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海士町教育委員会

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海士町教育委員会や海士町の学校教育に関する情報をまとめたマガジンです。
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#教育

海士町の「教育」と「学び」をまるごとご紹介します。

海士町では教育の魅力化をはじめ、さまざまなプロジェクトを推し進めており、子どもから大人まで幅広いカタチで学びの場があります。今回は海士町の「教育」と「学び」についてご紹介いたします。若い順にお伝えしていきますね。 けいしょう保育園(0歳~5歳児)海士町の子育て支援の中心的な役割を担っているのが、島で唯一の認可保育園である「けいしょう保育園」です。 たくましい心身を培い、豊かな心情と協調性を養う剛健感謝を保育目標とされており、地域に伝わる島前神楽やキンニャモニャ踊りをはじめ

イカ捌き体験

3・4年生が島でとれたイカを捌き、一夜干しをつくりました。 島で育っている子ども達ですので、イカを見たことはあります。 それでも、自分でイカを捌いて、干すまでの作業をしたことのある子どもはそんなに多くはいません。 そこで、この日は海士町で大敷網漁に携わる漁師に講師として来ていただき、イカを捌いて干すところまでの体験をしました。 その漁師さんは、まず、大敷網(定置網)で漁(魚やイカを採る)様子を写真で見せてくださいました。 大きな魚が採れているところ、たくさんの魚やイカが網

町づくりへの参画(海士町子ども議会) その2

一つ前のnote記事の続きとなります。 子ども達は発表順に議員席に座ります。 各学校から立候補した子どもが議長を務め、[子ども議会]が始まります。 子ども達は、緊張しながらも精一杯、自分の提案を町長・町役場各課長に向けて発表します。 子ども一人ひとりの提案に対する町長や各課長のみなさんの聞く姿勢は、とても温かいものでした。 子どもの発表を、うなずいたり時には笑顔を表したりして聞いてくださいました。 また、町長の答弁は、とても丁寧なものでした。 その中には、子ども達が「提

町づくりへの参画(海士町子ども議会) その1

[第21回 海士町子ども議会]が開催されました。 6年生の子ども達は、この[子ども議会]に向けて昨年9月から様々な準備をしてきました。   地域の方々と話をし、日々の暮らしで海士町に対してどのようなことを感じているのか聞きました。 また、実際に町議会議員の方々と話す時間もいただき、自分の提案しようとしている内容について相談したり、議員の皆さんが感じている海士町のことについて聞いたりしました。 これらの活動から、普段、特に考えることのない海士町のことについて子ども達は知る

「はじまりの書」で考える

[一般財団法人島前ふるさと魅力化財団(以下、魅力化財団)]が、「第4期隠岐島前教育魅力化構想・はじまりの書」を完成させました。 今回、教職員を対象にはじまりの書を活用したワークショップを実施しました。   はじまりの書には、島前地域における教育の未来を考えるヒントが詰まっています。 そのヒントの中には、はじまりの書をつくる際に関わった島前地域の皆さんが抱いた未来への「願い」も込められています。   今回のワークショップでは、教職員一人ひとりが福井小学校について、もしくは、教

行ってみるんジャー

3・4年生の総合的な学習の時間で、[行ってみるんジャー]というテーマの学習が始まりました。 テーマ名の通り、この学習では3・4年生が町内に出かけます。 今年度、子ども達が出かける場所は、「東地区」「豊田地区」「北分地区」「宇受賀地区」の4地区。 この4地区は、福井小学校の校区にはない地区です。 つまり、子ども達にはあまり馴染みのない地区に出かけるわけです。 まずは、2時間続けての学習時間を設定し、4つの地区に行ってみました。 はじめは、東地区。 車の中では、子どもから先

給食指導(1/16)

毎月、栄養教諭が子ども達に向けて「食」や「給食」に関連する話をしてくれます。 今月は「給食週間」についてのお話でした。 栄養教諭からは、給食週間にひもづけ、「給食の歴史」をクイズ形式で紹介してくれました。 第1問 Q 学校給食が始まったのは、約何年前でしょう。 A 約130年前の明治時代  第2問 Q 最初に出された給食のメニューは、おにぎりと漬物と何だったでしょう。 A 鮭の塩焼き   第3問 Q 約60年前の給食では珍しい肉を使った料理が出ていて、子ども達に大人気

新年の抱負(1/14)

全校朝礼がありました。 今回は、学年の代表者が自身の「新年の抱負」を発表しました。 〔6年生〕 ・2月の子ども議会を頑張りたい。  自信を持って堂々と発表できるように、準備を頑張りたい。 〔5年生〕 ・たくさんの人に信頼されたり応援されたりするように、一つ一つのことを日ごろから意識して頑張りたい。 ・リーダーシップを持てるようにしたい。 ・3か月後には6年生になる。  自分の話をしっかり聞いてもらうために、まずは自分が人の話をしっかり聞いて反応を返していきたい。 ・地域の

3学期も「やっか」(1/8)

令和6年度3学期の始業式が行われました。 ここ数日、海が荒れ、本土と隠岐を結ぶフェリーが欠航しています。   それでも、登校した児童は全員元気そう! 始業式のはじめの校歌を、元気よく歌いました。   校長の話では、まず、「冬休みがどうだったか」友達や先生と話をする時間が設けられました。 本土に出かけた話やおいしいものを食べた話など、みんなが楽しそうに話をしました。   そして、校長の話の本題に入ります。 「3学期の合言葉は、もちろん『やっか』です。 3学期は『まとめの学期』

行ってみるんじゃぁ!!(12/19)

3・4年生の「海士方(あまがた)のことについて知りたい」という想いを基に、総合的な学習の時間を使って海士方のことについて調べることにしました。 今回は、海士方を福井小学校区以外の4地区と考えて学習します。 4地区は、東地区・北分地区・豊田地区・宇受賀(うづか)地区です。 この4地区は、お隣の海士小学校区になります。 この日までの総合的な学習の時間に、3・4年生は「海士町には、海士方と上方があること。そして、海士方には何地区があるのか。」を確認しました。 その後、海士方の4

クリスマス読み聞かせ

福井小学校では、毎週、チェルシー(ボランティア)による読み聞かせが実施されています。 その読み聞かせの中でも、「七夕」と「クリスマス」の時期には時間を拡大しての[読み聞かせイベント]が開催されます。 この日は、間近に迫ったクリスマスに向けての[クリスマス読み聞かせ]が実施されました。 このイベントは、チェルシーの皆さんと読書委員会が一緒になって実施しました。 まずは、読書委員による読み聞かせです。 はじめは緊張気味でしたが、だんだん声に張りが出てきて、読む側も聞く側も気持

ネパールと日本を比較しながら ~高校生が自身の経験を基に~

福井小学校には毎週木曜日、地域のボランティアの方々が読み聞かせに来てくださっています。 その中に一人、島前高校の3年生が加わることがあります。 その高校生は、自身が海外で暮らした経験があります。 海外での生活の後、日本の子ども達(学校)での習慣や考え方の違いに驚きや戸惑いを抱きます。 ※その時の様子や、戸惑いがどのようなものだったのかは、下記の記事をご覧ください。 その時の戸惑いを基に、この高校生は「世界には様々な文化があり、様々な習慣・生き方・考え方がある。日本の子ど

短歌がもっと身近に! ~3年生国語の授業より~

小学校3年生の[短歌]の授業に特別講師をお招きしました。 ※特別講師は地元の漁師です。漁師として働くかたわら、短歌や俳句を学び続け、地域の住民と一緒に短歌や俳句の世界を学び、広げる活動をされています。 講師は、学校からの依頼を快く引き受けてくださり、「短歌が子どもたちにとって、もっと身近なものになり、子ども達が短歌を楽しんでくれるようになってほしい。」という想いをもって授業に臨んでくださいました。 授業の始まりは、絵本の読み聞かせからスタート。 講師の優しい声と楽しいお話

あとどフェスティバル2024

[あとどフェスティバル]を実施しました。 今年度は、これまで以上に「子ども達が考え・つくる発表会」を目指したいと考え、いくつかの仕掛けを取り入れました。   まずはじめの仕掛けとして…。   二つのテーマを掲げました。 「学級の全員でつくる発表会」と 「見に来る人が来てよかったと感じる発表会」の二つです。 このテーマを常に考えながら準備に臨むことで、子ども達は「全員でつくることができているだろうか。」ということを互いに考えることができます。 また、「見に来る人たちが来てよか