運用1年を振り返る。海士町noteの裏側全部!
ないものはない海士町公式noteは2022年1月に、1周年を迎えました!
離島という、少し想像しづらい島の様子をお届けするべく、海士町でのできごとや新しい取り組みなどを発信。これまで約110本以上の記事を掲載してきました。
少し遅くなってしまいましたが、改めてこれまでを振り返り、そこから見えてきた運用のコツやこれからの目標などをお話しできればと思います。
ないものはない海士町公式noteの特徴
海士町公式noteでは、海士町の新しい取り組みや、イベントレポート、求人情報などを中心に掲載してきました。公式note以外でも海士町で暮らすみなさんが、noteを通して暮らしや新しい取り組みを発信されています。
海士町みんなのnoteマガジン
海士町のみなさんが書いているnoteや海士町について書いてくださったnoteは、「海士町みんなのnote」というマガジンにまとめており、約1年3か月が経った今、475本ほどの記事が集まっています。
その内の約365本は、島内外のみなさんが書かれた記事です。現在もずっと海士町みんなのnoteマガジン記事が増え続けていることが純粋にうれしいですし、海士町noteチームの私たちにとっては、みなさんに負けじと発信していかなければ!と元気をもらえるマガジンでもあります。
ないものは「ない!」と言えるくらい、海士町のことをなんでも知れるマガジンを、みなさんと一緒につくっていけたらいいなと思っています。
今月の海士町マガジン
noteをはじめ、海士町に関する様々な情報を集約した「今月の海士町」マガジンでは、月ごとの海士町の様子をピックアップし、毎月更新しています。海士町のnoteクリエイターのみなさんが綴っているおすすめ記事も併せてご紹介しています!
情報の連携(note・LINE・あまとめ)
海士町公式noteは、海士町公式LINEと海士町のあらゆる情報を集めた まとめサイト「あまとめ」と連携しています。海士町noteの記事は、まとめサイトに掲載され、また、noteの記事をLINEでも配信しています。
note、まとめサイト、LINEの3つを活用することで、海士町の情報発信に相乗効果がうまれていることを実感しています。詳しくはこちらをご覧ください!
👑PV数TOP3を大発表!
海士町公式noteの記事の中で、PV数(閲覧数)TOP3を大発表します。
1.島で唯一のホテルがEntôに生まれ変わる。今こそ、静けさの中で、対話の中で、まっさらな自分に還る旅を。
「未来をつくる島ホテル」という全国放送のテレビ番組で、Entôについて放送していただいてから、PV数が急上昇しました。GoogleやYahoo!からの検索がPV数の90%を占めています。テレビや他の媒体での放送・掲載に併せて、noteを準備しておくことが大切なのだと改めて感じました。
2.ないものはない!島らしさがつまったハンバーガーができました。
noteさんの「今日の注目記事」に選んでいただいた記事です。PV数の約30%はnote経由からの閲覧でした。海士町を知らない方でも楽しんでいただける内容の中に、一味違った島らしさを感じられる記事になっていることが良かったのかなと思っています。
3.海士町に約3年半住んだ私が、移住を検討されるみなさんに伝えたいこと
海士町で暮らし感じたリアルを詰め込んだ記事です。先ほどのEntôのテレビ放送後、Entô記事とともにPV数が急上昇しました。GoogleやYahoo!からの検索がPV数の80%を占めています。
そのほか、PV数TOP20から、どういった記事が読まれているのか、PV数とスキ数から共通点を探してみました。
PV数が特に多い記事とは
■ 海士町LINE公式アカウントと連携している記事
海士町LINE公式アカウントでは、LINEのメニュー画面からnote記事をリンクさせています。海士町はじめましての方に向けた記事や観光に関する記事をリンクしており、LINEから海士町noteを知っていただく機会にもなっています。
「島で学ぶ」や「食べる」などの欄から、海士町情報がまとまったnote記事を見ることができます。
■ 求人情報(特に、タイトルに移住がついている記事)
海士町の求人記事は、比較的どの記事も多く読まれていました。海士町は他の地域と比べると移住される方が多いこともあり、「海士町・移住」で検索されているのかもしれません。
■ Entôに関する記事
Entôのコンセプトや食事など、Entôの特徴がわかる記事は特にPV数が高かったです。Entôにみなさんが注目してくださっていることがわかりました。引き続きEntôの情報を掲載していきたいと思います。
スキが特に多い記事とは
■ はじめましてnoteや振り返りnote
挑戦する想いや個人の気持ちに焦点を当てた記事は、スキをたくさんいただきました。海士町を知らない方も楽しめる記事も大切にしていきたいです。
■ 隠岐島前高校生に関する記事
海士町公式noteは、隠岐島前高校の生徒のみなさんが記事を書くこともあります。高校生らしいフレッシュな内容や、高校生から見える島を等身大で語られている記事はスキが多かったです。高校生に限らず、これからも海士町公式noteを様々な方に書いていただきたいと思います。
スキがつくものと、PV数が増えるもの、それぞれの違い
PV数・スキともに多かった記事:
移住や求人に関する情報、Entôに関する情報は、PV数もスキも高くなりやすい傾向にありました。
たくさん読まれた記事:
Entôや求人、施設など、海士町の情報についての記事は特にPV数が高かったです。PV数の多い記事は、海士町をご存じの方が調べたり、海士町とはどんなところなのか、海士町を軸として気になるものを読んでくださっているようでした。
特に、タイトルに「移住」と入っている記事はPV数が伸びていたため、海士町で検索されやすいものをタイトルにするなど、どの言葉を選択するのかが大切だとわかりました。海士町に興味を持ってくださっている方に向けて、海士町の最新情報を伝えられる記事も増やしていきたいです。
スキを多くいただいた記事:
高校生が作成した記事や、挑戦する想いや個人の気持ちに焦点を当てた記事は特にスキをいただき、「海士町での暮らしや人の営み」に関する記事が多かったです。海士町をご存じの方も、はじめましての方も楽しんでいただけたのではないかと思います。
記事をスキになっていただけると、自ずと海士町に興味を持ってくださり、フォロワーが増えていくのではないかと思っています。これからも海士町の「人」にフォーカスした記事を書いていきたいです。
海士町noteの記事はどんな経路で読まれているのか?
note proのアナリティクスという分析機能を使うと、記事の流入経路を調べることができます。海士町noteの場合、最も多かった参照元は海士町LINE(weburl.jp)からでした。
海士町LINEからは、海士町のnote記事を配信することがほとんどで、流入経路の約30%が海士町LINEとお友だちという、とてもうれしい結果となりました。こんなにも記事を見てくださって、ありがとうございます!!
海士町公式noteと海士町LINEを連携させることで、noteとLINEの双方を知っていただく機会が増えました。
海士町LINEでは、海士町note経由(各記事の最後に掲載できるサポートエリアから海士町LINEへ誘導)で海士町LINEをフォローしてくださった方が現時点229名と、全体の約10%となります。LINEとnoteの相乗効果をひしひしと実感しています。
note proをお使いの方のみの機能ですが、note proを使っていらっしゃらなくても、記事の最後にSNSリンク等を貼ることで代替できます。
3番目に多かった参照元は、Facebook。主に海士町のみなさんがFacebookでnote記事をシェアしてくださっていることにより、PV数が伸びていました。シェアしてくださりありがとうございます!
Facebookのシェアから、海士町に関係なく、みなさんのお知り合いの方にシェアが届き、色々な場所で暮らす方々の目に届いているのではないかと思うとうれしいです。
シェアしていただいたり、たくさんの方にnoteを書いていただいているので、改めて海士町全体で作り上げている海士町公式noteだと感じています。これからも海士町をまるごとご紹介できるようなnoteにしていきたいです。
また海士町noteの場合、LINEやSNSによる流入が全体の約半分を占めており、これらの流入がないと、閲覧数が半減してしまう可能性があります。
noteで記事をつくるとともに、その情報を発信することも同等に大切なのだと、情報発信の重要性も改めて認識できました。
1年間を振り返って
1年間、海士町公式noteが続いていくことができ、ときには海士町のみなさんから記事を書いてほしいとの依頼や、記事を書きたいですとの声をいただくことも増えてきました。シェアや依頼をしてくださり、本当にありがとうございます!
海士町みんなのnoteマガジンをはじめ、noteを通じて、海士町をいろんな側面から見ることができるのも、海士町公式noteらしいところだと感じています。
振り返り記事を通じて、私はこれからの海士町公式noteの数字も大切にしながら、どういった記事が必要なのか今一度考え直す機会になりました。
それとともに、海士町公式noteに1年間携わってみて、noteを作っていくうえで、たくさんの方とお仕事をする機会に恵まれました。知り合いの方に紹介していただきながら、取材を重ね、どんどん縁がつながっていくことを、肌で実感しました。
島のみなさんと関わる中で、もっとみなさんのことを書いてみたい。海士町の景色や日常など、特別な出来事ではなく、ありふれた幸せな日常をお届けしたいなと思っています。
引き続き、Entôや隠岐島前高校、求人などを掲載しながら、海士町で暮らす人々に焦点を当てた記事も掲載していきたいと思っています。どんな人が暮らしているのかを知ることで、移住や求人につながる。そんなことが叶ったらなによりうれしいです。
いつか今週のおすすめ記事5選に選んでいただけるようになりたいなと思っています。これからも海士町公式noteをよろしくお願いします。
おまけ
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海士町noteのプチTIPS
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noteを運用されている方向けに、海士町noteがしているひと工夫をご紹介します。
①アカウント名
当初は、「海士町公式note」で運用していましたが、ブランディングの一環として海士町のキャッチコピーをアカウント名に入れました。現在は「ないものはない海士町公式note」としています。「海士町 ないものはない」で検索したときに、海士町noteのクリエイターページがより上位に表示されるようになりました。
②トップページの紹介文とグローバルメニュー
紹介文には「ないものはないブランドサイト」のURLをテキストで入れています。リンクボタンアイコンよりも大きな面積で表示されるので、タップされやすいかなと思っています。
グローバルメニューは、スマホで閲覧したときに見切れないよう、なるべく短文で個数を絞っています。
③海士町みんなのnoteマガジン
みんなで運用できるよう、積極的に共同運営しています。
④Entô(エントウ)マガジン
ローマ字表記のものは、GoogleやYahoo!でカタカナ検索されたときも検索に引っかかるよう、マガジンや記事の一部にカタカナ表記も織り交ぜています。
⑤外部リンク集
note内の記事が多い場合はマガジンをつくりますが、ぜひ読んでいただきたいnote以外の記事が多くある場合は、リンク集のようなカタチでまとめ記事をつくっています。
⑥記事へのスキのお礼メッセージ
海士町はじめましての方にも親しみやすさや海士町らしさを感じていただきたいので、方言なども使いながら8種類のリアクションを設定しています。楽しんでいただけた記事があればぜひスキをして、見てみてください!
⑦キーワード登録申請(note proのみ)
アカウント設定>プラン設定>note検索結果キーワード登録 NEW
から、キーワード登録申請をすることができます。
note内検索でより見つけてもらいやすくなるそうです◎
⑧権限管理機能(note proのみ)
記事編集に携わるメンバーの権限設定ができるようになったそうです。
早速活用しており、すみ分けができてとても便利!
海士町noteのプチTIPSは、なにかあれば追記していきたいと思っています。noteを運用されているみなさんのお役に立ったならなによりです!