マガジンのカバー画像

みんなの「ないものはない」ストーリー

23
We have nothing? / We have everything? 「ないものはない」的だ!と感じたエピソードをまとめています。
運営しているクリエイター

#海士町

無いことから生まれるインスピレーション

多くを語らない落ち着いた物腰。知的なほほえみと、凜としたたたずまい。 「家が超絶お洒落らしい!」「センス良すぎ」「でもちょっとミステリアス…」と密かに憧れる女子が多いムラー和代さんは、実は意外にも“放浪の人”だった!? 海士町出身ながら海外生活が長く、ロンドンの芸術大学で真面目な学生をしていた頃も魂は常にロック。なかなかどうしてパンチのきいた人生遍歴を、とくと聞かせていただきました。   和代さんの職場は、海士町教育委員会が運営する交流施設「あまマーレ」。 あまマーレ

スキ
32

料理を出すだけじゃない。目指すのは“場づくり

菱浦港のほど近くに、「きくらげちゃかぽん Motekoiyo」という不思議な名前の食堂があります。海士発祥の民謡「キンニャモニャ」をご存じの方ならば、「あ~、あの民謡の歌詞ね」とピンと来るはず。でもご存じない方には意味不明の呪文のような言葉ですね。 ちょっと奇抜で長いネーミング。ほとんどの観光客は一度聞いただけでは覚えられません。 「でも、これしかない!と思えて。周りの反対を押し切って命名しちゃいました」 と照れ笑いを浮かべるのは、店主の五十島(いそじま)美香さんです。

スキ
42

“島の宝”を活かす。ふくぎ、そして人材。

島で昔から当たり前だった食文化に、“よそ者”、すなわちIターン者の視点で光を当てて商品化する。そんなプロセスから生まれた海士町の特産品として「さざえカレー」が有名ですが、もうひとつ忘れてはならないものがあります。島のハーブティ「ふくぎ茶」です。 ふくぎとは、クスノキ科の落葉低木樹であるクロモジのことで、和菓子の爪楊枝(黒文字)として使われている植物。4月頃から山で咲く淡い黄色の花は、碧さを増し始める春の日本海をバックによく映えます。 “現場のプロ”であればいい  ふくぎ茶

スキ
10

小さなときめきに耳をすませて

25歳にして初めて経験した釣りに感動し、いきなり「よし、漁師になろう」と決意する女子が世の中にどれだけいるでしょうか。しかもそれから1年も経たないうちに離島へ移住し、実際に漁師になってしまう女子が。  海士町には少なくとも一人います。海士町複業協同組合で働く、山郷(やまごう)志乃美さん(埼玉県出身)です。 「爆釣だったわけでも大物を釣り上げたわけでもなく、20cmくらいのカサゴでしたけど(笑) 私の中で何かが変わるほど嬉しくて…」 初めての釣りは2020年5月、大学院修

スキ
22

若い頃はひたすら試練。40代で「解き放たれた」!?

中里地区から西地区へ向かう道沿いに建つ、クールな外観の建物。 周りは田んぼだらけのいわゆる“田舎の風景”ですが…だからこそ、思わず目を奪われます。 さわやかなライトブルーでデザインされたお洒落なロゴの隣には「YUDEN」の文字。 ここは、水道や空調設備の施工を行う地元企業、株式会社ゆうでんの事務所です。 「カッコいいだら?イメージは大事だけんな!海士町にもイケとる会社があるぞって、毎日ここを通る海士中学生たちにマインドコントロールをかけとるだわい!」 そう言ってニヤリ

スキ
51

【しまね女子ブログ】 小坂まりえvol.6

そういえばIターンって、“風の人”なんて言われたりもします。遠くからやってくる人。 響きはカッコいいけれど、地元の人からしてみれば、土地に根付かずにいつか去る人という意味もあり…私はややネガティブなニュアンスでそう呼ばれた経験もあります。 移住者が多い海士町では人の出入りが激しくて、出会いと別れが頻繁にあります。卒業や転勤シーズンの春は特にそうです。 でも私はあまり寂しくなくて、どこにいてもゆるく繋がっていけるから大丈夫、という感覚です。 軽やかに来て鮮やかに去り、そしてま

スキ
14

今月の1枚で振り返る、おだやかな島の日常

小さくささやかだけれど確かな幸せは、いつも日常のどこかに隠れていて、ふとしたときにそっと顔を出してくれるような気がします。 大人の島留学生につくってもらっている「今月の1枚(今月の海士町に掲載)」をまとめてみました。 なにげない日常のひとこまに、島らしい小さな幸せを感じます。海士町の季節の移ろいとともに、ご覧くださいね。 ・・・ 春色 春色の深まりを感じる季節になりました。3月23日、保々見から知々井へ行く道にて。 経過を辿る 散歩帰り、自宅前の山に桜が混じって

スキ
31

「ないものはない」ってなんだろう

こんにちは! 早いもので、もう夏(8月)が終わろうとしていますね。2回目のコロナ禍の夏、みなさんいかがお過ごしだったでしょうか? 僕はなんだかんだと忙しく、気づけばnoteの記事も書けていなかったので、慌てて8月中にと書いているところです!(最低、月に1本は書かないとと思っていたので。。汗) 本来なら、来月9月11日、海士町で後鳥羽院遷幸800年記念として島一周神輿渡御(隠岐神社から神輿を出し、後鳥羽院が最初に上陸した崎の神社に渡り隠岐神社へと戻る。陸上と水上から御輿を運び

スキ
13

島で唯一のホテルがEntôに生まれ変わる。今こそ、静けさの中で、対話の中で、まっさらな自分に還る旅を。

海士町の観光が大きな節目を迎えようとしています。島で唯一のホテルであるマリンポートホテル海士は、2021年7月1日にEntô(読み:エントウ)として生まれ変わります。 Entôは、隠岐ユネスコ世界ジオパークの拠点施設と島前カルデラの絶景をありのまま感じることができる宿泊施設の2つを併せ持つ複合施設です。「ない」ことにも価値を置いた、新しい豊かな旅を提供します。 Entôについては、今後数回に分けてご紹介していきたいと思います。記念すべき1回目は、Entô(株式会社海士)代

スキ
137

なぜ「知に足のついた出版社」?

海士の風の萩原です。 海士の風のコンセプトは「知に足のついた出版社 ~実践が知を育み、知はひとりでに歩き出す~」。これはコンセプトでもあり、目指しているものでもあります。 島根県の離島・中ノ島にある人口2,300人の海士町に本社を置く私たちのアイデンティティの一つは日常の場面において社会課題に直面し、もがきながら試行錯誤する実践者であることです。 そんな私たちが出版を通じて発信したい知は「地に足のついている知」。語弊を恐れずに言うと机上の空論ではなく、未来の社会を見据え

スキ
21

凄まじい大自然の中にasobi基地がある!「全国の仲間たちと出会う旅2019@海士町」レポート

asobi基地では、全国のasobi基地キャストの交流を目的としたイベント、「全国の仲間たちと出会う旅2019@海士町」を開催しました。 毎年、毎年、全国のasobi基地を巡っていきますが、記念すべき第一回は、島根県隠岐郡海士町。 asobi基地・事務局、および関東 アウトドア部のよりかね隊長がお届けします! 隠岐ってどこ!ここです!! 大きく4つの島と、たくさんの小さな島々で構成される隠岐諸島。 そのうちの、asobi基地の支部がある中ノ島(海士町)と、「一生に一

スキ
55

平凡な一日(2/17)

今日の授業は、自分の欲しい未来について、もやもやから考える授業だった。 一昨日、尊敬してる先生に、「うるさい、めんどくさい」って言われたことが頭の90%を占めていて、私のもやもやはこれでしかなかった。が、授業の休み時間にその先生とやり取りして、お互いに思ってることを言い合って、悪いところはしっかり謝れた。どうすべきかをお互いに話し合えれば、対人のもやもやは比較的なくなるんじゃないかな。自分でもやもや考えてるより、相手と話す方がよっぽど前に進む。 もやもやができたとき、相手

スキ
4

人口約2,250人の挑戦の島 海士町。公式noteはじめました。

このたび、海士町公式noteをはじめることになりました。この場を借りて、海士町の紹介や開設のきっかけなどについてお伝えさせてください。 海士町とは島根県隠岐諸島に位置する人口約2,250人の町、海士町。海・山・田畑のそろった自給自足のできる半農半漁の島です。2011年にないものはない宣言。2015年に隠岐ユネスコ世界ジオパークに認定されました。教育の魅力化をはじめ、様々な取り組みを推し進める挑戦の島です。 動画の音声は英語です。島の雰囲気をお楽しみください。 なくてもよ

スキ
62

「 ないものはない」 という海士町のうたい文句は素晴らしいと思う 。「無い 」ということを誇りにした、その志が美しい。

 <ないものはない>という海士町のうたい文句は素晴らしいと思う。ことばが美しいのではない。<無い>ということを誇りにした、その志が美しい。  そのことばを大書したポスターを今も大事に所持している。私もそう思うからだ。だから何度も何度も旅人として訪ねてくる。行く、ではない、来るのだ。  無いことの一番は、騒音が無いこと。人工的な騒音のないということがどれだけ気持ちのいいことか、都会人なら誰もが思う。都会のターミナルには必ずスピーカーから流れてくる音楽やら注意事項の呼びか

スキ
14