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海士町へ2度目の移住をし、1年で100の記事を書いて感じたこと。

みなさん、こんにちは。
大人の島留学に参画し、海士町役場 総務課で情報発信業務(主にライティング)をしている嘉根です。

昨年(2021)の4月にはじめて書いた記事の中で、「1年間で100本記事を書く!」と宣言してから約1年。この記事がちょうど100本目の記事となりました。


人生ではじめて目標を掲げたこの1年。「100本の記事を書きたい!」と言い続けながら、たくさんの記事を海士町noteに綴りました。

ときには、上手く書けないと悩んだり、締め切り間近だ!と焦ったり、様々なことがありましたが、無事に今日を迎えることができて、本当にうれしいです。

100本の記事を達成できたのは、海士町noteを読んでくださっていたみなさんのおかげです。いつも海士町noteをご覧いただき、ありがとうございます。

100本の記事を書かせていただいた振り返りと、今後についてお話しさせていただきたいと思います。


100本の記事をご紹介!

約1年間で、書かせていただいた100本の記事をご紹介します。3、4日に1記事を掲載するペースでした。海士町noteのほかにも、#離島にもっと若者の還流をnoteや、広報海士、プレスリリースなども担当しました。

▼1本目から50本目の記事はこちらにまとめています。

【51】人口よりタヌキが多い知夫里島。
【52】このまちで育った子どもたちに隠岐の海のすばらしさを伝えたい。  (未来共創基金 海が好きになるマリンボート事業
【53】食べれるしゃもじ、踊れるサブレーができるまで。
【54】書籍『進化思考』の授業が、将来の選択の助力になりました
【55】11月の海士町 特集:海士町の催しもの
【56】ミニライブラリー巡り‐DAY3‐
【57】ナマコ事業をきっかけに持続可能な漁業に切り替えていく
【58】自分の好きが確信に変わる【わたし、島で働く。】
【59】島での3ヶ月をより充実させるために!
【60】生活も仕事も全部が繋がっている【わたし、島で働く。】

【61】海士町の伝統と芸術をまるごと!!
【62】ないものはない!島らしさがつまったハンバーガーができました。
【63】島のコミュニティを大切にしながら【わたし、島で働く。】
【64】仲間と共に、大人と共に、地域と共に、意志ある未来を創る
【65】ありのままであることに惹かれる
【66】海士町のあの人を知る再発見の旅
【67】【挑戦×交流】2022年は国内離島へ!7泊8日の「冬のお試し島留学」を開催します。
【68】12月の海士町 特集:隠岐島前高校
【69】今までの経験を生かせる仕事【わたし、島で働く。】
【70】大人の島留学生が出張に行って得た気づき

【71】世界に一つだけのルアーを作ろう!
【72】船が欠航!?海士町に行けないときの過ごし方
【73】11人の足跡【島体験 最終報告会】
【74】主体的に行動していく【わたし、島で働く。】
【75】地区ごとに見どころあふれる恵比須祭りに行ってきました。
【76】1月の海士町 特集:離島にもっと若者の還流を|ないものはない 海士町公式 note
【77】島での経験がいつかどこかで活かされると確信しています【わたし、島で働く。】
【78】「食」の過程を知ることで【わたし、島で働く。】
【79】大学で学んだことを活かしながら、0から1を作る【わたし、島で働く。】
【80】島前地域をつなぐオンライン交流会を行いました。

【81】【海士町役場】【挑戦×交流】2022年は国内離島へ!1年間もしくは3か月間、100名の仲間たちと「大人の島留学」に挑戦してみませんか?
【82】教育だより「町内小学校のICT活用」
【83】海士町をぎゅ~と詰め込んだオススメの動画を集めました。
【84】官と民から水産業を知る【わたし、島で働く。】
【85】苦手なことにもポジティブな気持ちで挑戦する【わたし、島で働く。】
【86】地域通貨でまちを守りたい【わたし、島で働く。】
【87】ずっとご機嫌に、ずっとナチュラルに、そのままの自分で働くことができる。【わたし、島で働く。】
【88】まずは出店する自分たちが楽しむこと。日常を彩る島のマルシェ
【89】島の暮らしを支えるヒーローのような仕事【わたし、島で働く。】
【90】その場限りの関係じゃ終わらない「つながり」【わたし、島で働く。】

【91】島にいると居心地が良い【わたし、島で働く。】
【92】海士町の自然、食材、仲間。すべてがチームとなって届ける学校給食
【93】2月の海士町 特集:地産地消
【94】運用1年を振り返る。海士町noteの裏側全部!
【95】自分で育てた「もち米」で作る本みりん「海士の本みりん 儘(mama)」
【96】農業という環境に、贅沢に関わった1年間だった
【97】3月の海士町 特集:いわがき春香
【98】「今日も生きてる」って思う日々の連続でした
【99】人に巻き込まれ、人を巻き込んでいくと見えてきた私のこと
【100】この記事です!


100本の記事を書くことができました

「100本書く!」と宣言した当初。本当に書ききれるだろうかと不安でしたが、実際にはあっという間で、いつの間にか100本目に到達していたような気がしています。

100本を達成して感じたことは、ただただ書くのが楽しいということでした。どのインタビューをさせていただいても、その人の人生を踏まえた選択をされている。その人らしい価値観もひっくるめて、イベントや商品に想いか込められていることに気づきました。

海士町のみなさんから依頼をいただいたり、来月まで記事の予定が決まっていたりと、海士町に関するたくさんの記事を書かせていただき、時間を忘れるくらい、書くことが楽しかったです。

夕暮れどきの海士町

100本の記事のほとんどがインタビューさせていただいた記事になります。この1年間はこのような流れで記事を掲載してきました。

■インタビュー記事をつくる流れ 

①インタビュー
②文字おこし
③大まかに流れを作る
④細部まで作る
⑤関係者確認
⑥掲載

特に私は、④の大まかに流れを作ることが好きでした。インタビューさせていただいた素敵なお話を、どういった順番で伝えるのが伝わりやすいのか、どうすれば取材させてくださった方に気に入っていただける記事にできるのか、それを考えている時間が私の仕事の特権で、ワクワクする部分の1つでした。

同時に、挑戦のきっかけや、長い年月をかけて積み重なった想いをお聞きし、自分の力で伝えなければいけない緊張感のある仕事でした。


1年間の経験

今回は1年間をざっと振り返ってみました。上手く筆が進む月もあれば、悩む月もあったな思います。

この1年間記事を書かせていただいたことで、集中して記事を書けるよう早寝早起きをするようになったり、ちょっとしたLINEやメッセージもライティング業務をしている身として気を引き締めたり、普段からの生活にも少し変化が出てきました。

大きな転機は11月。「食べれるしゃもじ、踊れるサブレーができるまで。」という記事を書かせていただいたことが大きな経験でした。これまでは、自分らしさとは何か、私が書く私らしい記事がわからず迷子に。


しかし、取材させていただいているときに、あましゃもじを手掛けている大野さんのお人柄がとても素敵で、そのお人柄があましゃもじにも詰まっていて、この記事では、大野さんらしさを表現することがキーになるのかなぁと、ふと感じました。

それ以来、自分らしい記事を考えることは手放し、インタビューをさせてくださった方らしい記事をつくりたい。そう思えたきっかけでもありました。

12月には、当初からの夢だったnoteさんの「今月の注目記事」に選んでいただきました。まさか選んでいただけるとは思っておらず、こんなにもみなさんに見ていただくことができてうれしかったです☺


 ハンバーガーの記事は海士町noteをご存知ない方にも見ていただく機会になったことで、どういう方がどんな気持ちで読んでくださっているのかを意識するようになりました。私が書いた記事が、色々な人の目に届いていることを実感し、改めて責任感を持つこともできました。

また、私のことを知らない方に記事を評価していただけたことはこれからの励みになりました。いつかまた今日の注目記事に選んでいただけるよう頑張りたいと思います!


飛び跳ねるほどうれしかったこと

 1月から来島した島体験生の石川さんが、私と一緒にnoteを担当することになりました。私が行ったインタビューをたまたま見ていただいたことをきっかけに、「ライティングをやってみたい!」と思ってくださったそうです。自分の仕事がだれかの「やってみたい!」に繋がったことが、すごくうれしいです☺

また、島のみなさんに100本の記事を書くことを応援してくださりうれしかったです。会うたびに、「今、何本目まで書いたの?」と気にかけてくれて、その言葉が力になり、絶対成し遂げなきゃ!と良い焦りとなって、振り返ることができました。

記事を書くことを通して、島という小さな地域だからこそ、みなさんの声が聞こえるところが、島の好きなところだと気づきました。

100本を応援してくださる声も、素敵な記事だったとほめてくださる声も、全部が力になっていました。たぶん、都会で書いていると、こんなにも直接感想をいただくことは、なかなかないと思います。

以前、「読みやすくて、やわらかい言葉を選んでるから、嘉根さんが書いた記事すぐわかるよ!」との言葉をいただいた時は、私にも私らしい文章が書けているんだと、初めて知ることができました。

自分らしい記事ってどんなものなんだろうと思っていたけれど、いつのまにか、自分らしさが出ていたようで、すごくうれしかったです。

離島する船の上から


これから

当初は3月末までに100本の記事を書き、仕事を終える予定でしたが、4月からは島を離れ、リモートワークというかたちで引き続き海士町noteで記事をつくっていくことになりました。

ライティング業務をはじめたころは、全力でいただいた仕事をこなす、ことを目標にしていたものが、1年経った今、学業と両立しながら仕事を続けられることがとてもうれしいです。

たった一言から出会ったお仕事ですが、2年目へと続けていく機会をいただき、これからもしかすると生涯続ける仕事になっていくのかもしれません。

将来も続けていきたい仕事に出会えてうれしいですし、続けていきたいと思えるほど、この1年間を通して素敵な方々のお話を聞くことができて幸せでした。

これからもどうぞよろしくお願いします!

島との距離は離れても、気持ちはいつも近くに