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火を囲んでみんなで語らう、キャンプ採用試験を実施します。

海士町役場では、海士町の次の 10 年を共創する新しい仲間を募集し、「令和4年度 海士町正規職員キャンプ採用枠試験」への公募を開始しています!

この採用試験の特徴は、1次試験でキャンプをするということ。行政の正規職員の採用試験が「キャンプ」というのは、おそらく日本全国初めてのことではないでしょうか。
 


挑戦したい人のためのステージ

海士町の次の10年を共創するため、海士町職員が「官」という立場にとらわれない自由な発想と、それを仲間と共に実現していく実行力を活かしていけるような「半官半X」という働き方を探究・推進しています。

Vol.29 半官半X課~屋外ミーティング~

やはり地域や現場が元気にならないと、まちが元気にならない。この大きな課題を解決するために、役場職員自らが現場に入って、視野を広げて、どうしたらこの社会がよくなるか、ということを自分事としてとらえる視点を持って、仕事をすることを大切にしています。

その働き方を活かすために、新しく「海士町正規職員キャンプ採用枠試験」が作られました。


お互いに確かめ合うためのキャンプ採用

今回は、キャンプ採用試験を導入した理由や詳細について、人づくり特命担当課長の濱中さんにお話をお聞きしました。

人づくり特命担当課長の濱中さん


濱中さん:
半官半Xという働き方を推進する上で、従来にとらわれない自由な発想を大切にしています。しかし、これまでの採用方法では、どういった方が応募してくださっているのか図りづらい。そこで昨年度からキャンプ採用試験を導入しています。

普通の採用試験の面接では、20分~30分ほどの時間で行うのがほとんどだと思います。ですが、その短い時間の面接の中で、受験者のことを最大限に知ることは難しい。

ぴしっとスーツを着て、緊張した雰囲気の中で面接を受ける。本番に強い人もいれば、緊張してうまく表現できない人もいるはずです。ほとんどの方にとって、面接時の自分の姿は普段の姿と同じではないと思います。

採用を見合わせることになってしまった方の中にも、海士町にぴったりだった方や能力のある方がいたかもしれません。限られた面接時間の中で、本当にその人の良さや特徴をとらえ、見極めることは難しいことでした。

一方で、受験者も、海士町役場でどんな仕事ができるか、どういう雰囲気の職場なのか、面接をするだけではわからないと思います。入庁してから、思っていた雰囲気と違うなと感じるのは、受験者からしてももったいないこと。

そこで、1泊2日の野外キャンプを通して、お互いに素の自分を出しあって、こういう人たちが役場で働いているんだ、こういう人たちが応募してくれたんだと、お互いに確かめあいながら、役場の雰囲気を知ってもらいたいと思っています。


キャンプは1から自分たちでつくります

濱中さん:実は、キャンプの内容は当日に考えるようにして、準備はあえてしていません。もちろん、テントなどのキャンプ用品は揃えていますが、キャンプで何をしよう?何を作って食べよう?といった段階から考え、自分たちでテントを組み立てます。

昨年度のキャンプ採用は冬の時期に行ったため、天候によって色々対応策を考えたこともありました。

そうやって1から作っていくところに、その人の人間性や特徴が表れると思います。何もないところから、焚火の木をどっから持ってくるか、準備段階から、どういった対応をするか、どういう役割分担をするか、その動き方に人柄が詰まっていると思います。(もちろん一つ一つの行動を分析しているわけではありません!)

キャンプが得意な人も苦手な人もいる中で、主体的に行動する人、自分のできることを探してサポートする人など、受験者のみなさんの素の雰囲気が表れてくるのかなと思っています。


火を囲み、みんなで語らう

濱中さん:キャンプ中には火を囲んで様々な話をします。半官半Xで募集している4つの業務分野の希望をお聞きしたり、海士町でどういった仕事をされたいのか等、想いを話してもらっています。4つの分野以外にもしてみたいことがあれば、ぜひ詳しく聞きたいですね。

また、せっかくの機会でもありますので、海士町について気になることも、とことん聞いていただければと思います!

キャンプ採用の1番の目的は、会話をして、お互いのことを知ること。互いのありたい未来が一致してこその仲間づくり(採用)だと思っていますし、受験者のみなさんにとって海士町がベストな場所なのかを判断いただくためにも、肩肘張らずに語り合いたいです。

このキャンプ採用を通して、入庁される前から関係性ができていることが、お互いにいい影響になるといいなと思っています。役場の雰囲気がわかった状態で入庁し、働きやすい環境となっていることを期待しています。


まずはやってみよう。
行動しながら考えていくこと。

濱中さん:半官半Xという働き方は始まったばかりです。新しく何もないところから作っていく、そういった意味でも、動きながら柔軟に考えてること、そしてとにかく動き続けることを大切にしています。

キャンプ採用を通して海士町を魅力的にする仕事を、やりたいことと海士町の魅力がつながるような仕事をしていただければと思います。

職員の中には、前職を活かす働き方、好きを仕事にする働き方をしている方々もいらっしゃいます。キャンプ採用自体も含めて、島の環境、歴史を感じていただけるとうれしいです。

まずはぜひ海士町に来てみてほしい。そこで様々なことを楽しんでほしいと思っています。みなさんが挑戦したいことが島のためにもなる。みなさんのチャレンジをお待ちしています。


🌲🌲🌲

 
濱中さん、ありがとうございました。
次回は、昨年度「海士町正規職員キャンプ採用枠試験」を受験し、今年の4月から海士町役場に入庁した小島さんにお話を伺いました。キャンプ採用試験で感じたことや実際に勤務してみた感想をお届けします。


「令和4年度 海士町正規職員キャンプ採用枠試験」募集要項について

前期キャンプ採用枠試験は、8月20日に予定しているキャンプ採用試験の1回のみとなりましたが、後期キャンプ採用枠試験の公募も開始しています。

■採用フロー
①令和4年度海士町職員キャンプ採用枠試験 受験申し込み
②第1次試験 SPI3 / 1泊2日の野外キャンプ
③第2次試験 面接 ※オンライン実施を予定
 

■試験日程
・ 前期  海士町正規職員キャンプ採用枠試験
 ◇1次試験:8月20日(土)14時〜8月21日(日)8時30分
  2次試験:9月3日(土)
 ※受験申込受付期間:8月15日まで

・ 後期  海士町正規職員キャンプ採用枠試験 
 ◇1次試験:10月22日(土)14時〜10月23日(日)8時30分
 ◇1次試験:11月26日(土)14時〜11月27日(日)8時30分
 ◇1次試験:12月24日(土)14時〜12月25日(日)8時30分
 ※受験申込受付期間:12月19日まで
 

■採用予定人数
 5名程度
 

■職務内容等
下記の4つの事業分野で意志をもって活躍してくださる方を求めています。

①観光産業魅力化人材
【主な配属先】交流促進課、外貨創出特命担当課
 ・世界中から人が訪れる島を目指すための誘致促進
 ・「ジオ×環境×教育」という観点から隠岐全体の観光産業の構築
 ・客観的な顧客視点でマーケットを捉えた上で、島の外から外貨を稼ぎ、島の事業継承の推進

②農林水産業魅力化人材
【主な配属先】地産地商課、環境整備課
 ・「岩ガキ春香」の生産に携わりながら、ブランドづくりの推進
 ・島の農水産業普及員として活動しながら、事業化(スマート化等)を図り、持続可能な農水産業を展開
 ・循環型林業(カーボンニュートラル)の推進

③島のデジタル化推進人材
【主な配属先】総務課情報政策係
 ・行政、住民、島内事業者を含めた海士町全体のDX推進方針策定
 ・海士町役場の行政システムの更改、運用保守
 ・海士町版REASASの管理・活用
 ・IT企業・人材の誘致や島内IT企業の設立などを通して、島内事業所のシステム化需要の対応と創出
 ・ICT教育の推進、教育現場のD X

④島のマルチ人材
【主な配属先】半官半X特命担当課
 ・地域社会のコーディネーターとして、役場や第3セクターなどで働きながら、柔軟な働き方を模索し、海士町らしい新しい働き方「半官半X」を探究、推進する

※この試験による採用者は、採用者が希望する事業分野を担当する部署へ、採用と同時に一定期間配属する予定です。

■給与について
海士町役場給与条例等に従って支給します。
一般事務・土木事務の初任給(高校卒業程度、18歳の場合):150,600円 (令和4年4月1日の金額。給料表の改定等により変更する場合があります。)

※ 職歴等がある人は、その経歴・職種・年数等に応じ、上記に加算した額が初任給となります。手当として扶養手当、通勤手当、期末・勤勉手当等がそれぞれの条件に応じて支給されます。
 

■応募を希望される方へ
① 下記の専用の受験申込みフォームよりお申し込みください。

>>受験申込みフォームはこちら

② 受験申込みフォームの回答を受付後、回答いただいたメールアドレス宛に「受験申込み受付完了と受験までの流れに関するご案内」についてメールにてご連絡いたします。
※併せて、履歴書の送付についてもご案内いたします。


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