
「生活費や収入面はどうですか?」などのぶっちゃけトークまで。
リアルで会えるからこそ聞ける様々な話題や質問が飛び交います。

そして3日目の昼食は、地域の方のご自宅で島の郷土料理をいただきました。朝に島の漁場で仕入れたという新鮮なお刺身や、海士町の特産品のサザエご飯など、食卓に乗り切れないほどのお料理の数々、、。
小鉢のもずくや味噌も手作りなんだとか!

昼食時の様子

ご自身で海に入って採ってきたもずくや、昨年に漬けたお味噌、ご自身で葉を摘んで乾燥させて作ったお茶までいただきました。
島で採れた食材を味わうだけでなく、島民の暮らしやライフスタイルを感じられる瞬間です。過程を知って食べるお料理はさらに美味しく感じます。

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過去には、昼食をご一緒した地域の方に宛てて、ツアー終了後にお手紙を送っていただいた参加者の方や、「近い年齢の方々のお話を聞くことで、島で働くことや生活することのイメージを持てました」という、うれしいお声も!

離島後にも連絡を取り合ったり、「また来て欲しい」「また会いに来たい」と感じられるような出会いがあったり。
そんな素敵なご縁がツアーをきっかけに生まれた時は、言葉にならないほどの喜びを感じます、、!


ありのままの生活とリアルな仕事にふれる時間

新天地への移住には、その地で暮らす人々の生活に関わる不安はつきもの。
ツアー中には、住まい見学、島内の生活スポット巡り、暮らしの相談会など、生活を取り巻く疑問や不安を解消できる機会をご用意しています。
ほんの一部ですが、過去に実施したプログラムを抜粋してご紹介します!

例えば、岩牡蠣の養殖を行う島内の事業所での産業体験
体験の中では、実際に漁船で海に出たり、事業所の社長さんのビジョンや想いを聞いたり。
「時間をかけて牡蠣を育てているところの一部でもお手伝い出来たことが嬉しかった」
「今後のビジョンが本当に興味深くてワクワクしました」
といった素敵な感想をいただきました!

さらに現場には、島内の複数の事業所に従事されているマルチワーカーさんの姿も。リアルな生産現場やそこで働く方々のストーリーに触れるだけでなく、「複業」という海士町での働き方についてのお話も聞かせていただきました

岩牡蠣の養殖の事業所の方々


また、海士町での仕事や働き方を知る時間の他に、地区や住まいの見学も。

周辺の地区を少し散策した後、実際に移住者の方のご自宅に上がらせていただきました。お部屋からはオーシャンビューと夕日が堪能できる単身住宅。

住宅前に広がる風景


今のご自宅への入居が決まった経緯や、引っ越し時のお話を伺いました。
また、夏場は西日で室温が上がるため、仕事終わりには家の前で夕日を眺め、冷房が効き始めたタイミングで家の中に入るんだとか。

これも、実際に訪れて分かる島だからこその楽しみ方です。

さらに見学の最中にはこんな偶然の出会いも、、

偶然出会った住民の方々とツアー参加者の方々

家の前に広がる海で素潜りをされていた住民の方々と出会い、採れたてのウニをその場でいただきました。顔の見えるコミュニティが広がる海士町では、出歩いた先での新しい出会いや交流は日常的な出来事です。

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ここ海士町での暮らしには、都会のような便利さはありません。
けれども、だからこそ、自分たちの手で一緒になって創り出す喜びに溢れる島です。

町のスローガン「ないものはない」は、そんな海士町での生活や人々の楽しみ方をよく表している言葉だと感じます。

ぜひツアーへの参加を通して、ないものはない海士町の生活を体感しにきてください。


参加者の声

下記は、ツアー参加者の方々からいただいた感想の一部です。

  • もし海士町を選ぶならこんな形になるのかなという一つの選択肢がイメージできました。

  • 同世代で家庭など近い境遇の方々とで、お話をとても面白く聞けました。

  • 移住先でどうしてもやりたいことやこだわりがなかったとしても、現地で働きながら探して行く道もあるということを改めて感じられました。

  • こんな人たちがいる島で暮らしてみたいと思えました。

  • また海士町に行ってみたいと思うきっかけ作りになりました。

  • チャレンジしたい人を応援してくださる方が多い印象で、新しいことに取り組む場として魅力的に感じました。

  • 島でお会いした皆さんが口を揃えてまた来なさいと言ってくださるのがとても印象的で、人の温かさを感じることができました。


島で過ごす2泊3日はあっという間に感じますが、振り返ると非常に濃い時間です。皆さんが滞在を終えて島を離れる時、海士町での働き方・暮らし方・関わり方を一つの選択肢として持って帰っていただけるとうれしいです。

お見送りの様子。また遊びに来てください!


「本当にここで働き、暮らしていけるのか」
ということを自分の五感で感じるために、まずは移住検討ツアーにご参加ください。

みなさまの来島を海士町でお待ちしています!


▼ツアーの詳細はこちらからご確認ください。

▼より時間をかけて「海士町」という選択肢を考えたい方へ


後日のnote記事では、第2回のツアーにご参加いただき海士町複業協同組合に就職を予定されている西田さんに、ツアーの感想を伺いました。


島との距離は離れても、気持ちはいつも近くに