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地域通貨の電子化に向けた実証実験をイベントを開催中!(3月末まで)

※ 電子商品券のイベントは終了しました ※

こんにちは、ハーン魅力化プロジェクトです!

この記事では、『地域通貨』のことから『地域通貨ハーンとその電子化』、『電子化普及のためのイベント』まで、全てお話しします!

みなさんの「地域通貨ってなに?」「ハーンってなに?」「電子ハーンってなに?」「電子商品券のイベントってなに?」という疑問に答えていきたいと思います。

早速、『地域通貨』について説明していきますね!


地域通貨はどんなお金?

『地域通貨』の説明の前に、みなさんは『法定通貨』ってご存知ですか?
通貨っていうくらいだからお金かな?って思ったそこのあなた、、、

大正解です!

『法定通貨』・・・
国家によって強制通用力が認められている通貨。日本では、日本銀行券と、造幣局製造の硬貨。
「デジタル大辞泉」https://kotobank.jp/dictionary/daijisen/4301/

「強制通用力」ってなんぞや?って思うと思いますが、要するに日本で必ず使えるお金、「日本円」が日本の『法定通貨』になります。

では、『地域通貨』とはどんなお金なのでしょうか?

『地域通貨』・・・
特定の地域や共同体においてのみ流通する通貨。中央銀行ではなく、市民やNPOなどが発行する。
「goo辞書」https://dictionary.goo.ne.jp/word/地域通貨/


その地域やコミュニティだけで使用できる通貨のことで、『法定通貨』と同様に、物やサービスと交換できます。その価値は、通貨ごとで異なり、『法定通貨』ではないような意味づけがされています。

例えば、『まちのコイン』という地域通貨は、「SDGsという考え方を普及する」「まちの個性を豊かにする」「地域内外の人の繋がりを作る」「経済効果を生む」「持続可能な経済循環を生む」という意味づけがなされています。
(面白法人カヤック:https://www.kayac.com/service/machino_coin

また、意味づけだけでなく『地域通貨』もさまざまであり、小切手型、通帳型、紙幣型から電子決済形式の通貨まで存在しています。

海士町内で流通する地域通貨『ハーン』は2005年の流通開始時から紙幣型を採用してきましたが、2021年11月から電子化を推し進めています。


海士町の地域通貨『ハーン』とは?

『ハーン』とは、島根県隠岐郡海士町で流通する地域通貨です。「地域内経済循環」や「外貨獲得」を目的として、2005年に菱浦地区にて発行され流通し始めました。「1円=1ハーン」で、紙幣は500ハーン1000ハーン5000ハーンの3種類が流通しており、海士町内のほぼ全ての事業所で使用することができます。

現在、海士町役場1階の会計課(出納室)と菱浦地区の公民館にて両替することができますので、ぜひ利用してみてください!

『ハーン』の由来は、かの有名な明治の文豪「ラフカディオ・ハーン」の名から来ています。彼は隠岐を旅行した際に、菱浦の景色を気に入り、8日間滞在したそうです。

ラフカディオ・ハーン(日本名:小泉八雲)
参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/小泉八雲

そんな地域通貨『ハーン』ですが、流通するにあたって様々な課題があることがわかりました。例えば、『ハーン』を取り扱う事業者は、使用された『ハーン』紙幣を換金するために、海士町役場や菱浦地区の公民館に訪問する必要があり、訪問にかかる時間や費用が負担になっています。また、『ハーン』を利用する消費者にとっても、「1円=1ハーン」であるため、日本円と大差はなく、使うメリットが少ないという課題もあります。

<ハーンの課題>
(事業者目線)
1『ハーン』を換金するために手間がかかりすぎる(時間、費用等)
2『ハーン』で買い物し、お釣りが出る場合、一時的にお釣り分の赤字が発生する
3「1ハーン=1円」で換金されるため、事業者にとって金銭的なメリットがない
⇨ハーンが使われれば使われるほど事業者の負担に
4紙幣の『ハーン』だと、購買情報やお客様情報等のデータ取得ができない

(消費者目線)
1「1円=1ハーン」であるため、あえて『ハーン』に替える必要がない
2使用できる範囲が、円と比べて狭い

それらの問題を解決するために、『ハーン』の「電子化」「魅力化」が必要と考え、2021年11月から『電子ハーン』実現のための実証実験が始まりました。


電子ハーンと電子商品券について

『電子ハーン』とは、スマートフォン等の電子機器で利用できる『ハーン』のことです。①『紙幣ハーンの課題を解決すること』②『地域経済の循環やつながりを可視化すること』で③『島内の事業所が元気になること』を目的として、導入を検討しています。

現在は、『電子ハーン』実現のための実証実験として、海士町役場と株式会社みずほ銀行、山陰合同銀行が連携し『隠岐國海士町電子商品券』(以下、『電子商品券』)の利用を開始しています。


『隠岐國海士町電子商品券』は、2022年3月末までの運用を予定しており、残り2週間と短い期間ではありますが、さまざまなイベントを企画していますので、ぜひご利用ください。

また、令和4年4月からも引き続き電子ハーン実現のための実証実験を継続する予定です。4月以降も引き続き、ご協力のほどよろしくお願いします。

この『電子商品券』は、インターネット上で支払い金額を入力し、支払うことのできる決済手段です。

実際のスマートフォンの画像を見ながら、どのように使うのかを説明していきます。

①まず、電子商品券サイトを開きます。
②最初に画面下の「支払う」、次に画面上部にある「読み取りスタート」をタップします。
③カメラが起動したら、事業所においてあるQRコードを読み取りましょう。
④読み取り後、利用額を入力し、「次へ」をタップしましょう。
⑤この画面に切り替わったら、事業所の方と金額を確認し、問題なければ「支払う」をタップしましょう。
⑥「支払いを完了しました。」の表示を確認して、画面を閉じましょう。
以上で支払いが完了します。

ぜひ利用してみてください!




▽『隠岐國海士町電子商品券』の利用登録はこちらから!▽
登録手順は、ひとつ下のハーン公式LINE上のマニュアルから閲覧することができます!

▽ハーン公式LINEの友だち追加はこちら!▽
追加すると電子ハーン(電子商品券)に関するお知らせが届きます!
また、電子商品券の登録マニュアルを参照することができます!
登録の際は、友だち追加もよろしくお願いします🙇‍♂️

【2022年3月末まで!】電子商品券での限定イベント開催中!

海士町内のさまざまな事業所において、普段は体験できない特別なイベントを開催しています!

自分で淹れたサイフォン珈琲が飲める♪サイフォンを使った珈琲の入れ方を老舗喫茶店のマスターが直伝!見たことはあるけど、飲んだことないし、使ったこともない!という方だけでなく、地域の人と交流したいという方にもオススメ♪

【期間】2022年3月末まで
【日時】毎週月・火・水・木・金・土曜14時~17時(祝日、祭日込み)
【その他】
・体験希望の方はそのままご来店ください。
※来店時に「体験希望です」と店主にお声かけください。
・4人以内でお越しください


島の伝統!?お別れの挨拶『紙テープ』で見送ってもらおう!海士町では大切な人が島から離れる時、船が出発する場面で紙テープを使って見送ります。紙テープには「お別れの握手」という意味が込められているそうです。普段なら島に住んでいないと味わうことができない島文化、体験してみませんか?

【期間】2022年3月末まで
【日時】毎日(風がなく天気の良い日)※前日までに店頭か電話(08514-2-1510)で「お見送り希望です」とお伝えください!
【その他】フェリーで帰られる方限定になります。※高速船レインボーは対象外・天気が悪い日、お店が忙しい日はお断りさせていただく場合があります。


うわさ話に海士話。むかし話に立ち話。買い物ついでに、かける声。トークしっぱなし。あなたのこと、なんでも話して!海士町のことならなんでも聞いて!話してよし。聞いてよし。太陽のような菱浦のお母さんとの海士町トークをお楽しみください。

【期間】2022年3月末まで
【日時】月・火・水・木・金・土曜日(営業時間内:10時〜20時)
【その他】体験と共に、てらした商店でのお買い物もお楽しみください!・他のお客様がいらっしゃる場合もございます。ご了承ください。



第2の実家で島の祖父母とのんびりお茶しませんか?
普段は入れない商店の奥の部屋で商店の方とお茶会ができる!その時々によって出していただくお菓子や飲み物が変わるかも!?元気一杯の島の祖父母たちとの海士町トークをお楽しみください♪

【期間】2022年3月末まで
【日時】毎日(営業時間内:6〜21時)
【その他】体験と共に、柿谷商店でのお買い物もお楽しみください!


仕事の合間に、自分へのご褒美に。ご自宅でアヅマ堂ベイクショップのお菓子とともにほっとひと息つきませんか?
電子商品券で合計150ハーン以上お買い物した方にチャイティーバッグをプレゼント!

【費用】0ハーン(アヅマ堂ベイクショップの商品を電子商品券で合計150ハーン以上お買い上げの方)
【期間】2022年3月末まで
【その他】なくなり次第終了します!お早めにどうぞ!
・お店についての詳細はアヅマ堂ベイクショップ公式HP、公式LINEをチェック

 
 

町で唯一のパン屋さんで海士町銘菓「白浪」を手づくりしませんか?
お店の方との愉快なおしゃべりと白浪についての貴重なお話が聞けるかも。

【期間】2022年3月末まで
【日時】土曜 14:00~15:00
※ 3日前までに店頭か電話(08514-2-0717)で「白波づくり体験希望です」とお伝えください!

 
 

オリジナルの巾着袋を作ってみませんか?
ごとばんさんやパン、たぬきケーキなど好きな型を選んで自由に色を付けられます。

【期間】2022年3月末まで
【日時】毎日 9:00~17:00 ※事前予約をお願いします。
お問い合わせ先 08514-2-1470 後鳥羽院資料館 または
        okiofusha@oki-ama.org


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地域通貨ハーン魅力化プロジェクト担当者の記事はこちら▼

刑部湖香さん

鈴木健睦さん



島との距離は離れても、気持ちはいつも近くに