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公民館長さんと振り返る、いまの海士町を見に行く旅

2022年9月17日(土)、第8回わがとこバスツアーが開催されました!今回は海士町の豊田地区のみなさんと海士町再発見の旅へ。

イベントを企画してくださった豊田地区公民館長の根岸茜さんと一緒に当日を振り返ります!


根岸茜さん
2019年の春に海士町へ移住。今年(2022年4月)から海士町豊田地区の公民館長を務める。自身の農園である「あかね農園」で野菜を育てお店に出荷したり、他にもあまマーレ、海の駅松島(海産物の加工場)、隠岐牛店と様々な仕事を日々こなしている。


はじめての企画にぴったり

ーーわがとこバスツアーへの申込、ありがとうございました!公民館長として、今回どういった経緯で申し込んでくださったのですか?

根岸さん:豊田地区のみなさんと雑談をしていたときに、ある方が「海士町って色んな事業所があるけど、行ったことないしどこになにがあるかもわからないから知りたいね」と、話してくださったんです。

それで「そういえばわがとこバスツアーっていうのあったね」と会話がはずみ、私が問い合わせてみることになりました。noteでイベントレポートの記事を見たことはあったけど、実際どんな風に町内をまわるのかなど詳しいことがわからなかったので、一度話を聞いてみたいなと思って。

わがとこバスツアー第1回の様子はこちら。


また、流行病の影響もあって、私が公民館長になってからみんなで集まる機会も作れなかったですし、公民館活動の中で、自分で何かを企画したことがありませんでした。落ち着いたらどっか遠足にでも行きたいという話も出ていたのでちょうどいいタイミングでした。

それにいざ自分で遠足を企画するとなると移動手段の手配だったり、訪問先の方に自分で連絡を取ったり…ちょっとハードルが高いなぁ、と思っていたので初めての企画にピッタリでしたね


ーー回覧板で参加者を集めてくださったと聞きました!

根岸さん:そうです!「わがとこバスツアー」行きたいねっていうのは最初3人くらいで話してただけなので、人を集めなきゃっと思ってこんなチラシを作って地区内の回覧板に挟みました。

根岸さんオリジナルの募集チラシ


でもこのチラシを回しただけでは思ってたより集まらなくて…そこで、回覧板だけじゃなく、畑に行ったときに豊田のみんなに会うことが多いので、直接会ったときにも「9月17日わがとこバスツアー行きませんか?」って意識的に声をかけました。最終的には十分な人数が集まってうれしかったです!


みんなで記念撮影


根岸さんと一緒に一日を振り返ります!

09:00 豊田区公民館(はじめの会)

豊田区公民館に集まっていただき、はじめの会を行いました。

豊田公民館



参加者のみなさんと運営メンバーの自己紹介、今日の気持ちを共有して出発です!


09:35 ①ミナミデザイン

喜多屋のコワーキングスペースにて、南貴博さんが海士町にやってきた経緯や、これまで実際にデザインしてきた作品を解説付きでお話していただきました。


根岸さん:
日須賀は遠くてあんまり行かないから、久しぶりに行ってやっぱ日須賀っていいなぁと思ったり。豊田のみんなでそこにいるっていうのも不思議でおもしろかったですね。


根岸さん:
南さんとは元々面識があって、島内に掲示されている色んなポスターが南さんのデザインっていうのは知ってて、すごいなぁとは思ってたけど、普段お会いした時とかにするような世間話とかでは聞くことができないようなデザインに対する熱い想いをお聞きできて良かったです

南さんがデザインした色んな作品をまた違った視点からみれそうです。


10:20 ②海士いわがき生産

海士町役場いわがき特命担当の木村課長より、岩牡蠣とは何なのか、他の産地とどう差別化しているのかなどを説明していただきました。


根岸さん:
豊田の区長の山下さんが岩牡蠣の養殖をしていることもあって、そのお手伝いもしたりしているので、岩牡蠣には馴染みがありました。でも海士いわがき生産さんのお話をじっくり聞く機会はなかなかなかったので、木村さんから岩牡蠣春香について詳しくお話を聞けたり、広い作業場や大きい機械なども見れたりで面白かったです!

加工場も見せてもらいました!


みなさん興味津々



11:00 ③Entô

施設をまわりながらEntôのコンセプトなどをお話いただいたのちに、宿泊施設だけではなく、ジオパークとしてもどんな役割を担っている施設なのかについて説明いただきました。



根岸さん:
あまり来ることがないかなと思って、Entôを今回のツアー先に入れさせてもらったのですが、Entôに来たことがあったり、ジオラウンジを利用したりしている人がけっこういて驚きました。

私自身も、島外から友だちが来るときは「Entô Walk」をおすすめしてます。ジオのスペシャリストが隠岐のことを丁寧に教えてくれるから、きっとその後の過ごし方も良い意味で変わるだろうし、海士町だけでなく隠岐の他の島に行くときも話を知っていたらまた捉え方が変わって面白いと思います。

Entô Walk
ジオパークのスタッフさんが、Entôの周りやジオラウンジ(展示スペース)を案内しながら島のことを教えてくれる企画。ただ景色を見るだけではなく、食べ物を食べるだけではなく、その成り立ちや背景を知ることで旅をもっと楽しめます。

所要時間:約40分間【通年:ご予約不要・無料】(3月〜11月 16:30 pm/12〜2月 16:00 pm)


Entô内のジオラウンジ(展示スペース)は、宿泊してない人でも出入り自由っていうのが良いですね。近くに来た際には寄ってみたいです。

今回は運よく、Entôのお部屋の中も見せていただけました!


11:40 ④島のほけんしつ 蔵

島根輝美さんから、なぜ「島のほけんしつ 蔵」なのか、名前の由来やどんな場所なのか、どんな場所を目指しているのか、想いをお話いただきました。


根岸さん:
既に顔見知りの人も何人かいたようでしたね。今まで気にはなってたけど入りにくいなと思ってたところも、こうやって一回話を聞くと次に行きやすいと思いますし、改めて、自分でみてみないとわからない部分もあるんだと実感しました。

輝美さんと話すとそれだけでもぐっと敷居が下がる感じがしたし、みんなで行けて良かったです。

話を聞いているだけでとっても癒されました



11:15 移動しながら終わりの会

バス車内で終わりの会を行い、運営メンバーも含めて全員で感想を共有しました。

みなさんの感想
🚌 施設を回るだけでなく、そこの場所の人の熱意とか思いとかそういうのが何ていうか感じ取れてすごくよかったと思います。
🚌 普段行けないところに行けて大変良かったです。
🚌 引っ込まずにいろんなところにたまには出かけてみようかなっていう気持ちになりました。


12:30 豊田公民館にて解散

無事に公民館で解散となりました。みなさん明るい表情で印象的でした!半日ではありましたが、長旅おつかれさまでした!
 


ーー第8回わがとこバスツアー、一日を通していかがでしたか?

根岸さん:公民館から出発し、色んな場所にみんなでバスで向かうことが新鮮でワクワクしました。よくある観光ツアーのガイドさんとはまた違って、人にフォーカスしたガイドっていうのもあいまって、バス車内の雰囲気もとても良かったです。

多くの人と過ごしたり、会うことで、数名の方の参加理由である「ボケ防止」にもつながったかと思います!笑

ぜひまたお願いします!



根岸さんはじめ、豊田地区のみなさん、ありがとうございました!!はじめましての方も、2回目の方も、わがとこバスツアーのご参加お待ちしています!

わがとこバスツアーに関するお問い合わせはこちらまで。
海士町役場・わがとこバスツアー担当:08514-2-0113


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