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noteを書いて半年、仕事を通して海士町を知る。

『ないものはない』というキャッチコピーに惹かれて、海士町に来島。
あれから半年が経ちました。

R5年度大人の島留学生の渋谷です。

「仕事は広報がやりたいです!」と大人の島留学に参画。海士町役場の総務課に所属し、海士町noteを担当しています。

どんな仕事をしているの?

こんな仕事をしています📝
海士町noteでの執筆
・ふるさと島前魅力化財団 島にもっと若者の還流をnoteでの執筆
・海士町公式Xの投稿
・海士町の広報誌 広報海士での執筆
・海士町のコミュニティチャンネルあまchの撮影

そんな仕事も気づけば、あっという間に折り返し地点。
ひとつひとつの記事に思い入れがあるからこそピックアップするのが悩ましい…。
早速ですが、主な仕事である海士町noteでの半年を振り返りたいと思います。


4月『noteという書き方を知る』

1番最初のお仕事は「隠岐サーキュラーデザインミュージアム」での取材でした。
大学時代に新聞を制作していた名残からnoteならではの柔らかい言葉遣いに苦戦。はじめて耳にする単語にも頭を悩ませながら、一から教えてもらい、取材・撮影・執筆を担当しました。今後の課題や自分の得意不得意も明確に見えた取材でした。

普段の生活のあり方がガラッと変わった、モノの循環をテーマとしたサーキュラーデザインミュージアム。面白かったです🌎


5月『今日の注目記事って何⁉』

「今日の注目記事に選ばれているよ!」と役場に戻ると職場の方に言われる。はずかしながら、当時はその知識もすごさも無知でした。
しかし、選ばれた瞬間からビュー数もスキ数もグッと上がる様子を見て、これは「喜んで良いことなんだ!」と実感。同時に発信の影響力から届ける立場として『責任感』も増しました。
この出来事を境に注目記事に選ばれることも目標の1つに。

環境省鳥類標識調査員のバンダーさんが海士町にいたこと、環境保全サークルで活躍する隠岐島前高校生と出会うなど、余計に「海士町ってどんな島なの?」と興味の湧いた瞬間でもありました🐤


6月『自ら行動して記事に落とし込む』

梅の収穫レポートを書かせていただきました。
私も梅の収穫を体験。ただインタビューするだけでなく、収穫現場を知ることで、生産者さんの想いや取り組みの理解がより深まったような気がします。また、note記事を蘇婆詞梅のサイトに引用していただいたり、収穫現場で出会った方から記事の依頼を受けるなど、書いて終わりではなく、その先に繋がる記事が残せたと思うと、素直にうれしかったです。

「梅も種類によってこんなに違うんだ!」という発見も。
収穫の現場から海士町ブランド蘇婆詞梅に込めた想いを記事にしました📝

収穫現場で知り合った「島食の寺子屋」さん。
島で採れた食材を使い、基礎から和食を学ぶ料理学校を取材しました。
先生の想いとバックグランドもそれぞれの生徒さん。島で和食を学ぶ価値を記事に込めました🍱


7月『どこにでもいるよね』

夏の海士町もイベントが盛りだくさん!!
現場に行くと『どこにでもいるよね』と言われることが増えました。
それってある意味、顔を覚えてもらえた証拠かも。誉め言葉だなと思って受け取っています。暑い中、砂けむりを立て、担ぎ続ける姿とその迫力が伝わってほしいと写真で魅せる記事にしました。

8年ぶりの地区大祭。伝統文化の迫力は圧巻でした🏮


8月『何気ない日常から伝わること』

暮らし記事として、釣りの記事を書きました。
正直暮らしの記事は戸惑いもありましたが、こうして島の自然やお気に入りの場所など何気ない日常の発信ができることは、ありのままの海士町を伝える大きな役割があるなと思います。まわりからも「読んだよ!」という声をたくさんいただいた記事。一方で、「書き方が変わった?」との声も…。ちょっとはnoteらしくなりましたかね?

海士町での釣りも醍醐味です🎣


9月『総務課にインターン生がやってきた』

2週間海士町にインターン生が来島!教える立場に不安もありましたが、「海士町のことを好きになってほしい」「仕事を楽しんでほしい」「2週間のなかでも何かしら残して帰ってもらいたい」そんなお手伝いができればと、一緒に活動させてもらいました。
同時に教える立場を経験して、記事の書き方や構成、インタビューの切り口など私もたくさんのことを学ばせてもらいました。

海士町のみなさんが1つの地区に集まって交流する姿はグッとくるものがありました。Iターン者に限らず地域交流の場を作りたいという主催者の想いにも考えさせられた水族館イベントでした🐠


10月『何かを残すということ』

8月から追わせていただいた、舟小屋再生プロジェクト。
島根大学の学生さんが昔から海士町に住まれている方に聞き取り調査を行い、設計。地域の方からアドバイスをいただきながら、有志とともに再建されました。専門分野を書く難しさもありましたが、伝統を継承していくという意味でも記録になる記事が残せてよかったです。

昔の工法を忠実に、ひとつひとつ手作業で建てられた舟小屋再生プロジェクトの様子。作業中ふらっと地域の方が集まる場面は、自然とつながりが生まれた瞬間でもありました🙌


仕事を通して気づけたこと📝

記事を通して、海士町を知る。

4月ー10月の海士町noteを振り返ってきましたが、海士町で働いていてびっくりしたこと。それは記事を読んだら言葉にしてくださる方が本当に多いんです!1つの記事からうまれるコミュニケーションもありました。
だからこそ、ひとつひとつの想いを大切にしたいですし、自分のやっていることに責任感も増しました。

・仕事に全力で向き合う。
・その場に行った気持ちにさせる記事
・書いて終わりではなくその先の行動に繋がる記事

この3つは特に意識していること

4月はただ書くことに一生懸命でここまで考えることはできなかったでしょう。職場のみなさんや同期に助けてもらい、なにより海士町のあたたかい風土とご縁があっての今だと思います。

あたたかい

この仕事は土日もイベント尽くしでプライベートも仕事のような日々ですが、”辛い”は一切なく、”楽しく”取材・撮影・執筆をさせてもらっています。

仕事を通して、取材・撮影・執筆という技術面で学んだこともありますが、毎回違った出会いがあるからこそ、自然と交流が生まれて自然とつながる環境が海士町の良さだなと気づきました。

おかげで、いろんな角度から海士町の姿を知り、「日に日に魅力的な島だなぁ」と感じる毎日です。

1度きりのご縁にしない。

まだまだ見れていないところ、知らないこともいっぱいあるかと思いますが、今後も海士町を知り、ありのままの海士町を届けていきたいです。


(R5年度 大人の島留学生:渋谷)


島との距離は離れても、気持ちはいつも近くに