海士町に来るまでに準備するべきこと、持ち物。来島前に、知りたいこと。【大人の島留学・島体験編】
「島に行くまでに準備するべきこと・持ち物は?どんな気持ちで行ったらいいんだろう…」お試し移住で来島予定の大人の島留学生、島体験生の方。きっとそんな不安を抱えていますよね。
その気持ちを和らげるために。この記事が少しだけ、不安を解消します。
大人の島留学ではなくても、海士町に来る予定のみなさん、この記事が参考になる部分もあるかもしれません。チェックしてみてくださいね。
こんにちは。海士町note・#離島にもっと若者の還流をnote担当、柿添です。今年の4月に大人の島留学に参画、島生活1ヶ月が経過しました。
人間とは不思議なもので、あれだけ不安だった島暮らしも1ヶ月経つと…少しずつ慣れ始めてきています。
そんな私が来島前に抱えていた不安や疑問を大人の島留学生・島体験生に聞き取りし、「これが知りたかった!」という情報を、Q and A 形式でお届けします!
Q. 海士町に、何を持っていったらいい?
だいたい、なんでもあります!
商店は早めに閉まっていたりと、いつでもどこでも買える!という状況ではありません。特に日曜日は開いている商店が限られているのでご注意を。
また、大人の島留学・島体験では、来島約1週間前に事務局へ荷物を送り預けることができます。(シェアハウス決定後、荷物はシェアハウスに移動されます)
シェアハウスには生活に必要な備品や、キッチン用品は揃っています。
ただ、一人暮らしをしていた方や、いつも使っているこだわりのモノがある方は、荷物に入れて送ることをオススメします!
洗剤や調味料などは、シェアハウスに前に住んでいた人が置いていった場合は使えることも。こちらに来る際に「これはみんなと共用で使ってもいいな」と思えるものは持ってきてもいいでしょう。(気になることや、備品などの細かい点は、来島前の面談で聞いておくと、さらに安心!)
Q. 来島時の手荷物は?
私は来島時、リュック1つ+スーツケース1つの荷物でやってきました。
来島される時間にもよっては…夕方海士町着の場合、商店に行けない、または閉まっている可能性もあります。
上記のものなどを持ってきておくと、いざという時安心です。
そして来島後、数日のうちに商店へお買い物に行ってみましょう!
少しずつ必要なものを買い、集めていると…きっと新しい出会いが待っているはず。
また、手荷物では、できれば40~60Lサイズのスーツケースを持っていくとよいと思います!帰省時に衣替えの服や不用品を入れ、本土で必要なものを購入、スーツケースをいっぱいにして海士町へ帰ってくるという使い方がおすすめです。
Q. 商店ってなんでも売っているの?
なんでも売っています!
品揃えはコンビニとスーパーを凝縮した印象。店内はあたたかな雰囲気で、野菜、冷凍のお肉、アメニティや掃除用具まで揃っています。お会計時、商店のお父さんお母さんと、他愛無い会話をするのも楽しみの一つです。
Q. ネットショッピング、届く?(離島送料?)
荷物はしっかり届きます。
離島だと1週間後に届くのかな、なんて想像しがちですが…本土と大きな差はありません。ただ、物によっては離島送料がかかることもあるので、購入前にしっかりチェックしておきましょう。(お手紙は少し時間がかかるそうです)
Q.島のサイズ感、移動は全部車?E-bikeって…?
島内は車だと2時間ほどで一周できる大きさ。海士町の方は車で移動されている方が多い印象です。
大人の島留学で貸し出されるE-bikeでは、島一周3時間くらいでしょうか。坂や山も多いので、かなりハードかと思いますが…サイクリング好きな方はぜひ一度挑戦してみてくださいね!
シェアハウスが港から離れている場合、シェアカーが貸し出されることもあります。
車をお持ちの方は、車を持ってくるのがオススメ!島内の移動がかなりスムーズになります。島内は、片側一車線の道路もありますが、一本道の道路も多いです(道はゆずりあい)。そして海士町の信号は島に一つだけ。
ほとんどの道路がGoogleストリートビューで見ることできます。気になる方は見てみてください。
また、島前3島をめぐる内航船、フェリー「どうぜん」には車を積み込み移動することができます。
※フェリーどうぜん乗船料 軽自動車+1人:1,000円 1人:300円
時間に余裕のできた休日は、お隣の島の西ノ島や知夫村の探索もぜひ!
Q. 人と人との距離は近い?
近いというよりかは、とにかく温かい印象です。
「どこから来たの?」「どこ行くの?」と気にかけてくれ、見守ってくださいます。親戚が増えた、そんな気持ちになれる島です。
もちろん、1人になる休息の時間も必要。休みの日はゆっくりとおうちで過ごすのも、島のほけんしつ蔵さんや、静かな図書館で過ごすのもまた良し。
Q. 外部から来た人を受け入れる風潮って本当?
本当です。
「○○県から来ました」と言うと、「遠くからありがとう」と言っていただけることがありました。まさか「ありがとう」と言っていただけるとは…
元々、さまざまな文化を受け入れる風潮がある海士町。
新しい考えや、新しい人たちを迎え入れてくれます。
Q. スローライフですか?
私は海士町に来て生活に「余白」が生まれました。
夜中にスマホをいじらず、朝6:30の町内放送で目覚めたり、仕事終わりに近所の方とふらっとお話をしていたら玉ねぎをお裾分けしていただいたり…
今までとは違う生活を楽しんでいます。(スマホの充電が減らなくなりました!)
今までの大変さと、島での生活の大変さは全く違うと感じています。この余白をどう埋めるのか。はたまた、余白を埋めようとせず、その時間を味わいながら過ごすのか…
Q. 島の主要施設は?
島内にどんな施設があるのだろう?遊ぶところは?
さまざまな施設があります。
キンニャモニャセンター(菱浦港)、あまマーレ、など行ってみたくなる場所がたくさんあるはず。美味しい飲食店もたくさん!
休館日・定休日は事前にチェックし、飲食店は事前予約しておくことをオススメします。
そして夏は、菱浦港すぐのレインボービーチへ!!
海にはマリンシューズ履いてラッシュガードでダイブしちゃいましょう。
休みの日はどこかへ遊びに行き、思わぬ出会いを楽しんでください。
…いかがでしたか?不安は解消されましたでしょうか。来島前は次から次へと心配事が押し寄せてくることもあるかと思います。
でも、この島なら大丈夫です。
そのうち「ないものはない」精神が養われていき、困った時に助けてくれる人たちに出会えるはずです。
それでは、海士町に来ることを楽しみにしています。お気をつけてご来島くださいね!
(R5年度 島留学生:柿添)