9月の海士町 特集:島一周神輿渡御
こんにちは。
9月になりました。夏休みもおわり、秋が近づいてきているようです。
今月、海士町では多くの行事が行われました。島の歴史を振り返るようなイベントが多かったように思います。海士町にたくさんの人が訪れ、暮らし、今も歴史が作られている最中。いつか今日も思い出として振り返る日が来ると思うと楽しみですね。
それでは、9月の海士町をお届けします。
特集:島一周神輿渡御
9月10日、9月11日の2日間にわたり、島一周神輿渡御が行われました。承久の乱で敗れた後鳥羽上皇が海士にお遷りになられてから800年を迎えたことを記念し、海士ご遷幸の伝承を再現しました。
約800年前、承久の乱で敗れた後鳥羽上皇は、京都から遠く離れた海士の崎地区にご到着になりました。崎の三穂神社にお泊りになられた翌日、船や陸路で行在所(現在の源福寺跡)にご到着されたと伝承されています。
「島一周神輿渡御」の当日は、道中神楽や民謡なども披露され、島のみなさんが一体となって作り上げられました。
さらに!来月10月は後鳥羽院遷幸800年に関するイベントが目白押し。こちらもぜひ足を運んでみてください。
海士町からのお便り✉|NEWSをお届けします!
今月の海士町に関するお知らせやおすすめ情報です。
・「島の教育会議」を10月1日(土)-2日(日)に海士町で開催します!
隠岐島前教育魅力化プロジェクトの現在や未来について、現場の実際の様子を共有しながら参加者の方々と膝を突き合わせて対話・熟議するイベントです。今回は、地元の方にインタビューをし、気になった「共創の種」を集め、持ち帰り、記録する、「共創 Feel 度 Walk だわい」を付記しています。
・交交株式会社は、環境省事業に採択されました
交交株式会社は共同申請者の海士町とともに、環境省の「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」に採択されました。役場が被災したことを想定し、被災時の地域レジリエンス(復元力)を高めることを目途に、「海士町地域防災計画」に基づく公共施設に太陽光パネルと蓄電池を配備することを目指します。
・島を想い、未来へつなげる-有限会社奈伎良海運-(求人)
海運業は離島にとって必要不可欠。奈伎良海運は、鳥取県の境港⇔隠岐の島前3島を行き来し、島民の生活に必要不可欠なあらゆるものを運んでいます。島のみなさんの生活向上を目指して、「今までなかったサービスや住民から喜ばれる仕組みづくり」を進める、奈伎良海運に携わる社員を募集しています。
・食材が生きている島で和食と向き合う1年(求人)
島食の寺子屋は、島で採れる食材だけを使い、1年かけて和食を学ぶプログラム。1年間離島で暮らしながら、離島で季節ごとの食材の生きた姿を五感でインプットし、プロの料理人から和食の基礎を学ぶ島食の寺子屋の生徒を募集しています。
・あま社協ニュース 2022夏
海士町社会福祉協議会が活動した2022年の夏の様子をがまとめられています。ケアマネジャーの一日の様子からサマーボランティアスクールの様子まで暮らしをちょっと楽しく、ちょっと豊かにする情報誌です。
離島の学校|児童・生徒たちの学校でのひととき
海士町にある小・中・高の4つの学校。日々の学校生活のひとこまをご紹介します。
・海士小学校の学級紹介-6年生-
海士小学校の6年生は6人。「子ども議会」を行ったり、バスケットボール大会のリーダーになったり、6年生が全学年のお手本となり、みんなのリーダーとして引っ張っていく姿に注目です。
・2年生のまちたんけん in 島前高校
2年生が自分が住む地域のことを知るために、島前高校へまちたんけんに出かけられました。学校内部の様子や、島外の高校生が住む寮を初めて見学し、新たな発見のあるとても良い時間になったそうです。
・海士中学校の学園祭を開催!
学園祭テーマは「Go for it(挑戦)」。海士中学校では演劇が行われました。舞台上で演じるキャストも照明などのスタッフも、自分の役割に精一杯取り組んでいたそうです。
・「ヒトツナギの旅2022」を実施しました。
2日間にわたって、島前地域(海士町)を舞台に『ヒトツナギの旅2022』が行われました。1日目は、海士町内の地域協力者とともにヨガやアロマミストづくりを、2日目は、東京演劇集団「風」による演劇「Touch」を鑑賞されました。
・人間力を育む切磋琢磨の5泊6日でインターン生は何を見た?【アドベンチャーキャンプ2022 in あま】
小学5年生~中学2年生を対象にした5泊6日のアドベンチャーキャンプ。様々な生活体験(炊事、テント・トイレ設営、いかだづくり、キャンプファイアー等)を通して、困難を乗り越えようとする態度、仲間と支え合う連帯力、自然との共生力、そして、郷土を愛する心を養うことを目的とした行事です。「カウンセラー」という立場で参加した島留学生/体験生のみなさんがアドベンチャーキャンプを終えての想いを語っています。
隠岐島前高校生が書いた記事を2つご紹介します。高校生から見た海士町の姿をぜひご覧ください!
・海士町の通販事情を高校生が調べてみた!
海士町で暮らす人々の通販事情について取材を重ねた高校生たち。海士町に届く荷物を配達している郵便局、海士町にある店、商店で買い物をする海士町民、それぞれの視点から通販情報をまとめられています。
・島の夏をお届け! 〜「しゃもじ」両手に海士の夏!?〜
島の夏の一大イベントである『キンニャモニャ祭り』。三年ぶりに開催された島の夏の一大イベントの様子です。
今月の読みもの|おすすめの記事をご紹介!
じっくり読んでいただきたい、おすすめの読みものをご紹介します。
・昔を知って、今を知る。ーEntôに至るまでの半世紀を振り返る
ジオパークの泊まれる拠点Entôは、オープンして1年が経ちました。約50年前に隠岐 緑水園として開館してから、マリンポート海士、Entôへと生まれ変わっていった経緯を振り返っています。
・借り物ではなく自分の経験として過ごした時間のなかで
これまでの経験やバックグラウンドから「故郷」や「帰る場所」について関心を寄せ、地域へのかかわり方を模索していたという佐藤さん。来島して半年が経った今の気持ちが綴られています。
・シースクーター&シュノーケリングツアー
隠岐の海中を自由自在に散策できるシースクーターを使ってガイドが案内するシースクーター&シュノーケリングツアーをご紹介しています。無人島やハート岩で魚をたくさん見ることができます。
・島食の留学弁当
「料理というものが、「誰かに向けて」するようになったなと思います。
一人暮らしの時は自分が生きる為だけに作って食べていたし、作っても家族に食べてもらうくらいだったけど。そういう風に変わったなって。自分の為の料理が、人の為の料理に変わったなって。」
・私がAMU WORKERになった理由
AMU WORKERは季節によってはたらき先を変えながら、島内の複数の生業に関わります。お二人がAMU WORKERに出会った経緯や、海士町に移住する決意が綴られています。
・炎天下のもと全力でかるたを取りに行ってみた
2022年8月28日、レインボービーチにて「ビーチかるた大会」が行われました。後鳥羽院が隠岐で詠まれた歌から百首を選定した「後鳥羽院遠島百首」のかるたを使い、老若男女誰もが対等に競えて楽しむ様子をお届けしています。
今月の一枚
9月に入り朝晩は気温が低くなり、秋が近づいてきました。
台風もいくつか発生しましたが、大きな被害はなく、台風一過で涼しい日々が続いています。天候は変わりやすいですが、その分美しい虹も時々顔を覗かせます。
文・写真 海士町観光協会さん
ピックアップ SNS
「今月の海士町」アーカイブ
毎月の海士町の様子をまとめています。こちらのマガジンもぜひ見てみてくださいね。
▶7月の海士町 特殊:半官半X
▶8月の海士町 特集:離島の仕事(求人)
Episode ~今月の表紙~
今月は、海士町で島一周神輿渡御が行われたということで、お祭りのうちわや、はっぴのイラストを用いたサムネイル画像を制作しました🏮10月にも、牛突きや和歌のイベントが予定されているとのことなので、ぜひお出かけしてみてくださいね🐃(イラスト:東瀬戸)