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海士町おすすめnote

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ぜひぜひ読んでいただきたい「海士町に関するおすすめnote記事」です。
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#エッセイ

見送る気持ちに想いを馳せる。

東京から島根県の離島に移住して4年目になった。島の高校を卒業していく子たち、何かの挫折を感じた人たち、新しい仕事に挑戦していく人たち、気付けばたくさんの人が島から旅立っていくのを、手を振って見送り、そして新しく島にやってくる人を迎えてきた。 先週母国スリランカに帰っていく17歳の留学生の女の子を見送った時は、ちょうどフェリーが出航するタイミングで曇り空から太陽の光が差し込んできて、スッと風が吹き抜けたもんだから、テープがいい具合に風になびいて、なんともエモーショナルな気持ち

創業記念日、高校生たちにどうしても伝えたかったこと(原田英治)

連載:離島から会社を経営する 創業20年目の節目に、生活の拠点を島根県・海士町に移した著者。地方創生の先進地として知られ、全国から大勢の人が訪れる海士町での暮らしは、経営者としての思考や価値観にどんな影響をもたらすのか。1年にわたる島暮らしでの気づきを綴る。 人脈の広さは、目の前の人をどれだけ大切にできるかで決まる隠岐島前高校で1年生と3年生に講演する機会をいただいた。偶然にも、講演日は創業記念日。19年を振り返りながら「いま自分が高校生に伝えたいことは何だろう?」と考える