ついにできました!ないものはないステッカーを海士町内で販売しています。
観光で来てくださった方をはじめ、かねてからご要望のあった「ないものはない」のロゴステッカーを2021年6月から発売いたしました!「ないものはない」は海士町を語る上でかかせないこの言葉。みなさんはこのフレーズを聞いて、どんなことをイメージされますか?
海士町では2011年に、島らしい生き方や魅力、個性を堂々と表現し、海士町の本質を表す言葉として「ないものはない」が生まれました。
「ないものはない」とは「ないものはない」には2つの意味が含まれていてます。「ないけれどそれで良い」という意味と「大切なものはすべてある」という意味です。
「ないものはなくてもいい」「ないからこそ良い」という価値を大切にしながら、本当に大切なモノゴトは海士町に揃っていることを表しています。
また、「ないものは自分たちで作り出そう」ということも大切にしています。離島というハンデを楽しむ姿勢が海士町では当たり前にあるように感じます。
ステッカーについて
2021年4月の「ないものはない」ブランドサイトの公開と並行して、ステッカーの発売に向けた準備を進めてきました。3種類のロゴステッカーを用意しています。
① 3つ入りのステッカー
② 大きいサイズのステッカー(直径10㎝)
③ ないものはない×後鳥羽院遷幸八百年ステッカー
ステッカーはすべて丸型です。角がないので四角形のステッカーに比べ、はがれにくくなっています。防水加工をしているので車や屋外などでも貼れます◎
現在販売している場所は、すべて海士町内です。海士町の港にあるしゃん山(直売所)や島じゃ常識商店(売店)、隠岐神社向かいの「お土産と手仕事のお店つなかけ」の3店舗。今後は、海士町外のイベントなどでも販売する予定です。
① 3つ入りステッカー ¥400円(税込)
大中小3つのステッカーがセットになっています。
それぞれの直径は、6㎝・4.5㎝・3.7㎝ で、お好みのサイズでいろいろな場所に貼れそうです。
縦型の名刺を大きさを比較すると、このようになります。
3つの中で一番大きい6㎝のステッカーは、手帳に貼るのもかわいいです。
また、3つ入りステッカーには「ないものはない」のデザインをしてくださった高知県在住の梅原 真さんのコメントも掲載しています。
ないものはない
僕もローカル(高知県)に住んでます。
条件がいいところではない。
しかし「良し」も「悪し」もその土地の個性だと思うのです。
その個性の上に、生きていく生き方を考える。
それが「ユタカ」なことです。
もっとほしい、もっとほしい、もっとほしいと言っている人間が、なんだか変なことにしているような気がしてる。
「ないもの」は、なくていいんじゃないの?
「大事なもの」が、ここに全部あるんじゃないか?
「ないものはない」
離島・海士町の本質を語るとこの言葉になりました。
これは海士町の本質でありながら、地球全体の本質ではないのか。
そういう思いを僕はもっています。(デザイナー梅原真氏のコメント)
② 大きいサイズのステッカー ¥400円(税込)
このステッカーは直径10㎝と大きく、とにかく目立ちます!
サイズ感としては、ペットボトル(2L)の直径ほどの大きさになります。
大きいサイズ(直径10㎝)のステッカーは、パソコンやタブレット、車などにおすすめです。
10.2インチのタブレットとの比較
③ ないものはない×後鳥羽院遷幸八百年ステッカー ¥200円(税込)
ないものはないと、後鳥羽院遷幸八百年ロゴがセットになったステッカーです。
どちらも直径は3.7㎝。小さめなのでスマホなどに貼るのもおすすめ。
後鳥羽院遷幸八百年
承久の乱(1221 年)で、鎌倉幕府軍に敗れた後鳥羽上皇はご配流の身となられ、海士町の崎にご到着されました。今年でちょうど800年という月日が経ちます。800年を記念して、9月に島一周神輿渡御を、10月に隠岐神社大祭を開催されます。
「ないものはない」ができるまで
2011年に、海士町とデザイナーの梅原真氏との対話の中から「ないものはない」が生まれました。海士町を象徴する言葉、島らしい生き方や魅力、個性を堂々と表現しています。
地域の人同士の繋がりを大切に、無駄なものを求めず、シンプルでも満ち足りた暮らしを営むことが真の幸せではないか? 何が本当の豊かさなのだろうか?という価値観を表しています。当時は、ポスターや海士町役場の職員の名刺などに使用していました。
2014年には、第187回国会における内閣総理大臣所信表明演説に、「ないものはない」が引用されたことや、2018年に香港の国際的な学会で、「ないものはない」が発表されました。
海士町noteでも、みんなの「ないものはない」エピソードと題したマガジンもつくっています。ぜひこちらも見てみてくださいね!