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18歳。進学でも就職でもなく、海士町で欠かせない半年間を過ごした。

時間は流れは遅いけど、月日は早かったと感じた半年でした。

令和6年度4月期大人の島体験生で、延長し海士町に滞在していた布野伶(ふのれい)です。

ついに離島をする時がやってきました。

この半年間は「ないものはない 海士町公式note」の執筆が主な仕事でした。

4月に来島記事、6月に折り返しの記事を公開し、この記事はそれらの締めくくり、半年間の振り返り記事です。

まずは、折り返しとなった7月以降の記事を振り返ります。


7月の研修で飛び込んだレーンボービーチ


3ヶ月で書いた記事

海士町を散歩して取り上げるのは、兵庫県出身の旅ブロガー!?

全国各地の散歩紀行の記事を執筆し、海士町では島前地域にフォーカスを当てて記事を書いているR6年度大人の島留学生のブランチさんにお話を伺いました。

当たり前の「日常」を伝えたいというブランチさんの言葉から、同じnote執筆者として、当たり前を伝えることの難しさと大切さを学びました。

ちなみに海士町散歩紀行の「あまさんぽ」は、先日公開された菱浦地区の記事をもって町内全ての地区を巡り終えたそうです。5月から始まり14地区が取り上げられているので、みなさんもぜひ読んでみてくださいね。


海士町に夏到来!始まりを告げる大祭り

古くから続く海士町の伝統行事、地区大祭についてピックアップ!
今年は町内5地区で大祭りが執り行われました。

新型コロナウイルスの影響により、地区によっては前回からおよそ10年ぶりに行われたため、終始活気溢れる迫力あるお祭りとなりました。この大祭りを皮切りに海士町の気温がグッと上がった気がします。

今回は公式noteの取材と町内のケーブルテレビ「あまチャンネル」の撮影もしていたため、映像を通しても迫力のあるものでした。下の動画もぜひご覧ください!


海士の海を楽しむために、釣りに挑戦してみました!

海士に来たなら海を楽しまなければ!と釣りに挑戦した記事です。

以前から自分の趣味で釣りをしていたのですが、今回は記事ということもあり、普段よりも気合を入れて臨みました!

しかし、小さいサイズしか釣れない…もう帰ろうかと思っていた矢先、明らかにこれまでとは異なるアタリが!

竿を全力でしならせ釣り上げた大物は一体!?
その正体はぜひ記事で確認を!


釣りをした崎地区堤防


あまらじ!📻

海士町noteでいきなり始まったこの企画。僕自身、企画を提出してから配信までがおよそ1週間で行われたことに驚きを覚えました。

ーあまらじについてー
今年の5月より、海士町内外の取り組みを海士町に関するゲストとともに紹介し、パーソナリティである僕が島外出身であることを活かして海士町の魅力を発信していくことをコンセプトとしたnote配信のネットラジオ番組。

この企画も始まって4ヶ月。僕を海士町の中で”ラジオの人”として広めてくれた良きパートナーとなりました。


No.4 今年も”まるど”は夜開催!盛りだくさんのEntô3周年イベント

隠岐世界ユネスコジオパークの泊まれる拠点、Entô。今年の7月で3周年を迎え、記念イベントが開催されるとのことでEntôで働く佐藤さんにご出演いただきました。

通常であれば午前に開催される町内のマルシェ「まるどマーケット」もこの日は夜開催。特別感漂うイベントにサムネイルもいつもとは違ったものにしました。

No.4のサムネイル


No.5 島の外に流れるお金を減らしたい!高校生が挑む太陽光発電

島前地域唯一の高校、隠岐島前高校。ここに通う3年生2人が太陽光発電を島前高校に設置するプロジェクトを発足しました。また、ガバメントクラウドファンディング®(GCF®)を活用し、先日、見事設置に必要な目標金額達成!

収録では、プロジェクトに対するお二人の想いをお聞きし、僕自身も高校時代にポッドキャストの立ち上げなどを経験していたことから、共感する点や学ぶ点が多くありました。


No.6 アナウンサーを目指して、貴重な体験を海士町で!

第6回では7月から大人の島体験に参画し、僕と同じ役場総務課に勤務している福田 妃那(ふくだ ひな)さんがゲスト。大人の島体験に参画したきっかけや、興味のある放送について、あまチャンネルで体験できていることなどをお話しいただきました。

また、今回はサムネイルを工夫し、ロゴの周りやタイトルを記載するなど目立つようなサムネイルにしました。

目立つよう囲ったロゴとタイトル


海士町での暮らし

島体験制度 延長後は7月から9月までの期間海士町に滞在。
海士町の夏を全面的に楽しむことができました。
今年の夏は、全国的な猛暑。各地で危険な暑さとなりました。

海士町もしっかり暑くなるのかなと思って待ち構えていたのですが…
思っていたより過ごしやすい!(※個人の感想です)

そして何より、生活の中に溢れる景色のひとコマがどこをとってもきれいなんです。

僕は延長する7月のタイミングでシェアハウスのお引越しがあり、海士町内で山を越えるような形でたどり着く崎地区に移りました。

通勤時間は引っ越す前の5倍以上に増えましたが、その分だけ楽しめる景色が増えました。なんといっても崎地区に着く手前の高台から見える景色がとてもいい!

晴れている日は広い海と、海士町と同じ島前地域の島”知夫里島”、”西ノ島”を望むことができますし、昼過ぎから夕方には信じられない大きさの入道雲もフレームイン。

自然の大きさをまじまじと体感することができます。

もちろん綺麗な夕焼けも

また雨の日は霧が立ち、映画のような雰囲気が味わえるのもポイントです。

崎地区以外でも、海士町は島なので町内各所で海が見えます。その海がどこも透き通った青色でとてもきれいなんです。いつ写真を撮ってもきれい!と言っていただけるようなとても魅力あふれる写真になります。

スマートフォンのカメラでも海士町ならではの一枚が撮れるので、いらっしゃる時はぜひたくさん写真を撮ってみてください!

この半年で得たもの

海士町で暮らしておよそ半年。自分の地元に似ている雰囲気を感じ取りながら、地元ではできない海士ならではの体験を多くさせていただきました。

僕が勤務していた、役場の総務課情報政策係はnote執筆などのデスクワークが中心。これまでアルバイトなどで主に接客をしており、デスクワークの経験がなかった僕は、この機会にと思いデスクワークである役場の総務課を事業所にさせていただきました。

少し予想してはいたのですが、自分にデスクワークはあっておらず。当初は延長しないで6月での離島を考えていました。

しかし、勤務開始から1ヶ月。仕事中、デスクに座って作業をしている時は辛いのですが、仕事に行くこと自体は辛いとかマイナスな感情を抱いていないことに気がつきました。

仕事自体は自分にはあっていないはずなのにと思い、何が自分のマイナスな感情を打ち消しているのかと考えたら海士町ならではの人にありました。

総務課の皆さんはとても優しく、大人の島体験で来た僕を温かく迎えてくださいました。

また、業務の中で取材させていただく島民の皆さんも取材を快く受けてくださったり、僕の緊張がほぐれるように声をかけていただいたこともありました。

また、この温かさから「大人の島体験生」としてではなく、「海士町民」として当事者意識を持ち、業務にあたることができたと思っています。

大人の島体験を通して、海士町のみなさんの温かさを学ぶことができました。

僕が延長を決めたのもこの温かさに魅了されたからです。

僕はよくこの温かさを
「海士町の皆さんは心に壁がない」
というふうに言っています。

もちろん、島の人全員が馴れ馴れしいというわけではありません。業務などの場では、役場職員として業務の依頼をくださったり、意見をくださったりします。

僕がこの半年間でさせていただいた経験はどこで生きてくるのか、正直明確には見えてはいません。

しかし、この半年間が僕のこの先の人生においてかけがいのないものになるのは明らかだと思っています。

改めて、半年間本当にありがとうございました!

これからの海士町noteにもご期待ください!

(海士町note担当:布野)

島との距離は離れても、気持ちはいつも近くに