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海士町新庁舎プロジェクト

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海士町役場の新しい役場に関する記事をまとめています。新しい役場のコンセプトは、「『つながる×つなげる』時とともに進化する、だれにも開かれたチャレンジシップ」
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#島根

思い描いていたキャリアだけじゃない。「知る」という時間が気づかせてくれたこと。

大学休学中の4年生。 海外へ留学するつもりが、気づけば海士町で9カ月。 大きなプロジェクトに携わり、たくさんの人と出会った彼女がこの島で得たものとは。 R6年度大人の島留学3ヶ月生(4-6月期)として海士町に来島。 海士町役場総務課に所属し、新庁舎魅力化プロジェクトの一員として働いた、磯村佳凛さんにお話を伺いました。 海外ではなく、留学先は海士町。磯村さん: 私の大学は休学する人が多くて、外国語大学なので大体の人が海外へ留学に行くんです。私も1年間休学して、今年の夏に語学

町民のおうちに眠っていた家具たちをチャレンジショップの棚、平台に~新庁舎リメイク家具ストーリー~

2024年11月に新しくなった海士町役場。その空間を彩っているのがユニークな家具たち。海士町新庁舎魅力化プロジェクトの家具職人チームによって生まれ変わったリメイク家具にまつわるエピソードをご紹介します。 おうちに眠っていた和箪笥たち新しい役場の家具を考えるにあたり、 旧役場で使われていた家具だけではなく、 町内で眠っている使われなくなった家具やアイテムも集め 再生しました。 今となっては貴重ともいえる和箪笥。 知々井地区、西地区、東地区、崎地区の町民の方から 和箪笥をお譲

住宅の柱がカウンターに!再利用から受け継がれる技術~新庁舎リメイク家具ストーリー~

2024年11月に新しくなった海士町役場。その空間を彩っているのがユニークな家具たち。海士町新庁舎魅力化プロジェクトのリメイク家具チームによって生まれ変わったリメイク家具にまつわるエピソードをご紹介します。 新庁舎のエントランス 新しい役場の入り口から入ってすぐの所に設置されているU字カウンター。こちらはチェックインカウンターをイメージして作られたものになります。 このカウンターにはスタッフが常設し、新しい役場に訪れた人が困らないよう、誰でも使いやすいようにご案内します。

5代の歴史を紡ぐ町長室の机~新庁舎リメイク家具ストーリー~

2024年11月に新しくなった海士町役場。その空間を彩っているのがユニークな家具たち。海士町新庁舎魅力化プロジェクトの家具職人チームによって生まれ変わったリメイク家具にまつわるエピソードを紹介します。 5代に渡り大切に使われてきた町長室の机新しい役場に入り、1階の右奥にあるのが町長室です。 旧役場にも新しい役場にも、町長室には大きな机が入ります。 リメイク家具では、町長室の机も再生しました! それもなんと、5代も前の町長が任期を務めていた頃から 大切に使われていた机なんで

海士町内の小学生と一緒につくったテーブル~新庁舎リメイク家具ストーリー~

2024年11月に新しくなった海士町役場。その空間を彩っているのがユニークな家具たち。海士町役場新庁舎魅力化プロジェクトのリメイク家具チームによって生まれ変わったリメイク家具にまつわるエピソードをご紹介します。 小学生向けのワークショップを行いました海士町役場新庁舎魅力化プロジェクトでは、海士小学校・福井小学校の授業にて、家具づくりのワークショップを計2回開催しました。 海洋漂着プラゴミをアートに 一度目は、「海洋漂着プラゴミ」を使ったタイルの制作。「ゴミってなんだろう

家具職人の知恵と経験と発想が生んだ新しい家具たち~新庁舎リメイク家具ストーリー~

2024年11月に新しくなった海士町役場。その空間を彩っているのがユニークな家具たち。海士町新庁舎魅力化プロジェクトの家具職人チームによって生まれ変わったリメイク家具にまつわるエピソードを紹介します。 解体しながら次の形を考える家具職人の技家具職人チームは基本的にデザイン担当と製作担当がいますが、デザイン担当は製作工程をイメージしながらデザインを行うように、製作担当も自分でデザインしながら、形にしていくことがよくあります。 役場の住民生活課で使われていたホワイトボードと、

人と自然が共存したまちづくり。島の産業廃棄物から生まれた壁画アート~新庁舎リメイク家具ストーリー~

2024年11月に新しくなった海士町役場。その空間を彩っているのがユニークな家具たち。海士町新庁舎魅力化プロジェクトのリメイク家具チームによって生まれ変わったリメイク家具にまつわるエピソードをご紹介します。 今回は島の産業廃棄物を活かしてリメイクされた壁画アートのストーリーをご紹介します。 海士町の資源を生かした、壁画アート。新しい役場の壁にはおしゃれな壁画アートが2つあります。 「島の中の、ゴミになってしまうものをうまく使えないか」 新庁舎魅力化プロジェクトのリメイ

受け継がれるフレーム 生まれ変わってまた次の旅へ~新庁舎リメイク家具ストーリー~

2024年11月に新しくなった海士町役場。その空間を彩っているのがユニークな家具たち。海士町新庁舎魅力化プロジェクトのリメイク家具チームによって生まれ変わったリメイク家具にまつわるエピソードをご紹介します。 海士町議会で使われ続けてきた椅子「しゃばりば(新しい役場1階共創スペース)」に設置されている椅子は、長らく海士町議会で使われており、2024年9月まで現役で活躍していました。 実は元々海士町にあったものではなく、役場の職員が松江での出張の際にお世話になっている、ホテル

【海士町新庁舎プロジェクト】海士町の暮らしと歩んできた家具のルーツを探る。

11/23(土)に竣工式を控えている海士町の新しい役場。 新品の家具を買うのではなく、使われなくなった家具や島内の廃材を活用し、再生家具(リメイク家具)を設置予定です。 海士町新庁舎魅力化プロジェクトでは、「ないものはない」を体現するために、海士町の歴史とともに歩んできた身の回りにある道具や衣類を募集! 島のみなさんが提供くださった道具や衣類は、島根県江津市の家具職人チームSUKIMONOさんにご協力いただき、再生家具(リメイク家具)へ着々と生まれ変わっています。 家庭

【海士町新庁舎プロジェクト】「ない」からこそ生まれるクリエイティビティとコミュニティ

今年の秋に完成予定の「海士町の新しい役場」では、新品の家具を買うのではなく、使われなくなった椅子や机、島内の廃材を活用し、再生家具(リメイク家具)を設置します。 これらの再生家具は、島根県江津市の家具職人チーム「SUKIMONO (スキモノ) 」の方々のご協力のもと製作を進めています。 そして今回このコラボレーションが生まれた背景やものづくりへの思いについて、SUKIMONO平下さんと葛西さんにお話しを伺いました。 地域資源を活かすという考え方平下さん: 私たちSUKI

「つながる×つなげる」海士町新庁舎のコンセプトと空間デザイン

2024年秋の完成を予定している海士町の新しい役場。 今回は新庁舎のコンセプトと、そのコンセプトを体現する空間デザインについてお届けします。 新庁舎・開発センター・交流棟。3つの建物の役割について。現在建設中の新庁舎、その隣の開発センター、そして "交流棟" (現庁舎の位置に建設予定)3つの建物にはそれぞれ異なる役割があります。 なかでも新庁舎は「暮らす・創る・話す」をテーマに、誰もが気軽に暮らしの相談ができ、未来についての対話が生まれる場所として活用されます。 つなが

現在建設中 海士町役場の内覧ツアーを開催しました。

2024年秋に、海士町の役場が生まれ変わります! 先日7月2日、建設が着々と進んでいる新庁舎の内覧ツアーを開催。 第1回となる内覧ツアーでは、役場のコンセプトやデザインについてのお話から、施工工事真っただ中の新庁舎内の見学を行いました。 今回はその内覧ツアーの様子をお届けします。 第1回 内覧ツアー まずは総務課還流DX特命担当 五島さんより、 役場の空間コンセプトについて紹介。 新しい役場のコンセプトは、 「つながるxつなげる」 ~時と共に進化する  誰にも開かれた

5年後、10年後も進化を続ける居場所へ。新しい役場の空間づくりについて。

2023年に工事がはじまった、「『つながる×つなげる』時とともに進化する、だれにも開かれたチャレンジスポット」をコンセプトとした海士町役場の新庁舎。 2018年には住民のみなさんを対象としたアンケート調査、2023年には小学生に向けた現場の社会科見学などが実施されました。 役場でのヒアリングを重ねながら、2024年11月の完成に向けて、着々と建設が進んでいます。 今回は、そんな新庁舎プロジェクトに携わる総務課還流DX特命担当の五島さん、AMAホールディングス株式会社 取