海士町の文化を未来に残す。芸術の渦にまきこまれてみた!【ごとばんさん芸術文化祭2024】
9/22㈰~10/5㈯までごとばんさん芸術文化祭が開催されました。
ごとばんさん芸術文化祭とは、後鳥羽院遷幸800年から次のステップとして、「ごとばんさん(後鳥羽院)」に代表される海士町の文化を未来に残すために、新たな形で生み出し、伝えるイベントのこと。
海士町noteスタッフも一部のイベントに参加してきました🏃♀️
光の散歩道✨
9/24㈫は、いのちが光であったならをコンセプトに活動しているkodouさんとのイベントです。
隠岐神社をお散歩しながら会場へ向かいます。
これはなんでしょう??
早速会場では、ひとりひとりに毛糸のような球体が配られました。
触ってみると…「ドクドクしてる!!!」
脈拍センサーが人の鼓動を検出し、手元に振動として伝えます。
もうひとつ新たな球体が手渡されました。
こちらは、人の鼓動が光に変換されるんです。
室内を真っ暗にしてみると鼓動のリズムにあわせて「ピカ、ピカ」と明滅。
球体を手に隠岐神社を散策。
光と夕空がなんとも神秘的です。
イベントの最後は、今日感じた想いを「言の葉(ことのは)」として残しました。
「親」、「光」、「糸」、「結」などひとり一人「Kodou」の光から感じとった想いを言葉に。
静寂につつまれた隠岐神社と「kodou」のアート。
鼓動にあわせて明滅する光とともに、「今」と向き合う時間になりました。
移動美術館~民具とお茶でまったり~🎨
ごとばんさん芸術文化祭の期間中、海士町4地区の公民館では移動美術館が開催されました!
10/4㈮、海士町noteスタッフは東公民館へ!!
今回の移動美術館は、海士町民具展示館から民具たちが遊びに🙌
民具クイズを楽しみながら実際に体験するスペースもありました!
こちらは枕体験コーナー🛏
東公民館にあった畳を活用して実現したコーナーです!
水を入れればひんやり枕の「陶枕」や折り畳み可能な「旅枕」、「この中だと『茣蓙枕』が安定するな~」なんて、寝そべりながら昔の生活に触れることができました。
こちらは明治時代のアコーディオン手風琴。
今も音が出るなんて驚きでした😲
途中、お茶とお菓子がふるまわれました。
なんと開催場所にちなんだ食材を使っているのだとか!
こちらのパンケーキには東地区にある亀田商店のおから入り🥞
お抹茶は保々見地区にある湧き水(天川の水)を使用してたてられました。
ゆっくり、まったり、おしゃべりをしながら芸術にふれられる時間はほっこりしますね。
テーブルの上には懐かしの写真がズラリ📸
来場された方から得た情報を写真に書き込んでいるのだとか!
まさか東地区にラーメン屋さんがあったとは、知らなかったです🍜
最後はこんな問いかけも!
「あなたが未来の海士に残したいこと・もの・ひとは何ですか?」
「みんなで一息つく時間」
「美しい景色ときれいな海を残してほしい‼」
「うまい米」 などなど。
書いてある言葉ひとつひとつが海士町には欠かせないものですね✨
昔の民具や思い出の写真に触れ、今までのくらしからこれからを想像するきっかけが生まれた移動美術館でした!
他には、こんな展示も
イベント開催中は、海士町中にあらゆる芸術が散りばめられました✨
キンニャモニャセンターでは、後鳥羽院の和歌を知り、自分なりの解釈で写真と返歌を送るワークショップでの作品が展示されていました。
時代を超えて、場所を超えて、800年前と今がつながったアート作品です。
海士町の玄関口では、観光でいらした方も気軽に芸術に触れることができる機会でした!
800年の歴史を楽しみながら、海士町の芸術文化を知る期間。
ごとばんさんもきっと、よろこんでくれているでしょう。
(海士町note担当:渋谷)