海士町移住検討ツアー参加者に聞く、足を運んで分かること。【ツアー開催レポート②】
こんにちは、海士町移住検討ツアー運営事務局の佐藤です。
前回の記事では、ツアー運営事務局の佐藤がこれまでのツアーを振り返り、滞在中の様子や実施したプログラム内容をレポートしています。
▼「ツアー開催レポート①」はこちらからご覧ください。
そして本記事では、過去の参加者の方にインタビューを行い、ツアーの感想や来島して感じたことをじっくりお伺いしていきます!
今回お話を伺ったのは、10月8日~10日に開催されたツアーにご参加いただいた西田さん。
過去には都市部の水族館で飼育係や施設企画に携わり、今後は自分自身が豊かな自然環境の中に身を置きながら水生生物に関わっていきたいと考え「移住」を検討されていました。
ツアー参加と同時期に海士町複業協同組合への採用面接を受け、今年の春には海士町への移住を予定しています。
▼海士町複業協同組合(AMU WORK)について
探していた移住先、最後の最後に来島した海士町との出会い
西田さん 移住ってワードは2年前ぐらいからなんとなく考え始めて、海士町だけじゃなく色んなところに行っていました。僕はどちらかというと、いつまでにどこに移住しようかとか具体的に進んでいる人だったんですよね。
ーー西田さんの中では、海士町に来る前に他の候補地があったんですか?
西田さん ありましたね。ただ何か最後の決め手に欠けていて、このままいって大丈夫かなみたいな。海士町は最後の最後に見に来たぐらいの感じでした。中間支援組織がある場所が良いなと思っていました。ちょっとした共通話題を持っていて話せる相手が近くにいるのは重要ですよね。
あとは水族館的なことがしたかったので、海とか川があって教育的な取り組みをしている場所を探していました。これは僕の個人的な話ですが、生物とか自然とか教育材料として良いと思うんですよ。小さな水族館だけど地域で展開していて、教育なり社会機能なりに還元できるような取り組みをしたい。提案が受け入れられるかのご判断はお任せしますが、自由に提案してある程度話を聞いてもらえるような雰囲気を探していました。
そんな時に海士町の複業協同組合主催のイベントに参加して、海士町はそんな地域なのかもしれないと思って今回の移住ツアーに参加してみました。
現地に足を運び、見えてきたこと
西田さん 僕はあまり島の自然環境は気にしていなくて、町がどう取り組んでいるのか、町の人って実際どんなテンションなのかとか、そういうところに興味があってツアーに参加して、やっぱりそうなんだってお話を聞いていて思いましたね。こちら側のやってみたい新しい取り組みに対して、ある程度は話を聴いてもらえそうだなって、役場の課長さんらとお話して、キャンプ採用などの取り組みについて聞きながらそう感じました。
▼キャンプ採用について
ーーツアー滞在中、印象に残っている出来事はありましたか?
西田さん (ツアーのプログラムで)副町長さん達とご飯を食べる時間があって、席についたら偶然にも隣の席の人たちが副町長さんとお知り合いだったようで。ツアーとは全然関係なく副町長さんと隣の人と喋り込んでいて、島の人たちってそんな感じなんだって印象に残っています。
東京の生活はスケジュール通りに進むけど、島で暮らしているとそれ通りには一日が進まないんだろうなっていう、そんな想像が持てました。そういうのは実際に行ったからわかったことですよね。
ーー実際にツアーで来島をしてみて、来島前とのギャップはありましたか?
西田さん ツアー中、誰かが隣の島と仲悪いですよって話していて、普通に言うんだって。それは良いギャップでしたね。陰湿な仲が悪いというよりかはライバル関係だということも言っていて、良い関係性での仲の悪さというか。
島にもし移住して、なんでもかんでも楽勝だぜみたいなことは無いと思うけど、やりやすいというか多少発言権を持ってやっていける関係は築けそうかな、とすごくイメージができました。
おわりに
「新しい場所で良い関係性を気付けるかが不安」
「環境は変えたいけど、暮らしのイメージが湧かない」
「自分に合った仕事があるのか分からない」
新天地に移り住むとき、感じる不安や期待感は人それぞれに異なると思います。「本当にここで働き、暮らしていけるのか」ということを、自分の肌で感じて確かめるために、皆さまからのご応募をお待ちしています。
▼ツアーの詳細はこちらからご確認ください。
▼より時間をかけて「海士町」という選択肢を考えたい方へ