今月の1枚で振り返る、おだやかな島の日常
小さくささやかだけれど確かな幸せは、いつも日常のどこかに隠れていて、ふとしたときにそっと顔を出してくれるような気がします。
大人の島留学生につくってもらっている「今月の1枚(今月の海士町に掲載)」をまとめてみました。
なにげない日常のひとこまに、島らしい小さな幸せを感じます。海士町の季節の移ろいとともに、ご覧くださいね。
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春色
春色の深まりを感じる季節になりました。3月23日、保々見から知々井へ行く道にて。
経過を辿る
散歩帰り、自宅前の山に桜が混じっていて「春がきたな〜」と感じました。桜が増え、枯れ、緑に戻る変化が美しかったです。日々の山桜の観察から春の経過を辿ることができました。
新生活は島の古道具屋から
春も半ば、暮らしのペースがつかめてきた頃ではないでしょうか。新生活に合わせて、あまマーレ内の古道具屋で器やグラスを購入しました。毎日がいつもよりちょっとだけ楽しくなる予感がします。
煌煌(きらきら)
暖かくなってきたので、仕事終わりによく散歩します。
きもちいい。水辺に映るきらきらに見惚れました。(2021年6月)
寿司祭
大敷で魚を手に入れて、寿司を握りました。自分で握った寿司は不恰好だけど愛おしい。いつも食べる寿司とはちがう、美味しさでした。
休日はてづくり
島には娯楽施設がほとんどないです。でも、「あそび」をつくることが得意な人がたくさんいます。とても素敵じゃないですか。
これは、友人が古民家で珈琲イベントを開いたときの写真です。町の人がゆるゆる集まって珈琲片手にお喋り、幸せなひと時。
季節の移り目
季節の移り目は空を見るのが楽しいです。
秋の空に入道雲が食べられているように見えました。さようなら、夏。(2021年9月)
季節を楽しむ
近所に住むおっちゃんに隠岐誉と野菊の花をいただきました。
10月14日は重陽の節句だそうです。不老長寿の象徴である菊を愛でながら、健康長寿を祈ります。
海士町では、季節と共に暮らしている感覚があります。(2021年10月)
平日やすみ
平日、みんなでやすみを合わせました。明屋海岸でゴザを敷き、ゴロゴロしたり、キャッチボールしたり、おしゃべりしたり。こういう1日があるとまた明日から頑張れます。
たまたま
海士町で暮らしていると、約束をしているわけじゃないのに自然と人が集まることが多い気がします。こういう、たまたまが好きです。
冬が来た
海士町では年に数回、雪が積もります。その年で初めて積もる雪にはテンションが上がるけれど、2回目からは苦行です。うまく雪と付き合う方法が知りたいですね。
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今月の1枚、いかがでしたでしょうか。
毎月の海士町の様子はこちらのマガジンに綴っています。月ごとの特集とともにお楽しみください◎