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海士町内の小学生と一緒につくったテーブル~新庁舎リメイク家具ストーリー~

2024年11月に新しくなった海士町役場。その空間を彩っているのがユニークな家具たち。海士町役場新庁舎魅力化プロジェクトのリメイク家具チームによって生まれ変わったリメイク家具にまつわるエピソードをご紹介します。


小学生向けのワークショップを行いました

海士町役場新庁舎魅力化プロジェクトでは、海士小学校・福井小学校の授業にて、家具づくりのワークショップを計2回開催しました。

海洋漂着プラゴミをアートに

一度目は、「海洋漂着プラゴミ」を使ったタイルの制作。「ゴミってなんだろう?」という問いから、子どもたちと一緒に環境問題・ゴミ問題を考えて、作業スタート。

海岸から拾ってきたプラゴミの中から、思い思いの色、形を選び取り、モルタル(セメント)に埋め込みました。一体どんな作品が完成したのでしょう?

ゴミってなんだろう?
小さく切ったプラゴミの山から、好きなものを選んでもらいました


野草のスタンプワークショップ

二度目のワークショップでは、島内のホテルで使われなくなった布団カバーに、隠岐神社付近の野草を用いて模様を付けました。隠岐の豊かな自然を生かし、身近な素材を使ったものづくりに挑戦。

「里山から里海へ自然が繋がる」ことをイメージして、葉の模様の向きや色を工夫しました。子どもたちそれぞれが選び取ったこだわりの葉っぱ模様は、新しい役場の家具にどのように活かされたのでしょうか?

模様付けの様子

今回、海士町内の小学生と一緒に作った、タイルと葉っぱアートはリメイク家具チームによってスタンディングテーブルと葉っぱテーブルに生まれ変わりました!


あま丸船スタンディングテーブル

「海洋漂着プラゴミ」を使ったタイルは、たくさん並べて、テーブルの天板になりました。「あま丸船(家具)」の中にあるスタンディングテーブルです。

海で見つけた「ゴミ」でできているとは思えないような、色鮮やかで素敵なタイルが完成しました。みんなで楽しく作業をしながら、「ゴミ」を資源として生まれ変わらせることができました。

小学生が作った可愛いテーブルとしてはもちろん、ゴミ問題に考えを巡らせる家具として、大切に使っていきたいですね。

完成したタイル


議員控室の葉っぱテーブル

葉っぱ模様の布団カバーは、議員控室の大きなテーブルの天板に使われました。土台になった机は、福井小で使われなくなって、倉庫に片づけられていたものです。

完成した葉っぱ模様のテーブル
福井小の倉庫で見つけた机

捨てられてしまうはずの布団カバーと、役目を終えて眠っていた6つの机が、子どもたちの手が加わって新しい姿に生まれ変わりました。
新しい役場の2階に行く際、階段を上がって左手の議員控室が空いていれば、ぜひテーブルを見に寄ってみてください。

今回、小学生と家具づくりを繋いでくださった海士町教育コーディネーターの銭谷郁さんから、コメントをいただきました。


この新庁舎のタイルや家具づくりに携わった子どもたちのなかで、もしかしたら将来ここで働く子が出るかもしれません。そんなときにふとワークショップを思い出してくれたら嬉しいな♪と思います!


役場職員の木工マグネット

小学生向けワークショップの傍ら、島民ホールの反対側では役場職員向けの新しい役場の説明会が行われていました。
せっかくならと、説明会後の時間を少しいただき、役場職員にも「端材マグネットづくり」の体験をしてもらいました。

ここから好きな端材を選びます

使ったのは、旧村越工務店に残っていた地マツ、米マツ、元々大黒柱だったサクラ、倒木していた楠とタブなどから取れた端材です。
選んだ端材を好きな大きさや形に切ったり、磨いて角を取ったり。海士町章の焼き印やスタンプ、それから過去の戸籍業務で使っていた活版印刷用の活字を用いて、表面をデザインしました。

町章の焼き印が人気でした

作ったマグネットは、各職員が個人で使用するものもあれば、しゃばりばのホワイトボードに貼ってあるものもあります。しゃばりばに来たら、ぜひ探してみてくださいね。

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