「ないものはない」海士町の何がおもしろいのか?ーー海士町NOWイベントレポート@note place
2023年10月1日。東京四ツ谷にあるnote社さんのイベントスペース「note place」にて海士町NOWを開催しました!
海士町では今どんな取り組みが行われていて、どんな未来を目指しているのか…海士町の「今」がわかる2時間となりました!
こちらのグラレコは、イベントに遊びにきてくださった滝本さんがつくってくださいました!海士町でのインターシップ経験もあるとのことで大野さんのイラストもそっくりです!笑
海士町のことはなんとなく知っているけど、「どんな町なんだろう、今の海士町はどんなことをしているのかな?」。それぞれの思いで海士町に興味関心を持ってくださるみなさんがnote placeに集結!
海士町NOW
はじめに、AMAホールディングス代表取締役の大野さんによる海士町NOWからスタート!大人の島留学制度や教育、産業など普段知ることができない海士町の取り組みやその関連性についてお話いただきました。
公務員だって複業したっていいじゃない!?
役場でのデスクワークの働き方に加え、地域へ飛び出し、現場に足を運ぶ。海士町役場半官半X特命担当の活動紹介がありました。
そのなかの1人である海士町役場職員の大山さんは看護師の資格を活かしながら、1次産業の現場にも足を運び、様々な業務を担っています。
8月には移住を検討される看護師さんを対象とした来島ツアーも開催され、看護師×○○○という新たな働き方を推進しています👇
チャレンジャーを応援する仕組み
島には、海士町未来共創基金という島の未来に繋がる事業へと投資・共創を行うために設置された基金があり、「海の魅力と安心をつなぐマリンサービス事業」や「近くで作って近くで飲む牛乳生産事業」など最近の取り組みが紹介されました。
暮らしにも魅力を感じ、島に就職する若者が多い
2020年からは、大人の島留学という就労型お試し移住制度がスタート。制度卒業後も島に残り、活躍する若者が増えました。具体的には100名の参加者のうち24名が就職するなどで島に残ってくれたことになります。
大野さん自身も地区清掃や地域のバーベキューに「楽しみながら参加している」と話します。そういう場での交流も島での暮らしやすさに繋がっているようです。
大人の島留学パネルトーク
続いては、現役大人の島留学生の箭内祐さんと大人の島留学卒業生の岩見しおりさん、堀之内千夏さんによるパネルトークを行いました!年間100名近い若者が隠岐島前3島に来島するのにはどのような魅力があるのか。そこで今回は【大人の島留学の魅力】というテーマで大人の島留学生が想う【魅力】の一部をご紹介します!
箭内さん、岩見さん、堀之内さんが考える、大人の島留学の魅力をスライドに映し出し、参加者のみなさんが気になる質問にお答えしていきます。
多種多様な人との繋がり
現役大人の島留学生 箭内さん:
自身も含め海士町には様々な経歴を持つ若者が集まっています。
もちろん年齢も様々で考え方もそれぞれ異なる。
都会は人も多くその分多種多様な人という意味では都会に勝るものはないと思います。ただ、その人たちと繋がるには圧倒的に島留学という制度は有効的なものだと感じてます。
現役大人の島留学生 箭内さん:
その多種多様なみなさんとつながりの中で、自分のフィールドでは普段出てこないような意見が飛び交い、島の中で新たな仕事がうまれたり、仕組みづくりの機会創出の場へとつながることがなによりの魅力ですね。
島を離れても応援する、される関係
大人の島留学卒業生 岩見さん:
大人の島留学をしていたときにできた友人、お世話になった島の方と一生もののつながりができたことが、自分にとっての魅力です。
大人の島留学生の時に、わからないながらもがむしゃらにやってみて、周りの人を頼りしていただいたことに対して感謝をしっかり伝えることを心がけていたからこそありがたいことに、ずっと気にかけていただけたのだと思います。
大人の島留学卒業生 岩見さん:
私は大人の島留学卒業後、一度関東の会社に就職をしたのですが、やってることが島のことでなくても、離れたところにいても、島にいる方と応援する・される関係性でいられたことが、 自分にとって頑張るエネルギーでした。
悩み事から仕事の調子、恋人の有無の定期的な確認笑、島の求人情報まで、いろいろなメッセージのやりとりがありました。
そんなフランクな関係性があったからこそ、今、島に還って働くことにつながっているのだと思います。
とりあえずやってみるができる
大人の島留学卒業生 堀之内さん:
海士町は、誰でもやってみる・頑張ってみるができる場所だと思っています。
特別なスキルや経験、地域への特別な思いがあるわけじゃなかった大人の島留学生の自分でも、やると決めたら任せてもらえる環境がありました。
大人の島留学卒業生 堀之内さん:
「こんなこと自分がやってもいいの?」という感覚は大人の島留学生を卒業した今でもあります。その代わりに、その環境が自分にとって良い意味でプレッシャーになり、より自分事として仕事に向き合えるようになりました。
大人の島留学パネルトークを通じて、参加者のみなさんからは、
海士町をこんなに身近に感じられるのはありがたい。
島のみなさんで知恵を出し合い盛り上げ、海士町を作っているんだと感じた。
地方創生最先端の概要を知れてよかった。
というご感想も。他にも、参加いただいた海士町出身の方や、海士町ファンのみなさんからも多くのうれしいお言葉をいただきました!
プチ交流会
そして最後に、参加者のみなさんとの親睦を深めるべくプチ交流会の時間です!海士町スタッフとの交流はもちろん、参加者同士の交流も生まれ、にぎわったひとときとなりました。
「まさか東京でこんなに海士町の話ができるとは!」、「真剣なお話からくすっと笑えるお話まで、海士町の今を知ることができる貴重な機会となりました!なんといっても大野さんのお話が面白い!」といった声もいただきました。
海士町産の塩を使用した「海士乃塩チョコレート」や海士町産の酒米と海士町の水で醸した日本酒「承久の宴」、ほかにも「肝醤油漬け」や、島のハーブティ「ふくぎ茶」など、海士町の産品をお楽しみいただきました。
おわりに
交流会も盛り上がり、あっという間に時間が過ぎた「海士町NOW」も閉幕へ。
今回のイベントを通して、「海士町」のことを少しでも知っていただけたら、うれしい限りです。また、私たち自身も来場されたみなさんの声から気づきとなる場面も多くありました。特に「海士町のそれぞれの取り組みの関連性などはむしろ島民すら知らないこともあるのでは」という指摘にはハッとさせられました。
これからもみなさんと海士町が関わり続けられるよう、更なる飛躍に向け、取り組み続けていきたいと思います。そして今後も島外での海士町イベントはもちろん、海士町に足を運んでいただいた際には島の空気を感じていただけたらうれしいです。本当にありがとうございました!
LINKS
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