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島で唯一のホテル×ジオパーク施設 Entô(エントウ)

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「ないものはない」という新しい贅沢を提案する、日本初の本格的なジオホテル・Entô(エントウ)に関するマガジンです。Entô https://ento-oki.jp/
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#隠岐ユネスコ世界ジオパーク

Entôに興味を持ってくださった方へ

Photo by Kentauros Yasunaga 島で唯一のホテル×ジオパーク施設「Entô(エントウ)」に関する情報が増えてきており、みなさんにぜひ見ていただきたい記事などをまとめました。じっくり読んでいただけるとうれしいです。 Entô掲載情報こちらに随時追記していきます。 2022.07.26 【】TECTURE MAG 2022.05.23 Pen Online 2022.05.02 TRANSIT 2022.04.21 TURNS

旅先を仕事にしてみる、ということ。

隠岐は、海士町は、17年前には旅先だった。 22歳の秋に初めて3泊4日で訪れて、その半年後に訪れた2回目の来島が引越だった。3年間をこの島でまちづくりを経験してみようと決めてみて、自分の力不足が悔しくて観光に打ち込んだ20代。ふと気づくと、ホテル業にまでがっつりと関わり、自分の会社まで立ち上げることになっていた30代。あっという間に40歳になったなんて自分でもびっくり。なんか加速してないか、この時間の感じ方。 若手と言われていた方だったはずなのに、気づけば若い人は、なんて言

隠岐への旅②海士町の素敵な宿Entô(エントウ)

初めての隠岐旅行。今回の旅のミッションは二つ。 ①西ノ島にある国賀海岸(摩天崖)に行くこと。 ②長男&彼女のイチオシのホテル「Entô(エントウ)」に宿泊すること。 二つのミッションのうち、1つ目の国賀海岸(摩天崖)についてはこちらの記事から。 (⬆この記事は西ノ島町公式noteと、note公式マガジン「国内旅行まとめ」に掲載されました!) 今回は2つ目のミッションである息子&彼女が勧めてくれた隠岐の中ノ島(海士町)にある宿、Entô(エントウ)について書きます。 実は息

泊まれるジオパークの拠点「Entô」2周年!

2023年7月1日。Entôとして産声をあげてまる2年が経ちました。この記念すべき1日になんと自分は島にはいることができず・・・!大切な記念日に立ち合うことができませんでした・・・涙 とはいえ、スタッフ間の連絡用ツールや、直接のメッセージ、各種SNSから届いてくるEntôの様子は、それはもう格別な様子ばかりでした。ご来館いただいた皆様。今日という日にご宿泊いただいた皆様。ありがとうございました。そして、今日この日を共に彩りを加えて頂いた、地元のまるど(島のマルシェ企画)運営

5月7日(日)まで!ちょっとした工夫が未来を変える。『隠岐サーキュラーデザインミュージアム』

隠岐サーキュラーデザインミュージアムに行ってきました! 4月22日(土)から5月7日(日)までEntôジオラウンジにてOki Islands Circular Design Museum(隠岐サーキュラーデザインミュージアム)が開催されています。 サーキュラーエコノミーと聞いても、いまいち…ピンとこない?サーキュラーエコノミー(循環経済)とは生産→消費→破棄という流れを見直し、廃棄物を出さないように製品やサービスを新たにデザインする取り組みのこと。持続可能な形で資源を利用

#ジオパークで生きる人06|四季の恵みを島食に。島食の寺子屋としてその営みを紡ぐ。

はじめに  隠岐諸島にある中之島・海士町の一番南の地区、崎地区に校舎を構える"島食の寺子屋"さん。ここは和食の料理人を育てる場所であり、生徒は離島の海と山と里の恵みをふんだんに受けながら一年間学びます。今回はこちらのコーディネーターを務める 恒光 一将(つねみつ かずまさ)さんからお話を伺いました。恒光さんが"島食の寺子屋 コーディネーター"という職に就いた道のりから、「食」という立場から考えるこの島の一次産業とその未来まで。どうぞお楽しみください。 島食の寺子屋 について

#ジオログ05|飽くなき探求心を隠岐から世界へ。環境と人の架け橋となる。

はじめに  今回取り上げるのはNPO法人隠岐しぜんむらの福田 貴之(ふくだ たかゆき)さんです。2023年で移住9年目を迎える福田さんは「ふっくん」の愛称で親しまれ、島を歩けばあちこち声をかけられます。それは環境教育のインストラクターやネイチャーガイドとして日々忙しく活動し、子供から大人まで幅広く隠岐の自然のこと・保全のことを伝える活動に貢献してきたからこそ。  隠岐の自然を「むっちゃ面白い!」と評する福田さんの目線で、「自然と生きること」をもう一度考えてみませんか。  学

#ジオログ04|自然保全の実践者。島の自然を知り尽くし、その美しさを守る。

はじめに  今回取り上げるのはNPO法人隠岐しぜんむらの理事長を務める 深谷 治(ふかや はじめ)さんです。1998年に隠岐・海士町に移住。NPO法人隠岐しぜんむらは2006年に任意団体として設立し、2012年にNPO法人化しています。隠岐有数のネイチャーガイドであり、隠岐がユネスコ世界ジオパークとして活動していく上で欠かせない人物のお一人です。  運営する森のようちえん「お山の教室」の子供達からは「そんちょう」というニックネームで慕われているお茶目な一面も。自然保全の第一線

1月の海士町 特集:隠岐ユネスコ世界ジオパーク

こんにちは。 2023年1月に海士町noteは2周年を迎えました!みなさん、いつもご覧いただきありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 今月の表紙の写真は、「けあらし」という神秘的な風景です。冷え込んだ早朝に海面で発生する霧のことで、海から湯気が上がっているような、冬ならではの景色です。けあらしが発生するには、いくつかの条件が必要だそう。見られる日はラッキーですね☺ それでは、今月の海士町をお届けします。 特集:隠岐ユネスコ世界ジオパーク2022

#ジオログ01 |大きいスケールで物事を考えるのが好き。そんな僕に隠岐のジオパークが教えてくれたこととは。

今回紹介するのはインターン生として2022年7月からの3カ月間、隠岐ジオパーク推進機構で働いた、谷田祥太郎さん。  谷田さんは「大人の島留学・島体験」というインターンの形を利用し、海士町に来島しました。「島体験生」と呼ばれるインターン生は仲間と共同生活を送りながら、島の事業所で働きます。  谷田さんは事業所として隠岐ジオパーク推進機構の海士町拠点Entôジオ事務所を選び、働いていただきました。島体験生から見た「隠岐ジオパーク推進機構」はどんな場所だったのでしょうか? ちなみ

昔を知って、今を知る。ーEntôに至るまでの半世紀を振り返る

ジオパークの泊まれる拠点Entôは、オープンして1年が経ちました。1周年の記念イベントでは、隠岐 緑水園、マリンポートホテル海士、そしてEntôの3つ施設が立ってきた所在地「福井1375-1」をタイトルにした写真展が行われました。 今回は、その様子とともにこの地で築かれた約50年間をちょっと詳しく振り返ってみたいと思います。 春たけなわ 磯の香り高いなかに開館1971年3月17日、隠岐 緑水園は国民宿舎(自然環境に優れた休養地に建つ公共の宿)として完成しました。 田部島

Entô・2年目に、一緒に働きたい6人の方へ。

ジオパークの泊まれる拠点「Entô」がオープンして、あっという間に1年が経ちました。2021年7月に開業したのち、今年の1月には「未来をつくる島ホテル」という番組にて、松本潤くんが訪れてくれたことでも話題になり、本日山陰エリアで再放送があります。 「ホテル」とは何か。自分たちが囚われているかもしれない「ホテル」の在り方そのものから見直して、地域=島にとって欠かせない宿泊施設とはなにか。そして旅人にとって、わざわざこの遠い島へ訪れる価値のある宿泊施設とはなにか。この問いに向き

1本の線のような建築を。島唯一のホテルEntôを建築・デザイン•ジオパークの視点で語る。

2021年6月に隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会設立10周年のプレスイベントが行われました。イベント内での「私たちがEntôに込めた想い」というトークセッションをもとに、みなさんにぜひ読んでいただきたい部分を記事にしています。 島で唯一のホテル×ジオパーク施設のEntôについて、ジオパーク、建築、デザインの視点でお伝えしていきます。 はじめに、隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会の事務局長 野邉 一寛さんからお話をいただきました。 「今(6月)、隠岐では北海道の植物と

隠岐から地球を知るー当たり前ってけっこう不思議

2022年4月29日~5月30日まで、Entô(ユネスコ世界ジオパーク初となるホテルとビジターセンターを備えた複合施設)のジオラウンジにて、企画展示「隠岐片麻岩ってなあに?」が開催されました。展示の様子や行ってみての発見をご紹介させてください。 この企画展示には大切な裏テーマが 企画のタイトルに「隠岐片麻岩(おきへんまがん)」とありますが、ただ隠岐片麻岩のことを紹介する展示ではなく、そこには大切な裏テーマが。 案内人の方にお話を聞いたところ、「この企画展示は隠岐片麻岩を