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【子どもダッシュ村】GWに小学生がいちご狩りに行きました

みなさんこんにちは。
大人の島体験生として海士町教育委員会にインターン中の名取彩雲(なとりあやも)です。

5月の第1第2土曜日に今年度初めての子どもダッシュ村が行われ、海士町の小学生がいちご狩りをしました。私はスタッフとして参加してきました。


子どもダッシュ村について

海士町教育委員会では、年間を通して「子どもダッシュ村」という地域共育(地域に住む人が互いを共に育て、共に育つ機会の推進)につながるイベントを行っています。

▼ 地域共育についてはこちら


「子どもダッシュ村」は、海あそびや餅つきなど季節感のある内容で、海士町の子ども達が地域の方との交流を楽しみながら島や地区の歴史・文化などを学ぶことのできる機会になっています。

子どもダッシュ村の目的
①海士町内の子どもたちが、海士らしい自然体験や労働体験を通して、
主体性・ふるさとを愛する心・思いやりの心を育むこと。
➁地域の方と連携して世代間交流の機会を作ること。

いちご狩りの様子

当日は、お天気に恵まれ、約20名の小学生が参加しました。
全員で元気よく、いちご農家の向山剛之さんにご挨拶をさせていただき、イベントがスタートしました。

はじめに、いちごのハウスの前で、向山さんに、いちごはどのようにできるのか、1年間の流れなどを紙芝居で説明していただきました。(記事の最後に手作りの紙芝居全ページを掲載しています!)

低学年の子どもたちには少し難しいお話もありましたが、みんな真剣に聞いていました。


説明が終わると、一斉にハウスに入っていちご狩りを行いました。

「普段食べてるいちごと味が違う!」
「みて真っ赤!」
「とっても大きい!」

たくさんの子どもたちが、いちごを食べる合間で感想と共に採れたてのいちごを見せに来てくれました。

また、ひとり1パック容器が配られ、おうちへのお土産用にもいちごを摘ませていただきました。

最後に、いちごについてのクイズ大会が行われました。


普段は食べて楽しむいちごですが、知って楽しむ機会にもなりました。


クイズが終わると、子どもたちが積極的に手を挙げて質問をしたり、感想を述べたりしたあと、全員でお礼の挨拶をして、ハウスをあとにしました。


今回は、海士町に配流された後鳥羽上皇が、和歌の才能に優れ隠岐の文化に大きな貢献をした「歌聖」と称えられていることにちなみ、参加してくれた子どもたちに、俳句や短歌で感想を書いてもらいました。せっかくですので、素敵な一首をここでも一部ご紹介します。

私たちスタッフも皆楽しく一首詠ませていただきました

発信者から:あもメモ

当初、私はいちご狩りの海士らしさとはなんだろう、と考えていました。でも今は、海士の子どもたちが、海士のいちご農家さんから直接いちごについてのお話を聞き、海士で育ったいちごを自分で摘んで食べる、「海士の人による海士の子どもたちのための海士で行ういちご狩り」自体が大きな特徴であり、海士でしかできない海士らしい自然体験になるのだと思っています。


おまけ:今回説明に使用された紙芝居

春①
親株から「ランナー」と呼ばれるツルが生えます。

春➁
ランナーの先にできた「子株」を土に植え、苗を700ほど作ります。

6月
ビニールハウスに苗を植えます。

9月
あたたかいビニールハウスの中で苗がすくすく成長します。

11月
いちごの花が咲きます。
西洋ミツバチが花から花へ移り蜜を取るおかげで、いちごの花が受粉し実ができます。

ビニールハウスで栽培されるいちごの収穫時期は、冬と春2回やってきます。













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