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海士町に約3年半住んだ私が、移住を検討されるみなさんに伝えたいこと


はじめに

海士町の求人に関する記事を作成していく中で、求人情報だけでなく、海士町で働き、暮らすことをもっとイメージしやすくなっていただけたらと思い、私が移住した気持ちとともに海士町についてご紹介させていただきます。

島の様子をこまめに知って、離島だけれどもっと身近に感じてほしい、移住を悩まれている方の不安を減らしたい、なにより海士町の魅力を知っていただきたいです!!

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私は、隠岐島前高校で3年間を過ごし、いろいろな経験をし、考え、たくさんの感情に出会いました。昨年(2020年)11月に大人の島留学生としてまた帰ってきました。たった数年ですが、大人になってから見る海士町は全然違って見えます。

まだ島暮らしは合計で約3年半ですが、その期間過ごして感じた海士町をお伝えさせてください。高校生活を終え、また海士町に移住した経緯や今していることはこちらのnoteで書いています。

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私が島にきて変わったこと

1つ目はよく外に出るようになりました。用事がなくても、今日は天気が良いからドライブしよう、春になったから花を見に行こう、水切りをしに海に行こうなど、なんとなく外に出てみるようになり、休日自宅で過ごしがちの私から脱却したように感じます。

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自然がすぐそばにあるから、外に出ていい空気を吸いたくなるんですよね。ほかにもバードウォッチングしたり、畑をはじめたりする人もいて、海士町で暮らすと自然と外に出るようになるのかもしれません。

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2つ目は勉強することが好きなりました。本を読むのなら、だいたい小説を読んでいたのですが、高校生のころからは世界の貧困についてや、天文学、教育についてなどの本を読むようになりました。

大人の方と話をしたり、講演を聞く機会が多いため、知らなかった分野を耳にし、知っている世界を増やしたい!と学びたい欲が高まりました。

3つ目は、私はどちらかというと人見知りしてしまう方なのですが、島でたくさんの方と話をするようになりました。イベントや仕事でいろいろな方と出会う機会が本当に多く、人見知りしてられない!仲良くなりたい!となりました。

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ー元旦の隠岐神社。ぜんざい配りのお手伝いをしました。

また、大人の島留学生として島に戻ってからは社会人のみなさんとの交流や食事をすることも増え、またそこでコミュニティーが広くなっていっているように感じます。

4つ目は人の目を気にするようになりました。小さな島なので、町には関わりのある方がたくさんいらっしゃったり、同じ地区内では顔も家も覚えてくださったりします。そのような方々に、悪い印象を与えたくなく、いい人に見られたいので、自分の行動がどうみられるかを気にするようになりました。

商店でばったり会うとき、デートするときはちょっぴり恥ずかしいかと思います。気を抜いている姿を見られるのは気恥ずかしいですよね。

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また、大人の島留学生、島前高校生など、集団の一員である自覚を持っていないといけないと思っています。自分の行動は、ときには、その集団の代表として見られることもあるので、気を付けています。

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移住を検討されている方へ

ここ15年ほどで750人以上の方が移住され、そのうち350人以上が現在も海士町で暮らしています。2021年4月は、特に移住された方が多く、85名以上の方が来てくださっています。

島に仕事があるから島に来て暮らすというよりも、島の宝探しをしに、そして島のために何か役立ちたい、島に貢献できる何かに挑戦してみたいという強い意志を持っている人が集まっているように感じています。

そのような志が人へ人へと伝わっていき、海士町がより活気づいていっているのではないでしょうか。

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Iターンされた方だけでなく、もともと海士町で暮らしている方やUターンされた方、海外の方など、多様な方に会えることが海士町らしさだと感じています。

また、島を離れても海士町のことを応援してくださる方や、私のように再び島で暮らす方もおり、島を離れても海士町との関係が続いているところが、魅力の1つだと思います。

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「ないものはない」とは

「ないものはない」は、海士町が大切にしている言葉です。「ないものはない」には2つの意味が含まれていて、「ないけれどそれで良い」という意味と「大切なものはすべてある」という意味です。

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▶「ないものはない」のウェブサイトはこちら

「ないものはなくてもいい」「ないからこそ良い」という価値を大切にしながら、本当に大切なモノゴトは海士町に揃っていることを表しています。

「ないものは自分たちで作り出そう」ということも大切にしています。映画館はないけれど手作りで上映したり、みんで楽しめるお祭りやマルシェをする企画を作ったりと新しくイベントなどを作っています。

離島というハンデを楽しむ姿勢が海士町では当たり前にあるように感じます。

最近では、海士町らしいマルシェの開催や、中止になってしまった綱引き大会の替わりに釣り大会の開催などがありました。

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「自立・挑戦・交流」×「継承・団結」

海士町役場の経営指針は、「自立・挑戦・交流」×「継承・団結」です。交流することを大事にし、挑戦したいという熱い意志を持つ人の背中を押すような町であると思います。

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また、その場限りではなく、海士町と関わってくださる方とのご縁を途切れさせないようにすること、第一次産業や民謡、方言など海士町の伝統を残していけるよう、継承することを大事にしている島でもあります。

文化の継承という点では、今年、後鳥羽上皇遷幸800年を記念した大きなイベントがあります。

後鳥羽上皇遷幸800年
承久の乱(1221 年)で、鎌倉幕府軍に敗れた後鳥羽上皇はご配流の身となられ、海士町の崎にご到着されました。今年でちょうど800年という月日が経ちます。800年を記念して、9月に島一周神輿渡御を、10月に隠岐神社大祭を開催されます。

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ー後鳥羽上皇が初めに到着された崎地区

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ー宿を探す間、お座りになられていたという御腰掛の石

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ー夜を明かした三穂神社

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海士町役場の最近の取り組み

次に海士町役場の最近の取り組みをご紹介します。

半官半X
2021年の4月から海士町役場では半官半X特命担当を配置しました。「半官半X」とは、役場職員が公務員としての仕事(官)だけでなく、現場に足を運び、町民とともに様々な仕事(X)をし、語り合う中で現場の課題を一緒に解決する力を身に着けていくことを目的とした働き方です。

役場職員と聞くと、役場内での勤務が多いイメージを持ってしまうかもしれませんが、半官半Xは現地に足を運び、町の声を直接聞くことができるため、いろいろな取り組みにつながっていけるのかもしれません。

海士町では半官半Xの求人も行っています。みなさまからのご応募お待ちしております。


#離島にもっと若者の還流を
取り組みの一つとして、大人の島留学、島体験というプログラムを実施しています。離島にもっと地元の子が戻ってきたり、若者がIターンとして来てもらうことを目的に、離島に来るハードルを少しずつ低くしていこうと活動しています。

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ー研修の休憩時間にて。のんびりも大切です!

私も大人の島留学に参加させていただいていますが、島に帰れる一つの方法として、不安なく来ることができました。大人になって島で暮らすということをイメージしやすくなりました。

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私が海士町の好きなところ

約3年半海士町で暮らしてきた中で、一番見たものは海です。どんな時も絶対欠かさず、目に飛び込んできます。写真フォルダーには同じ海、だけど表情が違う海がたーっくさんあります。

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きれいな景色を見に、ドライブすると必ず牛に出会います。明屋海岸に行くときも、日須賀の海を見に行くときも、崎地区に住む友達に会いに行くときも、必ずいます。牛がいることに馴染みすぎていて、あ、牛いたんだ!とびっくりすることもあります。

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田んぼを見ることも好きで、通勤中に毎日見ています。図書館から見える田んぼが特に好きで、本を読んでゆったりしているのに加え、田んぼまで見えるとストレスが飛んでいきます。

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島民のみなさんがたくさん話しかけてくださる所に特に温かさを感じます。大人の島留学の活動の中で空き家清掃をしていたときに、その地区のみなさんが様子を見にきてくださったり、話しかけてくださいました。気軽に近況を話し合えることも魅力です。

また、小中高生たちは、自転車ですれ違う時にさえも挨拶をかかさずしてくれます。挨拶でこんなにも心が温かくなるとは思わず、また小中高生と距離が近くなったようで心地いいです。島全体が一つのコミュニティーと実感しました。

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まとめ

離島に住むことはなにかとハンデになったり、不便なことも、ないものも多いですが、ないから一緒に作ろうという仲間にも出会えるかもしれません。多様な方々が暮らし、島でしか出会えない経験があります。

挑戦したい方、新しい自分に出会いたい方にぜひ来ていただきたいです。

まずは一度来てみて海士町の魅力に気づいていただけたらと思います。
海士町で数日間過ごすオープンアイランドや、3か月の島体験、求人もございます!ぜひ海士町で暮らしてみませんか?


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【海士町公式LINE】島との距離は離れても、 気持ちはいつも近くに

ありがとな~まめにしとっかえ?(元気にしてる?)
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教育の魅力化など様々な取り組みを推し進める【挑戦の島】海士町。島根県隠岐諸島に位置し人口は約2,250人。海・山・田畑のそろった自給自足のできる半農半漁の島です。2011年に【ないものはない】宣言。https://naimonowanai.town.ama.shimane.jp/