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半官半X

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半官半Xとは、『官』として役場の業務に従事しながら、『X』として自分の「好き」や「得意」を地域に還元する海士町独自の働き方です。
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#離島

これまで取り組んできたことを次の世代へ紡いでいくー半官半Xという働き方

2021年より、海士町役場に新しく発足した半官半X特命担当。 今回は、海士町役場独自の取り組みである半官半Xについて、まるごとご紹介していきます! 自分の「好き」や「得意」を地域に還元するこれまでの海士町では、「官」と「民」とが連携をしながら、島のファンを増やすべく「まちづくり」に挑戦してきました。 しかし、昨今の急速な時代の変化とともに、地方課題は深刻化しており、海士町においても、地域の担い手不足という課題はとても大きなものとなってきています。 そんな中2018年度

【vol.41】半官半Xで経験した濃ぃ~2年間

半官半X特命担当の大山です! この度、私事ではありますが大好きな海士町を出て新たな挑戦をすることにしました! ずっと夢だったオーストラリア留学を叶えてきます!!海士町に来た経緯やオーストラリアへの想いはこちらをご覧ください😊 3月末で海士町役場は退職させていただき夢を叶えて来ます。 2年間の海士町生活は私にとってあっという間でした。まだまだ海士町で生活したい気持ちと、20代でしかできない夢を叶えたい気持ちと・・・ 本当に本当に悩みました。海士町の”人”と”生活”が大好

Vol.35 ”とりあえずやってみる”事の大切さ~2022年を振り返って~

今年も残すところあと5日になったので2022年を振り返ってみようと思います。2022年は1言で言うと【変化の1年】でした。 ・3年務めた大学病院を退職。 ・野望の1つであった離島に移住。 ・1番似合わない、公務員になる。 この3つが自分のなかでとても大きな変化でした。 今思えば、よくもこの決断したなぁと思っていましたが、振り返ってみれば・・・”自分が望む”理想の未来に向かって行動した” ただそれだけでした。 私は、1冊”夢ノート”を作り、自分の夢・在りたい姿・理想の

Vol.34 海士町で気づいた”余白”

海士町6ヶ月目海士町に来て早くも半年以上が経過しました。 ざっくりまとめると楽しい日々をすごしています! 最初は知らない事・人・物だらけだったのでなにもかもが新鮮でしたが、最近はその新鮮さが薄れてきました・・・💦慣れてきたってことにしときます!笑 海士町がかかげる”ないもはない” 本当にないものも多いです。でも、”ないものはない”からこその気づきがありました。それは必要最低限しかないため、時間がその分あるということ。 今までは、スーパーやショッピングモールに行くと様々なお

互いの等身大をモットーに。キャンプ採用の醍醐味。

海士町役場では、海士町の次の 10 年を共創する新しい仲間を募集し、「令和4年度 海士町正規職員キャンプ採用枠試験」への公募を開始しています。 昨年度から始まったキャンプ採用試験。導入した1番の目的は、会話をして、お互いのことを知るということ。素の自分を出しあうことで、お互いに確かめあいながら、役場の雰囲気を知っていただければと思っています。 そこで前回は、キャンプ採用試験を導入した理由や詳細について、人づくり特命担当課長の濱中さんにお聞きしました。   今回は、昨年度

火を囲んでみんなで語らう、キャンプ採用試験を実施します。

海士町役場では、海士町の次の 10 年を共創する新しい仲間を募集し、「令和4年度 海士町正規職員キャンプ採用枠試験」への公募を開始しています! この採用試験の特徴は、1次試験でキャンプをするということ。行政の正規職員の採用試験が「キャンプ」というのは、おそらく日本全国初めてのことではないでしょうか。   挑戦したい人のためのステージ海士町の次の10年を共創するため、海士町職員が「官」という立場にとらわれない自由な発想と、それを仲間と共に実現していく実行力を活かしていけるよ

Vol.30 半官半X活動報告

今回は、島のほけんしつにご協力いただき、半官半X職員でクロモジの採取&アロマの精油を体験させていただきました! 普段は各課に散らばり役場で仕事をしている半官半X職員ですが、この日は役場から飛び出し、現場に足を運び実際に作業をすることで、現場の課題や新たな発見をしてきました! 「福来茶は知っているけど、実際の木は見たことがない」 「ずっと海士町に住んでいるけどクロモジ採取はしたことがない」 「アロマってどうやって作るの?」 「半X活動をとりあえず、やってみたい!」 それぞ

官と民から水産業を知る【わたし、島で働く。】

こんにちは!「わたし、島で働く。」連載企画。 今回は、10月~12月に島体験生として海士町役場 半官半X特命担当で働く竹内 勇飛さんにお話を伺いました。 竹内さんは、4月~6月の島体験生だった伊藤永遠さんから島体験について話を聞き、島ならではの生活に惹かれ、島体験に参画されました。 ▼伊藤永遠さんの「わたし、島で働く。」はこちら 役場と現場の両方から水産業を知る 海や魚が大好きで、毎日のように釣りにでかけていた竹内さん。一方で日本全体の魚の消費は年々減少していることを知

大学で学んだことを活かしながら、0から1を作る【わたし、島で働く。】

こんにちは!「わたし、島で働く。」連載企画。 今回は、7月~9月の島体験生として半官半X特命担当で働く樋口 加奈さんにお話を伺いました! 樋口さんは、同じく7月からの島体験生の紹介で島体験を知り、一生覚えていられるような3か月を過ごしたいという思いで、島体験に参画されました。 3か月間の仕事内容 樋口さんは3か月間の働き先を決める中で、色々なものを体験できること、そして大学で学んでいる法制度を活かせる半官半X特命担当(以下 半官半X)に興味を持たれました。 大学では判例

島での経験がいつかどこかで活かされると確信しています【わたし、島で働く。】

こんにちは。「わたし、島で働く。」連載企画。 今回は、7月~9月の島体験生として半官半X特命担当で働く、渡辺 理恵さんにお話を伺いました。 地方創生を学ぶために、海士町で島体験に参画された渡辺さん。 地域の文化が地方創生にどう生かされているのかを見てみたいことから、半官半X特命担当に所属しながら、後鳥羽院顕彰事業に携わっています。 積み重なったみんなの思いを忘れないように ー後鳥羽院顕彰事業で色々な企画をされていましたね。具体的な仕事内容を教えてください。 2021年9

この採用は挑戦したい人のためのステージ。海士町長と半官半X特命担当課長による特別対談

日本初の取り組みである、海士町独自の働き方『半官半X』。これまで海士町noteでは、数回にわたりご紹介してきました。 今回は、海士町長と半官半X特命担当課長に、半官半Xがはじまってからの変化やこれから期待することなどについて話していただきました。また、海士町役場の職員募集の中で新たに「海士町魅力化推進枠」が生まれた経緯についてもお聞きしました。 この記事の最後には、採用試験についてのお知らせも掲載しています。ぜひご確認ください。 半官半Xとは 『官』として役場の業務に従

現場の声に寄り添う仕事/挑戦の島・海士町の次の10年を共創する、新しい仲間を募集します!

海士町役場では現在、2種類の職員採用募集をおこなっています。 現場の声に寄り添う仕事。海士町に興味を持ってくださったみなさんに、島で働くことをより具体的に感じていただけるよう、イメージフィルム(4分)を制作しました。 まずはこちらをご覧いただけるとうれしいです。 募集の1つである半官半Xは、『官』として役場の業務に従事するだけでなく、『X』として自分の「好き」や「得意」を地域に還元する海士町役場独自の働き方です。 半官半Xでは、『X』の仕事が海士町のためになっているかど

自分の興味が海士につまってました。【わたし、島で働く。】

こんにちは! 連載企画「わたし、島で働く。」をお届けします! 今回は海士町役場 半官半X特命担当で働く中山 晋さんにお話を伺いました。中山さんはこれまで日本・世界中を訪れ、コミュニティについて学んでいました。 3ヶ月の「島体験」インターンシップでは、中山さん自身が「自給自足」というテーマを持ちながら、地域のあらゆる場所で業務を行っていました。 中山さんがなぜ島体験に参画したのか、海士町で暮らしてみて、気づきや学んだことをお話していただきました! お話を聞いた人:中山

まちの未来を考える。移住の経緯とそのわけ。

海士町役場は今年度(2021)付けで7名の職員が入庁しました。 離島で働く、そして離島の役場で働くことは、なかなか想像がつきにくいかと思います。そこで、海士町役場の半官半X特命担当に焦点をあて、2回にわけてご紹介したいと思います。 今回の第1回目では、なぜ海士町に移住したのかや移住の不安、海士町役場で働くまでの流れなどをご紹介します。 今回インタビューをしたのは、新卒で海士町役場に入庁した洞さん(所属:半官半X特命担当)。洞さんは、大学を休学し海士町役場で1年間のインタ