まちの未来を考える。移住の経緯とそのわけ。
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まちの未来を考える。移住の経緯とそのわけ。


海士町役場は今年度(2021)付けで7名の職員が入庁しました。

離島で働く、そして離島の役場で働くことは、なかなか想像がつきにくいかと思います。そこで、海士町役場の半官半X特命担当に焦点をあて、2回にわけてご紹介したいと思います。

今回の第1回目では、なぜ海士町に移住したのか移住の不安海士町役場で働くまでの流れなどをご紹介します。

今回インタビューをしたのは、新卒で海士町役場に入庁した洞さん(所属:半官半X特命担当)。洞さんは、大学を休学し海士町役場で1年間のインターンシップを経験、その後海士町役場の職員募集にエントリーされました。

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きっかけは大学を休学して、海士町役場でインターンシップをしたこと


大学3年生のころ、大学の授業を利用し、2週間の短期インターンシップで海士町を訪れた洞さん。インターンシップでは研修やフィールドワークを行いました。

当時海士町役場を選んだ理由は、「なぜJICAが初めて提携を結んだ自治体が海士町だったのか」「海士町の取り組みを生み出すエネルギーはどこから出てくるのか」など気になったからだそうです。

しかし、当然2週間だけでは海士町のまちづくりを深く知ることはできませんでした。そこで実際に住んでみないと本当の意味で海士町を理解できないのではと思い、休学して長期インターンシップに挑戦したと話します。

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漁に出る船を押して手伝っているところ
(長期インターンシップにて)

「1年間のインターンシップでは、人との関わり方や巻き込み方など、密度の濃い人間関係があるからこそ、特に学ばさせていただきました。

礼儀やマナーなどは、”なぜ”大切なのか、恩や縁を”なぜ”大切にするのか、コミュニケーションの前後に潜むこれらの本質を知ったことで自分なりのコミュニケーションの取り方を確立できるようになったことは、大きな経験だったように思います。」(洞さん)

海士町役場人づくり特命担当に所属しながら、漁師さんのお手伝いやふくぎ茶作りの作業、キンニャモニャセンター(港の玄関口)の掃除、ホテルのルームメイクなど、たくさんの場所に行き、たくさんの方と関わりあったからこその学びなのかもしれません。

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立春式に中学2年生のみんなと作った陶板
(長期インターンシップにて)

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またいつか海士町で働きたい


「1年間のインターンが終わった後、大学生活に戻り就職活動を再開しました。またいつか海士町で働きたいという気持ちを持ちながらも、その”いつか”は自分にとって、どのタイミングがベストなのか、就職活動をしながらも悩み続けていました。」(洞さん)

そのタイミングで悩んでいた理由としては、

都会での就職経験を積んだほうが、いつか海士町に帰ってきたときにより海士町に貢献できるのではないか。
・自分のキャリアを考えたときにも海士町とは異なる場所で”働く”イメージを持つことは自分にとって重要ではないか。
・みんなの考えや自分の考えが、相互に行き届きやすい環境でまちづくりを考えられる海士町の環境に惹かれたこと。
・海士町にはどこかでみんなが支えあったり、ほかの人の困りごとを自分の困りごととして受け止めて考えてくれる、あたたかさをこれからも大事にし続けたい気持ちがあったこと。

などがあったそうです。応募期限ぎりぎりまで色々なことを想像した結果、海士町で働いてみようという決断をし、海士町役場に応募しました。

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長期インターンシップの最後に活動報告をしました。

「海士町にある仕事の中でも海士町役場に応募したのは、一つの分野にしぼったまちづくりではなく、総合的に関わりたい気持ちがあったからです。まちは多様な産業や人々に支えられているからこそ、全体にとって何が最適なのか、行政だからこそ実現できるものがあるのではないかと思いました。」(洞さん)

8月の第2回海士町役場採用試験に応募し、9月に松江市で統一試験を受け、10月に2次試験の面接(通常は海士町で行われますが、このときはオンラインでした。)をしました。

振り返ってみると、面接では「何ができるのか」よりも、地域の人とうまくやっていけるのか、その人がどういう人なのか、どういう考えを持っているのかの部分を大切にしているのかなと感じたそうです。

11月の合格通知で海士町への移住が決まりました。住宅については、大人の島留学という取り組みで島外の大学生たちが住むシェアハウスの管理人も兼ねることになり、住宅や大きな家具などは準備していただきました。

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※(例)住宅の様子。

住宅について:海士町には不動産屋がありません。就職等で海士町への移住が決まった方は、海士町役場にお問合せいただき、町営住宅等に住んでいただくことが多いです。


「インターンをしていたので、新しい町に住む不安などはありませんでしたが、移住という選択が間違えていないか不安になる時もありました。『選んだ答えを正解にするしかない』と助言をもらい今できる環境を人一倍頑張ろう!と振り切れたように思います。」(洞さん)

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正解のない仕事で悩むこともありますが、まちの深いところに関わっていけるのが楽しい

洞さんは今年の3月末に海士町へ移住し、4月から半官半X特命担当に所属しています。

「海士町役場の地域の担い手業務(半官半X特命担当)に応募した理由は、インターンシップ時代に経験したように、まちを支える現場の方々との距離感や温度感をこれからも大切にしたかったからです。

半官半X特命担当に所属し、正解のない仕事で悩むこともありますが、まちの担い手不足などの課題に取り組んだりと、住民のみなさんの期待に答えていきたいと思っています。」(洞さん)

海士町役場の採用募集 
一般行政事務(地域の担い手業務(半官半X))について:

役場職員が庁舎内で公務員としての仕事(官)だけでなく、現場に足を運び、町民とともに様々な仕事(X)をし、語り合う中で現場の課題を一緒に解決する力を身に着けていくことを目的とした働き方です。海士町役場では令和3年の4月から半官半X特命担当を配置しています。
様々な職場を経験することで役場職員も地域の担い手という自覚を持ち、それぞれの特技を活かした多様な挑戦ができるような働き方を推進するという目的もあります。

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好きな風景。棚田が気に入っているそうです。


インタビューの最後に、これからの抱負をお聞きしました。

「役場での業務のほかにも、どんどん現場に出向いて、現場の方たちと一緒に課題を解決していけるようにしたいです。現場の課題解決のカギを握っているも、現場の課題を解決できるのも現場の方々なので、私たち役場職員も同じ温度感で、一緒に解決に向けて取り組んでいくもことを心掛けていきたいです。

半官半X特命担当という組織はまだできたばかりで、まちのみなさんに半官半X特命担当がどんなこと目指しているのかを理解していただけるよう取り組んでいきたいと思っています。まちの未来を考え、色々なところにアンテナを張って住民のみなさんに寄りそう取り組みができればと思います。」(洞さん)

洞さんありがとうございました。
次回は、同じく4月に入庁した、半官半X特命担当で働く吉元さんにインタビューを行います!半官半X特命担当での仕事の内容などをご紹介します。

▼ 追記:インタビュー記事はこちら

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【募集は終了しました】海士町役場 職員募集について


海士町役場では、令和3年度は計3回の職員募集を行う予定です。第2回の次回は、7月9日に募集を開始(締め切り:8月10日)いたします。海士町らしい働き方に興味を持ってくださった方は、ぜひご応募くださいね!

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概要
募集職種・人数
・一般事務(地域の担い手業務・半官半X):5名程度
・土木事務:2名程度

受付期間
令和3年7月9日(金)から令和3年8月10日(火)
※申込用紙の交付は、役場窓口・郵便・メールで請求できます。

受験資格
一般事務:昭和56年4月2日から平成16年4月1日までに生まれた人
土木事務:昭和56年4月2日から平成16年4月1日までに生まれた人
     土木事務の経験を有する人、土木事務を学んだ人

試験日・試験会場
試験日:令和3年9月19日(日)
試験会場:島根県民会館 (島根県松江市殿町158番地)

試験種目
・一般事務:教養試験(選択式)、職場適応性検査
・土木:教養試験(選択式)、土木専門試験

詳しくは下記の募集要項をご確認ください。

募集要項


お問合せ
海士町役場 総務課(山斗)
〒684-0403 島根県隠岐郡海士町大字海士1490番地
TEL 08514-2-0113
メール:soumu■town.ama.shimane.jp( ■を@にしてください)


求人のご紹介はこちらにも掲載しています




島との距離は離れても、気持ちはいつも近くに

がいな(大きな)魚がとれたど~!今日はいいことあるかも◎
教育の魅力化など様々な取り組みを推し進める【挑戦の島】海士町。島根県隠岐諸島に位置し人口は約2,250人。海・山・田畑のそろった自給自足のできる半農半漁の島です。2011年に【ないものはない】宣言。https://naimonowanai.town.ama.shimane.jp/